新型コロナウイルスワクチン接種の注意点は?

結論ですが、
新型コロナウイルスワクチンは、原則「2回接種」であり、「mRNAワクチン」であり、「筋注」であり、接種後の経過観察が必要です。

この記事は「新型コロナウイルスワクチン」について知りたいヒトに向けて書いています。
くすりの疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています
この記事を読むことで「新型コロナウイルスワクチンの接種」についてわかります。

新型コロナウイルスワクチンを接種したいですが、注意点はありますか?

このような疑問にお答えします。

新型コロナウイルスの世界的な流行の影響によって、非常に注目を浴びている「ワクチン」です。

これからの季節「インフルエンザワクチン」だったり、
妊活中の女性では「風疹ワクチン」「MRワクチン」など実にさまざまなワクチンを接種するか悩むでしょう。

実際に「新型コロナウイルスワクチン」を接種したいですが、どのような点に注意すればいいですか?

ということで、今回は「新型コロナウイルスワクチン接種の注意点」について説明します。

この記事のまとめ

1.新型コロナウイルスワクチンとは

「新型コロナウイルスワクチン」は、「新型コロナウイルス」の感染を予防するために使われる「mRNAワクチン」です。

「新型コロナウイルスワクチン」は、「新型コロナウイルス」の感染を予防するために使われます。感染自体を予防するだけでなく、万が一感染してしまった場合に重症化を防ぐ効果もあります。
とくに、感染が重症化しやすい高齢者や妊婦に対して、接種を積極的にすすめております。

2.新型コロナウイルスワクチンの接種間隔

新型コロナウイルスワクチンは、原則「2回接種」であり、各製剤会社による種類によって決められた間隔を守る必要があります。

ファイザー社

2回目の接種は、1回目接種から「3週間後」に接種します。

武田/モデルナ社

2回目の接種は、1回目接種から「4週間後」に接種します。

アストラゼネカ社

2回目の接種は、1回目接種から「8週間後」に接種します。

3.新型コロナウイルスワクチンの異なるワクチンとの接種間隔

新型コロナウイルスワクチンは「mRNAワクチン」です。
そして、ワクチンは他にも「注射生ワクチン」「経口生ワクチン」「不活化ワクチン」などあります。
mRNAワクチンの代表である「新型コロナウイルスワクチン」では、他のワクチンを使用する場合には、使用の前後に「中13日以上」の間隔をあける必要があります。

mRNAワクチン(新型コロナ)→注射生・経口生・不活化ワクチン

先に「mRNAワクチン(新型コロナ)」を接種した場合には、次に「注射生ワクチン」「経口生ワクチン」「不活化ワクチン」などの他のワクチンを接種する場合、「中13日以上」の接種間隔を空ける必要があります。

注射生・経口生・不活化ワクチン→mRNAワクチン(新型コロナ)

先に「注射生ワクチン」「経口生ワクチン」「不活化ワクチン」などのワクチンを接種した場合、次に「mRNAワクチン(新型コロナ)」を接種する場合、「中13日以上」の接種間隔をあける必要があります。

4.新型コロナウイルスワクチンの注射方法

新型コロナウイルスワクチンの注射方法は「筋注」です。

新型コロナウイルスワクチンは、肩の部分の筋肉である「三角筋」の真ん中に筋肉注射をします。注射部位がずれないように手をだらっとおろした姿勢で注射を行います。

5.新型コロナウイルスワクチン接種後の経過観察

新型コロナウイルスワクチンを接種した後は「15分間」の経過観察が必要です。

ワクチンによる重い副反応は、ワクチンを接種してすぐに起こる場合が多いです。
また、注射による迷走神経反射などで意識を失い倒れるおそれが高い人などでは、接種後「30分間」ほどは体を預けられるような場所で、なるべく立ち上がることを避けて経過観察するようにします。
当クリニックでは、院内での「15分間」の経過観察を実施しております。