「ADL」って何ですか?【介護や健康のあれこれ】

結論ですが

「ADL」とは、日常生活の基本的な動作のことをいい、生活のサポートがどの程度必要かの目安となります。

この記事は「健康に関心のある」ひとに向けて書いています。
「ADLってたまに聞くけどなんだろう?」という疑問が解決できればと思っています
この記事を読むことで「ADL」についてわかります。

医療関係者の会話の中で

  • 入院して「ADL」が低下した。
  • ADLが低いなど言うことが多いです。
  • ADLを回復しないと退院できない

などいうことが多々あります。

あなたは「ADL」と聞くとどんなイメージを持ちますか?


ADLって初めて聞きました!!という人もいれば、
アルファベットの略語で毛嫌いする人が多いでしょう。

なんとなく高齢者で介護が必要な人に使うのかな!?
車いすが思い浮かぶ!

などのイメージを持つかもしれません。

「ADL」ってなんだろう?
この疑問にお答えします。

今回は「ADL」について説明していきたいと思います。

この記事のまとめ

  • 「ADL」とは、日常生活を営む上で必要となる基本的な動作のことをいいます。
  • 「ADL」は、「身の回りの動作」「移動動作」「生活関連動作」という3つの観点があります。
  • 「ADL」には、「着替え」「食事」「移動」「トイレ・排泄」「入浴・整容」などの項目があります。
  • これらの動作ができなくなったときに「ADLが低下した」と表現します。

ADLとは

ADLとは

あなたは「ADL」(エーディーエル)という言葉はご存知でしょうか?
「ADL」とは、「Activity of Daily Living」の略語であり、直訳すると「日常生活動作」ということになります。
「ADL」とは、日常生活を営む上で必要となる基本的な動作のことをいいます。
病気や加齢などによって、介護が必要になる人が、どの程度生活のサポートが必要なのかの目安となります。

ADLを意識する場面

ふだん、我々は「日常生活を営む上で必要となる動作」を自然とおこなっています。
あまりにも自然におこなっているので、普段は意識することはないかと思います。
しかし、病気や加齢によって、日常生活を送るのが難しくなってきたときに、「日常生活を営む上で必要となる動作」が何なのか意識させられます。
病気などになったときに、普段健康であることがいかに大切なのか思い知らされるのです。
また、自分の家族や大切な人が、病気や加齢によって介護が必要となったときに「ADL」というものが意識させられます。
では、具体的に「ADL」にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

ADL

「ADL」は、日常生活を営む上で必要となる基本的な動作です。
具体的に、「身の回りの動作」「移動動作」「生活関連動作」3つの観点があります。
順にみていきましょう。

身の回りの動作

朝起きてから、夜寝るまでの間の一日の行動の流れを思い出してください。
「決まった時刻の起床」「着替え」「整髪」「洗顔」「食事」「排泄」「入浴」「決まった時刻の就寝」などが「身の回りの動作」になります。
清潔に規則正しい生活を送るのに必要な動作になります。

移動動作

家の中や、家の外に外出するときに体を移動させるかと思います。
足・腰などが悪い場合には、自分で立ち上がったり、歩行することが困難になってしまいます。すると、家の中の移動や外出する場合に何かしらのサポートが必要となります。

生活関連動作など

生活を営む上で必要となる動作のことです。
とくに「料理」「洗濯」「そうじ」などの家事全般が「生活関連動作」にあたります。
その他、「交通機関の利用」などが「ADL」に含まれます。

これらが「ADL」にあたります。
病気や加齢によって、これらの動作のひとつひとつが出来なくなった、あるいは時間がかかるようになると「ADLが低下した」と表現されます。

ADLの覚え方

「ADL」には多くの項目があります。
医療関係者が大まかに「ADL」をつかむために、「ADL」の項目を頭にいれておく必要があります。やや不吉ではありますが、「ADL」は「DEATH」と覚える方法があります。
これは
「Dressing」(着替え)
「Eating」(食事)
「Ambulation」(移動)
「Toileting」(トイレ排泄)
「Hygiene」(入浴・整容)
の頭文字です。

「Dressing」(着替え)

人が着替えるためには…
その気温・気候にあった衣類を準備すること。
ボタンをしっかりとかけること。
ファスナーを忘れずに締めること。
くつの左右を認識すること。
くつひもを縛ること。
などいくつか克服しなければならない動作があります。

「Eating」(食事)

食事をするためには…
食事を認識すること
スプーンやはしで食事を口にもってくること
しっかりと噛むこと
しっかりと飲み込むこと
などあります。

その前段階では、
食材を買うこと
料理・調理をすること
盛り付けすること
など食事の準備が必要になります。

「Ambulation」(移動)

人が移動するには
横になる
立ち上がる
座る
歩く
などの体位変換や動作が必要です。
歩くのが困難な場合には「歩行器」「車いす」などの補助が必要となります。

「Toileting」(トイレ排泄)

「排尿」「排便」をするには
まず尿意や便意を感じる
トイレに移動する
排泄する
排泄後の処理ができる
必要があります。
トイレまで移動できない場合には、「ポータブルトイレ」を利用したり
排泄が困難な場合には「オムツ」が必要だったりします。

「Hygiene」(入浴・整容)

からだを清潔に保つ、人前でも大丈夫なように身なりを整えることが必要です。
ねぐせなどを直すのに髪を整えること
めやになどをキレイにする洗顔
からだを清潔に保つ「入浴」
などが当てはまります。

まとめ

  • 「ADL」とは、日常生活を営む上で必要となる基本的な動作のことをいいます。
  • 「ADL」は、「身の回りの動作」「移動動作」「生活関連動作」という3つの観点があります。
  • 「ADL」には、「着替え」「食事」「移動」「トイレ・排泄」「入浴・整容」などの項目があります。
  • これらの動作ができなくなったときに「ADLが低下した」と表現します。

高齢化社会の中、高齢者をサポートする仕組みが必要です。
人は誰でも年齢を重ねると、身体機能や認知機能が低下していきます。
そして、日常生活を送るのが難しくなって、介護が必要となります。

その介護がどの程度必要なのか判断するために「ADL」というものが重要になります。

自分は若いから大丈夫だと思っていても
事故や病気などによって、「ADL」が下がってしまうこともあります。

病気になった時に「健康であることの大切さ」を知るのです。

若い人は、病気を予防する知識をつけて、病気になりにくい体、健康で生きるために行動をしていきましょう。
少しの行動の変化が、将来的に大きな違いになります。
このブログでも「予防医学」「健康増進」という2つを軸にして情報を発信したいと思います。

この記事によって「ADL」の理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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