プレゼンティーズムによる経済損失【３つ】

結論ですが

プレゼンティーズムによる経済損失として「作業効率の低下」「周囲への影響」「管理コスト」などがあります。

この記事は「健康について知りたいヒト」に向けて書いています。
健康に対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「プレゼンティーズムによる経済損失」についてわかります。

プレゼンティーズムには、どのような経済損失がありますか?

このような疑問にお答えします。

経済産業省は、2024年2月に「女性特有の健康課題による社会全体の経済損失」の試算結果を公表しました。

その数字は総額で「年間3.4兆円」とされています。

とてもインパクトのある数字であり、女性が生き生きと活躍するために、日本全体として、この問題に取り組むべきだと実感しております。

我々は、ふだん健康に過ごせているうちは、とくに気にしないかと思います。
しかし、病気にかかってしまうと、ふだんの健康がありがたいものだと感じるでしょう。

病気にかかると、症状などで悩まされるだけでなく、様々な生活面への影響を来します。

体調不良にも関わらず、出勤して勤務している状態のことを「プレゼンティーズム」といいます。

では、プレゼンティーズムには、どのような経済損失がありますか?

ということで、今回は「プレゼンティーズムによる経済損失」について説明していきます。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

まとめ

1.作業効率の低下

プレゼンティーズムによる経済損失として「作業効率の低下」があります。

体調不良を抱え込みながら、仕事をすると作業効率は下がります。
たとえば、アレルギー性鼻炎で、鼻水・咳などの不快な症状に悩まされると、そっちに気を取られてしまい作業に集中しにくくなります。
また、長時間のデスクワークで、眼精疲労や肩こりに悩まされると、作業効率の低下につながります。

実際に「時間管理」「身体活動」「集中力」「対人関係」「仕事の結果」など労働生産性に関する研究報告では、プレゼンティーズムにおいて、いずれも低下することが報告されています。

プレゼンティーズムによる経済損失として「作業効率の低下」があります。

2.周囲への影響

プレゼンティーズムによる経済損失として「周囲への影響」があります。

病気や体調不良を抱え込みながら、出勤し仕事をすることによって周囲にも影響を与えてしまう可能性があります。

たとえば、風邪などの感染症の場合、まわりの人にうつしてしまう可能性があります。
また、うつ病・疲労感・睡眠障害などによって精神状態が不安定の場合、まわりの人にメンタル面で悪影響をおよぼす可能性もあります。
うまくコミュニケーションが取れなかったり、お互いにストレスがかかってしまい、対人関係に悪影響を及ぼす可能性があります。
プレゼンティーズムにおいて、病気にかかった当事者だけでなく、職場全体にも影響を与える可能性があるのです。

プレゼンティーズムによる経済損失として「周囲への影響」があります。