結論ですが
宿便とは、腸の中に長時間たまっている便のことをいいます。
この記事は「ご自身の健康について知りたいヒト」に向けて書いています。
健康に対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「宿便」についてわかります。
宿便ってなんですか?
このような疑問にお答えします。
「宿便」と似た意味合いの言葉で「便秘」があります。
こちらの方が聞くことが多いように思います。
「宿便」と「便秘」は似たような言葉ですが、実は少し違っています。
みなさんがよく使う「便秘」は便が出ない状態のことをいいます。
では、宿便って何ですか?
ということで今回は「宿便」について説明します。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
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まとめ
1.宿便とは
宿便とは、腸の中に長時間たまっている便のことをいいます。
ヒトの体において、通常「3kgから5kg」程度は腸の中に便がたまっています。
それが、便秘体質のヒトでは、それ以上に腸の中に便がたまってしまうのです。
大量の便が腸の中にたまることで、腹部膨満感・腹痛・吐き気などの症状につながります。
なお、実際に排便があっても、便がスッキリと出ておらずに、腸の中に便がたまっている「宿便」となっている場合もあります。
2.宿便の症状
宿便の症状として、「腹痛」「腹部膨満感」「食欲不振」「吐き気」「おう吐」などの症状や、「肌荒れ」「肩こり」など全身に症状が出ることもあります。
宿便によって、腸の中に便がたまると、お腹が痛くなり「腹痛」を来たします。
また、お腹が膨満して「腹部膨満感」や、食欲が低下します。
また、宿便がひどくなりすぎると、「吐き気」が生じて、実際に吐いてしまう「おう吐」につながります。
また、宿便によって、腸内のバランスが乱れてたり、栄養の吸収が不十分になると、「肌荒れ」「肩こり」など全身に症状が出ることもあります。
3.宿便の治療
食べ物
宿便の治療として「食べ物」があります。
便を軟らかくしてくれる「食物繊維」が多い食材を選びましょう。
野菜が不足しがちな現代人、積極的に野菜を摂取するようにして食物繊維を補いましょう。
また、「発酵食品」を意識して摂取して腸内環境を整えましょう。
味噌汁・納豆・ヨーグルトなどがオススメです。
水分摂取
宿便の治療として「水分摂取」があります。
水分が不足すると、便が硬くなってしまいます。
しっかりと水分を摂取して、便を軟らかくしましょう。
1日の水分摂取は「1.5L」程度が目安になります。運動習慣や体格などによって多少の前後はありますので、自分にあった水分量を摂取するようにしましょう。
適度な運動
宿便の治療として「適度な運動」があります。
運動をして体を動かすと、腸に刺激が入り、腸の動きが促されます。
また、「適度な運動」によってストレス解消効果もあり、交感神経と副交感神経のバランスも整い、排便が良好になります。
運動習慣がない人は、是非とも少しずつでもいいので運動をはじめてみてはいかがでしょう。
規則正しい生活
宿便の治療として「規則正しい生活」があります。
とくに「起きる時間」や「寝る時間」はいつも決まった時刻になるようにして、睡眠不足を避けましょう。また、食事をとる時間も同じ時間になるようにして、排便がいつも同じくらいの時間帯になるようにして、規則正しい排便習慣をつけましょう。
くすり
宿便の治療として「くすり」があります。
便が硬くて、宿便となっている場合には、便をやわらかくする「非刺激性下剤」を使いましょう。
また、便の動きが悪くなっている場合には、腸の蠕動運動を促す「刺激性下剤」を使いましょう。そして、どうしても便が出ないときには「座薬」や「浣腸」を使うこともあります。
まとめ
今回は「宿便」について説明しました。
排便習慣と健康とは密接に関わりがあります。
宿便・便秘や下痢などの排便のトラブルは、体の状態が悪いことの信号であります。
さらに、宿便・便秘・下痢などの症状によって、生活の質は下がってしまいます。
ご自身の生活の中で、良い排便習慣となるように心がけて、健康的に過ごしていただければ幸いです。
この記事によって、「宿便」について理解が深まり、一人でも多くの人に役に立つことを願っています。
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