つわりの時の食べるポイント【9つ】

結論ですが

つわりの時の食べるポイントとして「葉酸を摂取する」「刺激物は避ける」「生ものは避ける」などがあります。

この記事は「妊娠している女性」に向けて書いています。
自身の健康への疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「つわりの時に食べるポイント」についてわかります。

つわりがしんどいですが、どのようなものを食べればいいですか?

このような疑問にお答えします。

妊娠をするとホルモンバランスの変化によって、様々な症状が起こります。
その中でも、吐き気などのつわりの症状で具合が悪くなる方は多いです。
とくに、妊娠初期の時期につわりがおこりやすいため、妊娠して最初の試練になることが少なくないです。

つわりで思うように食事が摂れないと、お腹の赤ちゃんへの栄養が心配になる方もいるかと思います。

では、つわりの時には、どのように食べると良いのでしょうか?

今回は「つわりの時の食べ物のポイント」について説明していきます。

まとめ

7.葉酸を摂取する

つわりの時の食べ物のポイントとして「葉酸を摂取すること」があります。

葉酸は、水溶性ビタミンの一つであり、ビタミンB群に属します。
葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸およびその派生物の総称であり、植物の葉に多く含まれることから「葉酸」という名称がつけられています。

葉酸は、ビタミンB12とともに赤血球をつくるのを助ける働きをします。
また、葉酸は代謝に関与しており、DNAやRNAなどの核酸の生合成やタンパク質の生合成を促します。細胞の産生や再生をサポートする役割もあるため、体の発育にとって重要な栄養素となります。
さらに、葉酸は細胞分裂や細胞の成熟にも大きく関わっているため、胎児の器官の形成や発育にとって重要となります。

母体が葉酸不足になると、胎児の神経管閉鎖障害や無脳症につながります。

これは、葉酸は細胞分裂や細胞の成熟にも大きく関わっているため、胎児の器官の形成や発育にとって重要な働きをしているためです。

つわりのときには、とくに葉酸が欠乏する可能性があり、積極的に摂取したいです。
葉酸を多く含む食品として、ほうれん草、ブロッコリー、小松菜などの緑黄色野菜、えだまめ、枝豆、いちご、焼き海苔、えのきたけ、卵黄、納豆、スモークレバー、レバーペーストなどがあります。

つわりの時の食べ物のポイントとして「葉酸を摂取すること」があります。

8.刺激物は避ける

つわりの時の食べ物のポイントとして「刺激物は避けること」があります。

つわりで食欲がないときには、食事の量が少なくなりがちなので、何でも良いので食べることができるものを食べることが重要です。

とくに、つわりの症状がひどいときには、消化管の機能が低下しがちです。

刺激の強い食べ物を摂取すると、胃腸が刺激されて消化液の分泌が促され、胃の不快感の原因になります。また、胃酸を多く分泌させるため、胃の粘膜にダメージを与えてしまいます。

つわりで胃腸が敏感なときは、刺激の強い食べ物をできるだけ控えましょう。

刺激が強いものとして、香辛料の強い食べ物(カレー粉、わさび、からしなど)、酸味の強い食べ物(酢、かんきつ類など)、味が濃すぎる食べ物、熱すぎたり冷たすぎたりするもの、コーヒー、アルコール飲料などがあります。

つわりの時の食べ物のポイントとして「刺激物は避けること」があります。

9.生ものは避ける

つわりの時の食べ物のポイントとして「生ものは避けること」があります。

妊娠中は、基本的には、加熱処理がされていない「生もの」は避けた方がいいです。
つわりの時は、消化管の機能が低下しており、体調不良で体力や免疫力も低下しているため、とくに「生もの」には注意した方がいいです。

とくに生肉の場合、トキソプラズマ、リステリア、サルモネラなどの感染症のリスクがあります。

トキソプラズマは、動物に多くみられる原虫で、成人の2-3割が感染しているといわれております。
健康な人が感染しても病気を引き起こすことは少ないですが、妊娠している人が初めて感染すると、胎児に視力障害・脳障害・精神運動障害などを来す「先天トキソプラズマ症候群」が生じる可能性があります。
トキソプラズマは、馬刺し・牛刺し・レバ刺し、ネコの糞などに含まれていることがあります。

リステリア菌は食中毒をひきおこす菌です。
健康な人においては、感染しても無症状の場合が多いですが、妊娠している人は健康な人の約20倍リステリア菌に感染しやすいといわれています。
妊娠中に感染した場合、「流産」「早産」「死産」につながったり、胎児に「髄膜炎」「敗血症」などの命に関わる感染症を引き起こす可能性があります。
リステリアは、ナチュラルチーズ(加熱殺菌されていない)、肉や魚のパテ、生ハム・スモークサーモンなどに含まれていることがあります。

サルモネラは食中毒を引き起こす菌で、妊娠中でなくても注意が必要です。
激しい下痢による脱水や、子宮収縮につながる可能性があり注意が必要です。
サルモネラは、生卵、加熱が不十分な肉などに含まれていることがあります。

つわりの時の食べ物のポイントとして「生ものは避けること」があります。

まとめ

今回は「つわりの時の食べ物のポイント」について説明しました。

この記事によって「つわりの時の食べ物のポイント」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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