結論ですが
プラセボとは、本物の薬の形をしているが、有効成分が含まれていないものです。
この記事は「健康に関して関心のある」ヒトに向けて書いています。
健康に関する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「プラセボ」についてわかります。
プラセボって何ですか?
このような疑問にお答えします。
くすりを飲んだだけで安心した…
このような経験はありませんか?
有効成分が入っていない薬の形をしたものを「プラセボ」といいます。
くすりを飲んだと思うだけで、心理的な作用がはたらき、効果をあらわすということがあります。
これを「プラセボ効果」といいます。
有効成分が入っていない「プラセボ」を飲んだだけで、効果が出ることがあります。
ヒトって面白いですね…。
では、「プラセボ」っていったい何ですか?
ということで、今回は「プラセボの底力」について説明していきます。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
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この記事のまとめ
1.プラセボとは
プラセボとは、本物の薬の形をしているが、有効成分が含まれていないものをいいます。
プラセボは、薬として効果のない乳糖やデンプンなどを錠剤やカプセルのような形にして、薬のようにみせたものです。
プラセボは、日本語で「偽薬(ぎやく)」といわれます。
英語やフランス語では、「plasebo」といい、ラテン語の「私は満足するだろう」という言葉に由来しています。
2.プラセボの効果
プラセボには、実際には有効成分は入っていませんが、効果が発揮されることがあります。
プラセボを服用することによって、病気が改善するなど治療効果が出る場合があります。
反対に、プラセボによって有害な作用が出ることもあります。
この効果は、患者さんの暗示効果や期待感、自然治癒の過程にあるなどさまざまな要因が重なって起こるとされています。
とくに、不安や緊張、痛みに関係する症状や病態にはプラセボが作用しやすいと考えられています。
3.プラセボの作用機序
プラセボの効果?
有効成分が入っていない「プラセボ」を飲むこと自体で、効果を発揮する場合があります。
「プラセボ効果」を得るためには、それがプラセボだと分からない状態で使用することが重要であると、今まで考えられていました。
しかし、最初からプラセボだと分かったうえで、プラセボを使用した場合「オープンラベル」でも、プラセボによって症状が改善するなどの効果を発揮するという研究結果が多く出ています。
くすりを処方するという儀式
プラセボが効果するには、「くすりを処方するという儀式」が重要であると言われています。
プラセボに関する研究は多くありますが、プラセボだと知らずに受け取った被験者も症状が緩和したという結果が多数報告されています。
これは、「有効な薬を受け取っているかもしれない」と信じるだけで、症状を緩和させている可能性があります。
プラセボを服用することで、エンドルフィン(鎮痛効果と気分の向上させる効果のある物質)などの化学物質を分泌し、治癒を促す可能性があるとしています。
脳のだまし?
プラセボによって、脳がだまされることによって、症状が緩和される可能性が報告されています。
とくに、痛みで悩まされている患者の場合、脳が痛みを悪化させて、本来なら無視される体の感覚を増幅させている可能性が指摘されています。
そこで、プラセボを使用すると、脳の痛みの信号を中断させ、痛みが悪化するのを防いでいる可能性があるとの報告があります。
まとめ
今回は「プラセボ」について説明しました。
有効成分が入っていない「プラセボ」を飲んだだけで、効果が出ることがある。
ヒトって面白いですね…。
なぜプラセボが効くのか今でもさまざまな研究がおこなわれています。
この記事によって「プラセボ」について理解し、一人でも多くの人に役立つことを願っています。
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