結論ですが
鉄分が多く含まれる食品には、「レバー」「赤肉」「赤身の魚」などの動物性食品、「野菜」「豆類」「海藻類」など植物性食品などがあります。
この記事は「病気に関して疑問がある人」に向けて書いています。
病気に関するさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「鉄分を多く含む食品」についてわかります。
健康診断で「貧血」が指摘されましたが、どうすればいいですか?
このような疑問にお答えします。
貧血を指摘される人は多いです。
とくに、成長期にある人、激しい運動をする人、月経の量が多い女性など、貧血になりやすいです。
では、鉄欠乏性貧血といわれたらどうすればいいですか?
軽度の鉄欠乏性貧血であれば、ご自身の食事で改善される可能性があります。
では、どのような食事をすれば良いのか?
ということで、今回は「鉄分が多く含まれる食品」について説明していきます。
この記事のまとめ
鉄欠乏性貧血とは
鉄欠乏性貧血とは
鉄欠乏性貧血は、鉄が不足するために起こる貧血のことです。
血液中の赤血球を構成している「ヘモグロビン」というタンパクがあります。「ヘモグロビン」を生成するには「鉄」が欠かせないです。
その「鉄」が不足するために「ヘモグロビン」が低下し貧血となった状態のことを「鉄欠乏性貧血」と呼ばれます。
貧血とは
貧血とは、何らかの原因で赤血球が減少した状態のことです。
血液検査で「Hb」(ヘモグロビン)という項目をみて貧血かどうか検査します。
成人女性の場合では、ヘモグロビンの値がおおよそ「11(g/dl)」以下で貧血と判断されます。
鉄欠乏性貧血の治療
鉄欠乏性貧血の治療には「鉄分摂取」「鉄分の薬」「輸血」などがあります。
軽度な鉄欠乏性貧血であれば、食事などで鉄分を摂取することで治療を行います。
では、鉄分が多く含まれる食品には何があるのだろう?
「鉄分が多く含まれる食品」について順にみていきましょう。
鉄分が多く含まれる食品1:動物性食品
鉄分が多く含まれる動物性食品には「レバー」「赤肉」「赤身の魚」などがあります。
鉄には「ヘム鉄」と「非ヘム」があります。動物性食品には、体内への吸収率の高い「ヘム鉄」が豊富に含まれています。
具体的な食品でいうと、「豚レバー」「鶏レバー」「牛レバー」、「まぐろ」「かつお」「めざし」、「たまご」「あさり」「カキ」などが挙げられます。
鉄分が多く含まれる食品2:植物性食品
鉄分が多く含まれる植物性食品には「野菜」「豆類」「海藻類」などがあります。
鉄には「ヘム鉄」と「非ヘム」がありますが、植物性食品には、「非ヘム鉄」が主に含まれています。
具体的な食品でいうと、「こまつな」「ほうれんそう」「春菊」、「大豆」「えだまめ」「そらまめ」、「ひじき」などが挙げられます。
鉄分吸収を助ける栄養素:ビタミンC・B6・B12、葉酸
ビタミンCは、鉄分の吸収を助けてくれるため、鉄分と一緒に摂りたい栄養素です。
ビタミンCは「果物」や「野菜」などに多く含まれています。
具体的な食品でいうと、「オレンジ」「キウイ」「いちご」、「パプリカ」「キャベツ」などが挙げられます。
また、赤血球が作られるときには「ビタミンB6」「ビタミンB12」「葉酸」が必要になるので、それらの摂取も意識しましょう。
鉄分吸収を阻害する栄養素:タンニン、不溶性食物繊維、リン
「タンニン」や「不溶性食物繊維」「リン」などは、鉄分の吸収を阻害するため、摂りすぎないようにしましょう。
タンニンは、「紅茶」「コーヒー」「緑茶」などに多く含まれます。
不溶性食物繊維は「玄米」「おから」「ふすま」などに多く含まれます。
リンは「加工食品」(ハム・ソーセージ・練り物など)「清涼飲料水」「スナック菓子」などに多く含まれます。
まとめ
今回は「鉄分が多く含まれる食品」について説明しました。
医師に貧血を指摘されて、鉄分を多くとるように言われることがあります。
そんな時に、普段の食事で鉄分をとることを意識して貧血を改善していきましょう。
「医食同源」という言葉がある通り、食事と健康は密接に関わりがあります。
食事というのは、病気の治療にもなってくれるのです。
そして、日々健康的に過ごすためにバランスの良い食事を心がけるようにしましょう。
この記事によって「鉄分が多く含まれる食品」の理解が深まり、一人でも多くの人が健康的に過ごすことが出来ることを願っています。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/
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