飽和脂肪酸とは【食と健康】PFC

結論ですが

飽和脂肪酸とは、炭素原子がすべて単結合で結ばれた脂肪酸であり、常温で固体になる性質があります。

この記事は「食と健康に関して知りたい方」に向けて書いています。
食事・栄養に関するさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「飽和脂肪酸」についてわかります。

飽和脂肪酸とは何ですか？

このような疑問にお答えします。

医食同源という言葉があるように、われわれの体は食べたものから作られています。
食べ物によって健康的に過ごすことができるのです。
反対に食べ物によって不健康になってしまうおそれもあります。

三大栄養素の一つである脂質ですが、様々な種類があります。
その中で「飽和脂肪酸」があります。

では、飽和脂肪酸とは何ですか？

ということで、今回は「飽和脂肪酸」について説明していきます。

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この記事のまとめ

1.飽和脂肪酸とは

飽和脂肪酸とは、炭素原子がすべて単結合で結ばれた脂肪酸であり、常温で固体になる性質があります。

そもそも、「脂質」は「脂肪酸」というもので構成されています。
脂肪酸は、「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に大きく分けられ、「不飽和脂肪酸」には「一価不飽和脂肪酸」、「多価不飽和脂肪酸」(オメガ3系脂肪酸・オメガ6系脂肪酸など)、「トランス脂肪酸」などに分類されます。

脂質には、常温で液体になる「油」と、常温で固形になる「脂」があります。
飽和脂肪酸は、炭素原子がすべて単結合で結ばれた脂肪酸であり、常温で固形になる性質があります。漢字で書くと「脂」と表現されます。

飽和脂肪酸は、エネルギーとして使われやすく、体内で合成することができる脂肪酸です。
主に、パルミチン酸・ステアリン酸・ミリスチン酸などの脂肪酸があります。

飽和脂肪酸とは、炭素原子がすべて単結合で結ばれた脂肪酸であり、常温で固体になる性質があります。

2.飽和脂肪酸の影響

飽和脂肪酸の影響として、「中性脂肪」「LDLコレステロール」(悪玉コレステロール)の増加、動脈硬化・心筋梗塞などの循環器疾患のリスク、肥満・生活習慣病のリスクなどがあります。

飽和脂肪酸は、一般的に過剰摂取されやすく、健康への悪影響が知られています。
飽和脂肪酸を摂りすぎると、血液中の「中性脂肪」や「LDLコレステロール」(悪玉コレステロール)を増加させます。
「脂質代謝異常症」や「動脈硬化」につながり、「心疾患」のリスクを高めます。
また、肥満や生活習慣病につながる可能性もあります。

ただし、飽和脂肪酸は必要な栄養素でもあります。
適量の摂取をこころがけ、過剰に摂取しないように注意しましょう。