結論ですが
パントテン酸は、水溶性ビタミンの一つであり、もともと酵母の成長を促進する物質として発見されました。
この記事は「健康に関心のある」ヒトに向けて書いています。
自身の健康への疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「パントテン酸」についてわかります。
パントテン酸ってなんですか?
このような疑問にお答えします。
そもそも、ビタミンとは、5大栄養素の一つであり、生物の体にとって必要な有機物のうち、炭水化物・タンパク質・脂質以外のものをいいます。
ビタミンは、ミネラルと同じように微量でも、その役割は重要であり、ヒトの体の中で三大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)の代謝を助ける働きをします。
なお、三大栄養素に「ミネラル」「ビタミン」をあわせて、五大栄養素とよばれます。
ビタミンは現在13種類あります。
水に溶けやすい水溶性ビタミン
ビタミンB1
ビタミンB2
ナイアシン
パントテン酸
ビタミンB6
ビタミンB12
葉酸
ビオチン
ビタミンC
脂に溶けやすい脂溶性ビタミン
ビタミンA
ビタミンD
ビタミンE
ビタミンK
に分けられます。
今回は、その中の「パントテン酸」について説明していきます。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/
まとめ
1.パントテン酸とは
パントテン酸は、水溶性ビタミンの一つであり、もともと酵母の成長を促進する物質として発見されました。
パントテン酸の欠乏により、ラットの成長が阻害されたり、ニワトリの皮膚炎が引き起こされることが明らかになり、ビタミンとして認識されるようになりました。
なお、パントテン酸は、「至る所に存在する酸」という意味で名づけられたというくらいであり、通常の食事では不足することはほとんどないです。
2.パントテン酸の働き
パントテン酸は、糖質や脂質の代謝を助ける働きをし、エネルギーを作るうえで重要な役割をします。
パントテン酸は、コエンザイムA・アシルCoA・アシルキャリアタンパク質・4-ホスホパンテテインの形で細胞の中に存在し、食品として摂取されると、パントテン酸にまで消化されて体内に吸収されます。
パントテン酸は、クエン酸回路や脂肪酸のβ酸化などの代謝系において、糖質や脂質の代謝を助ける働きをし、エネルギーを作るうえで重要な役割をします。
また、パントテン酸は体の中で起こるさまざまな酵素反応を助ける役割もします。
さらに、善玉コレステロールを増やしたり、ホルモン・抗体の産生などにも関わっています。
3.パントテン酸と症状
パントテン酸が不足すると、疲労感、食欲低下、便秘、めまい、頭痛、動悸、不眠などの症状、知覚異常、激痛、麻痺、臓器機能不全、成長停止などにつながります。
パントテン酸は、「至る所に存在する酸」という意味で名づけられたというくらいであり、通常の食事では不足することはほとんどないです。
しかし、パントテン酸が不足すると、細胞内の補酵素Aの濃度が低下するため、はじめのうちは、疲労感・食欲低下・便秘などの症状が現れます。
さらには、めまい・頭痛・動悸・不眠などの症状が起こり、進行すると知覚異常・激痛・麻痺・臓器機能不全・成長停止などが起こります。
なお、パントテン酸は、水溶性ビタミンであり、単独で摂りすぎてしまっても、尿中に排出されるため、過剰摂取による心配は基本的にはありません。
ただし、他の薬品と一緒にパントテン酸を大量に摂取した場合には、吐き気・食欲低下・腹痛を訴えた被験者がいること、動物実験で成長障害・下痢・脱毛などの健康障害が起こったという報告があります。
通常の食事では心配ないですが、サプリメントなどで摂取する場合には過剰摂取に注意をしましょう。
まとめ
今回は、「パントテン酸」についてみてきました。
健康的に過ごすために「日々の食生活」がとても大切です。
「食」は健康のためだけでなく、充実した日々を送ること、家族や友人などと有意義な時間を過ごすことなどにもつながるものです。
日々の生活の中で、「パントテン酸」が足りているか目をむけてみることをオススメします。
この記事によって「パントテン酸」についての理解が深まり、一人でも多くの人が健康的に日々の生活を送ることを願っています。
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