結論ですが
片頭痛は、こめかみから目のあたりがズキズキと拍動して痛むことが特徴的な頭痛です。
この記事は「片頭痛」に悩まされているヒトに向けて書いています。
健康に関するさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「片頭痛」についてわかります。
片頭痛がひどいですが、どうすればいいですか?
このような疑問にお答えします。
片頭痛は、女性に多いです。
頭痛は、エストロゲンという女性ホルモンと関係があります。
実際、片頭痛の有病率は、男性にくらべて女性の方が約3倍多いです。
また、片頭痛では、とくに熱が出るわけでもなく、まわりからは理解がされにくいです。
仮病でさぼっているのでないかと、疑われるなんてことも…
片頭痛に悩まされていますが、どうすればいいですか?
ということで、今回は「片頭痛」について説明したいとおもいます。
この記事のまとめ
片頭痛とは
片頭痛
片頭痛は、こめかみから目のあたりがズキズキと拍動して痛むことが特徴的な頭痛です。
両側が痛む片頭痛もあり
片頭痛は、頭の片側が痛むことを由来しますが、頭の両側が痛むこともあります。
実際に、片頭痛の患者さんの4割程度は、両側の頭痛を経験しています。
片頭痛は若い女性に多い
片頭痛は、年間有病率が8.4%(疑い症例含む)と患者数は多く、とくに20歳代から40歳代の若い女性に多いです。
月経前から月経時にかけて頭痛が起こりやすく、エストロゲン(女性ホルモン)との関係性が指摘されていますが、男性にも起こります。
片頭痛の原因
片頭痛の原因は不明
片頭痛の原因は不明です。
しかし、顔面を走っている三叉神経の炎症や、脳の血管が拡張することによって頭痛が起こっていると考えられています。
片頭痛の誘発
片頭痛を引き起こすきっかけとなることがあります。
具体的にいうと、寝不足・寝すぎ・空腹・疲労・ストレス・大きな音・強い光・強いにおい・人混み・気圧の変化・湿度の変化・飲酒・喫煙などがあります。
また、女性であれば月経・排卵・出産・更年期などのエストロゲン(女性ホルモン)が変動する時に片頭痛が起こりやすいです。
片頭痛の症状
片頭痛の症状
片頭痛の症状は、片側あるいは両側のこめかみから目のあたりにかけて、心臓のリズムにあわせて脈打つようにズキズキと痛むことが多いです。
体を動かすと痛みが増して、吐き気・おう吐・下痢などの症状を伴うため、仕事や家事などの日常生活に支障を来すこともあります。
前兆
頭痛が起こる前に「前兆」をともなう場合があります。
キラキラした光が見える、ギザギザの光(閃輝暗点)などの「視覚性の前兆」が最もみられます。
また、頭痛がこれから来るかもという予感、眠気、気分の変調などは、前兆と区別して「予兆」とよばれます。
片頭痛の治療
トリプタン
片頭痛の治療では、片頭痛発作をおさえる「トリプタン」が使用されます。
トリプタンは、片頭痛の原因である三叉神経の炎症をおさえ、脳の血管を収縮する作用があります。片頭痛発作をおさえてくれるため、「トリプタン」が最も使われます。
ただし、高血圧・心疾患・脳血管障害・肝臓病などがある場合には、使えない場合があります。
NSAIDs
片頭痛の治療では、抗炎症薬である「NSAIDs」が一時的に使用されます。
三叉神経の炎症が片頭痛を起こしており、炎症をおさえる「NSAIDs」が使われます。
片頭痛への対応
片頭痛の発作時には、痛い部分を冷やし、こめかみを押さえるようにすると痛みが和らぎます。さらに、光や音などは避けて暗い静かな場所で過ごし、体を動かさないで安静にするようにしましょう。
片頭痛の予防
片頭痛は、過労やストレスによって起こりやすいため、それらをためこまないようにしましょう。また、片頭痛には「ビタミンB2」や「マグネシウム」が良いとされており、積極的に摂取するようにしましょう。
まとめ
今回は「片頭痛」について説明しました。
頭痛で悩んでいる女性は多いです。
とくに、20歳代から40歳代の若い女性で多いです。
仕事でバリバリ活躍される世代かと思いますが、片頭痛によって悩まされているケースは少なくないです。
頭痛に対してうまく対応することで、日々の生活をよりよく過ごせることにつながります。
この記事によって「片頭痛」について理解が深まり、一人でも多くの人に役に立って頂ければ幸いです。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
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