妊娠週数はどのように計算しますか?【妊娠週数の計算方法】

結論ですが、

妊娠週数は、基本的には「最終月経開始日」から計算しますが、「排卵日」「赤ちゃんの大きさ」などから修正して算出することもあります。

この記事は「妊娠週数の計算」について疑問に思うヒトに向けて書いています。
医療・健康に関する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「妊娠週数の計算方法」についてわかります。

妊娠週数ってどのように計算しますか?

このような疑問にお答えします。

妊娠週数を計算することは、妊娠中の管理をする上でとても重要です。

妊娠週数によって、妊娠初期・妊娠中期・妊娠後期に分かれています。
それぞれの時期に、起こりやすいリスクをあらかじめ想定した上で、診察や検査などがおこなわれます。
妊娠週数に応じた周産期管理というものが、安全に妊娠出産をするためにとても重要になるのです。

また、「中絶すること」になった場合に、「妊娠週数」によっては中絶手術を受けられないということも出てきます。
日本では妊娠22週を過ぎると中絶手術を受けることはできず、中絶手術を受けられるのにはタイムリミットがあります。

そんな大切な妊娠週数ですが、どのように計算するのですか?

ということで、今回は「妊娠週数の計算方法」について説明したいと思います。

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この記事のまとめ

1.最終月経開始日から

妊娠週数は、基本的には、最終月経開始日を「0週0日」として計算します。

最後に月経が始まった日つまり「最終月経開始日」を「妊娠0週0日」とします。
この日を基準にして、「妊娠何週何日」なのかを数えていきます。

月経周期が28日型で、排卵周期も規則的に来ている人を想定すると…
妊娠2週0日が「排卵日」、妊娠4週0日が「次の月経予定日」、そして妊娠40週0日が「分娩予定日」に当たります。
実際には、次の月経予定日から1週間くらい遅れたタイミングで妊娠検査を行うことが多いため、妊娠5-6週頃に受診される妊婦さんが多いです。

妊娠週数は、基本的には、最終月経開始日を「0週0日」として計算します。

2.排卵日から

妊娠週数は、排卵日を「2週0日」として計算することもあります。

妊娠週数は、基本的には最終月経開始日から計算することが多いです。
しかし、月経周期が不規則な人、排卵のタイミングがズレた場合などによって実際の妊娠週数がズレてしまう場合があります。

最終月経開始日からの計算では妊娠週数がズレてしまうことがあります。
タイミング法や人工授精、排卵誘発などの不妊治療を行っている場合、エコー検査で「排卵日」が判明している場合が多いです。
そのような場合は、排卵日を「妊娠2週0日」として、妊娠週数を計算することになります

妊娠週数は、排卵日を「2週0日」として計算することもあります。

3.胎児の大きさから

妊娠週数は、胎児の大きさから修正して算出します。

妊娠週数は、基本的には最終月経開始日を「0週0日」として計算しますが、月経が不規則だったり、排卵日がズレるなどが原因で実際の妊娠週数とズレてしまう可能性もあります。

そのため、赤ちゃんの大きさを測定して、そこから算出される妊娠週数とズレがないか確認します。
「CRL」(頭殿長)という赤ちゃんの頭からお尻までの距離を測ったり、「BPD」(頭横囲)という赤ちゃんの頭の横幅を測ったりします。

実際には、おおよそ妊娠8週頃に、「最終月経開始日からの妊娠週数」と、「赤ちゃんの大きさからの妊娠週数」をみて、妊娠週数を確定して、分娩予定日が計算されます。
あまりに妊娠週数が早すぎると、赤ちゃんのCRLを測定することが出来ないため、妊娠8週以降に決められる場合が多いです。
また、あまりにも妊娠週数が行き過ぎてしまうと、CRLの測定が困難となるため、BPDで妊娠週数が計算されます。

なお、「妊娠40週0日」にあたる日が「分娩予定日」となりますが、この日ちょうどに赤ちゃんが生まれることは実際には少ないです。

妊娠週数は、胎児の大きさから修正して算出します。

まとめ

今回は「妊娠週数の計算方法」について説明しました。

この記事によって、「妊娠週数の計算方法」について知ることができ、一人でも多くの人の役に立つことを願っています。

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