他院入院中患者の受診【3つのポイント】

結論ですが、

他院で入院中の方が受診した場合、「保険診療で」「処方内容の確認」「算定できるコスト」などのポイントがあります。

この記事は「医療事務」をおこなっているヒトに向けて書いています。
医療事務業務に対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「他院入院中患者の受診のポイント」についてわかります。

他院で入院中の患者さんが受診してきましたが、どうすればいいですか?

このような疑問にお答えします。

今回は「他院入院中患者の受診」について説明していきます。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

この記事のまとめ

 

1.保険診療で

他院入院中患者さんが受診した場合は原則「保険診療で」行います。

入院中の患者さんの受診は、ある程度の緊急性や重大性があるため行われます。
反対に、緊急性や重大性がなければ、退院した後に通常通り受診するのが一般的です。

入院中の患者さんが受診した場合には、がん検診・予防接種・美容注射など自費診療は行いません。
医療的に必要とされた保険診療で行います。

他院入院中患者さんが受診した場合は原則「保険診療で」行います。

2.処方内容の確認

他院入院中患者さんが受診した場合は「処方内容の確認」を行います。

患者さんの診察をして、必要があれば処方薬を出します。
このときに、入院中の病院で調剤が可能な薬剤に関しては、入院中の病院で処方することになります。
入院中の病院で調剤が出来ない薬剤に関しては、院内処方があればそれを利用したり、処方箋を発行することになります。

処方薬が必要な時には、入院先の病院に薬剤に関して確認するようにしましょう。

他院入院中患者さんが受診した場合は「処方内容の確認」を行います。

3.算定できるコスト

他院入院中患者さんが受診した場合は「算定できるコスト」を確認します。

入院中の医療費と重複してしまうため、医学管理・在宅療養・処方料・処方箋料(専門的な治療を除く)などのコストは算定することは出来ません。
ちなみに、入院中の患者が他院を外来受診すると、その日の入院量が15~70%の減算になります。よほどなことがない限り、入院中の他院への外来受診はさせないようにする病院が多いです。

また、出来高病棟と包括病棟によっても算定可能なコストが違ってきます。
以下の表で確認するようにしましょう。

まとめ

 今回は「他院入院中患者の受診」について説明しました。

この記事によって「他院入院中患者の受診」について理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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