1次・2次・3次救急とは?【医療機関の役割】

結論ですが

医療機関には役割があり、緊急性や重症度、診療内容によって受け入れる医療機関は分かれています。

この記事は「健康に関することに興味のある人」に向けて書いています。
日々の医療業務に対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「医療機関の役割」についてわかります。

急にお腹が痛くなりましたが、どの医療機関を受診すればいいですか?

このような疑問にお答えします。

何か急に症状が出てきたとき、どの医療機関を受診すべきか、悩まれるケースは多々あるかと思います。
急に体調が悪くなったときに受診する救急医療では、特徴や役割ごとに一次救急・二次救急・三次救急に分かれています。

自力で来院する一次救急は、一般的な地域病院や診療所などかかりつけ医としての役割を持ちます。一方、二次救急・三次救急は紹介、または搬送される形で来院する点が特徴です。

では、医療機関の役割は具体的にどのような感じですか?

ということで、今回は「医療機関の役割」について説明します。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

まとめ

医療機関の役割1:一次救急

一次救急は、軽症かつ緊急性が低く、入院治療の必要ない帰宅可能な患者に対応する救急医療です。

一次救急では、比較的症状の軽い患者が対象となります。
診察や簡易的な検査などを行って、必要と判断されたら「二次救急」以上の適切な医療機関に紹介する機能もあります。
医療機関としては、各地域ごとに配置される「休日夜間患者センター」や「救急(休日)歯科診療室」のほか、救急指定を受けている地域の開業医や病院が在宅当番制で対応します。

医療機関の役割2:二次救急

二次救急は、手術や入院が必要な重症患者に対応する救急医療です。

二次救急では、症状が重度な患者や、帰宅できない入院が必要な患者が対象となります。
救急患者の初期診療、手術から入院に対応し、24時間365日体制で救急患者の受け入れを行います。
医療機関としては、「二次救急指定病院」や「共同利用型病院方式」「病院群輪番制」などの方法で対応する点が特徴です。
なお、「共同利用型病院方式」とは、地域の拠点病院などが開放した一部の施設に医師が出向いて診療を行う方法、「病院群輪番制」は二次救急指定を受けた複数の病院が当番制で救急患者の受け入れ・診療を行う方法です。

医療機関の役割3:三次救急

三次救急は、二次救急では対応できない重篤な患者や特殊疾病患者に対応する救急医療です。

三次救急では、より高度でハイレベルな救命救急医療を提供し、いわば「最後の砦」となります。
「三次救急病院」には救急救命センターや高度救命救急センターが設けられており、二次救急と同じく24時間365日体制で患者を受け入れています。

医療機関としては、地域の中核となる総合病院だったり大学病院が請け負っていることが多いです。

まとめ

今回は「医療機関の役割」について説明しました。

診療所(クリニック)は外来中心、病院は入院中心と機能分担をしています。
それぞれの連携によって、患者の診察・治療をスムーズに行うようになります。

診療所としては、初期対応や安定期の治療などが役割ですが、必要な場合には病院に紹介する必要も出てきます。
慣れている医師が良いからと、頼りにしてくれる患者さんもいますが、医療機関の役割を理解して、適切な医療機関で医療を受けるようにしましょう。

この記事によって、「医療機関の役割」について理解が深まり、一人でも多くの人に役に立つことを願っています。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です