5大栄養素とは【食と健康】

結論ですが

5大栄養素として、炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルの5つがあります。

この記事は「健康に関心のある」ヒトに向けて書いています。
自身の健康への疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「5大栄養素」についてわかります。

5大栄養素ってなんですか?

このような疑問にお答えします。

おそらく皆さんは、健康のために「栄養バランスの良い食事」「適度な運動」「十分な睡眠」「規則正しい生活」が健康に良いということは、何回も耳にしていることと思います。

この中でも、日々の生活の中で「食事」に関して気にされる人は多いかと思います。

ついつい食べ過ぎてしまう…
忙しくて規則的な食事ができない!
どのような食事が健康にいいのだろうか?

このような悩みや疑問があるかと思います。

忙しい現代人は、食生活が乱れてしまう人が多いです。

とくに仕事が忙しすぎて、食事を抜いてしまったり、簡単なインスタント食品・コンビニ弁当で済ませるなんてことも…。

食事は人の口から体に入ってくる大切なものです。

食事によって摂取された栄養によって、われわれの体が出来上がるのです。

「医食同源」という言葉があるように「食」というものはとても重要です。

人の体は、骨・筋肉・脂肪・皮膚などで構成されています。
これらを作り、健康に保つために必要となるのが「栄養素」です。

では、今回は栄養素の中でもとくに重要な「5大栄養素」について説明していきます。

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まとめ

1.炭水化物とは

炭水化物は、体の活動のエネルギーを産生する働きをします。

炭水化物のうち「糖質」は、体の中で消化されると「ブドウ糖」や「果糖」などの「単糖」に分解されて、身体の活動のエネルギー源となります。

炭水化物「1g当たり4kcal」のエネルギーとなります。

なお、炭水化物は、エネルギー源となる「糖質」と、消化吸収されずエネルギーとならない「食物繊維」に分けられます。

つまり、炭水化物は、「タンパク質」「脂質」とならんで3大栄養素の一つであり、主に体の活動のエネルギーを産生する働きをするのです。

2.タンパク質とは

タンパク質は、体の構造をつくる働きをしたり、エネルギー源となります。

タンパク質は、「筋肉」「皮膚」「臓器」「毛髪」「骨」など体のあらゆる場所に存在します。体の組成は水分を除くと「タンパク質」と「脂質」で大部分を占めています。

また、体の機能を調整している「ホルモン」「酵素」「抗体」などの材料にもなっています。

なお、タンパク質は、「エネルギー源」にもなります。

ヒトの体を動かすときなどエネルギーが必要となった場合には「炭水化物」が優先的に使われます。

しかし、「炭水化物」が不足すると「タンパク質」や「脂質」がエネルギー源になります。タンパク質「1g当たり4kcal」のエネルギーとなります。

つまり、タンパク質は、体の構造をつくる働きをしたり、エネルギー源となったりするのです。

3.脂質とは

脂質は、体の構造をつくる働きをしたり、エネルギー源となったり、体温を保持する働きをします。

脂質は、体の中を構成する成分となります。

とくに人の体は約60兆個(約37兆個とも)の細胞から出来ていますが、脂質はその細胞を構成している「細胞膜」の成分となっており、細胞の働きを維持しています。

また、脂質は、体の中で消化されると「エネルギー源」として使われます。

「炭水化物」や「タンパク質」では「1gあたり4kcal」ですが、脂質は「1gあたり9kcal」となっており、三大栄養素の中で最も高いエネルギーとなります。

さらに、脂質は、体温を保持したり、外部からのダメージを和らげる働きもします。

エネルギー源などに使われず、あまった脂質は、「皮下脂肪」や「内臓脂肪」として、蓄えられます。

蓄えられた脂肪によって、体温を保持したり、外部からのダメージを和らげる働きがされるのです。

つまり、脂質は、体の構造をつくる働きをしたり、エネルギー源となったり、体温を保持する働きをするのです。

4.ビタミンとは

ビタミンとは、5大栄養素の一つであり、生物の体にとって必要な有機物のうち、炭水化物・タンパク質・脂質以外のものをいいます。

ビタミンは、ミネラルと同じように微量でも、その役割は重要であり、ヒトの体の中で三大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)の代謝を助ける働きをします。

ビタミンは現在13種類あり、水に溶けやすい水溶性ビタミン(ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチン、ビタミンC)と、脂に溶けやすい脂溶性ビタミン(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK)に分けられます。

なお、水溶性ビタミンのほとんどは、過剰に摂取しても、余分なビタミンは水に溶けて尿中に排泄されるため、過剰摂取による影響はほとんどありません。
しかし、脂溶性ビタミンは、過剰摂取によって体内にとどまってしまうため、過剰摂取による影響を受けてしまうケースがあるため注意が必要です。

5.ミネラルとは

ミネラルとは、5大栄養素の一つであり、主に体の機能の維持や調整をする役割をします。

ミネラルは、体を構成する「酸素・炭素・水素・窒素」の主要4元素以外のものをいいます。

およそ100種類ある元素のうち、人の体に不可欠なものを「必須ミネラル」といい、現在16種類(カルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、ナトリウム、硫黄、塩素、鉄、銅、ヨウ素、マンガン、セレン、亜鉛、クロム、コバルト、モリブデン)が知られています。

「必須ミネラル」は、「主要ミネラル」(カルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、ナトリウム、硫黄、塩素)と「微量ミネラル」(鉄、銅、ヨウ素、マンガン、セレン、亜鉛、クロム、コバルト、モリブデン)に分けられます。

まとめ

今回は、「5大栄養素」についてみてきました。

健康的に過ごすために「日々の食生活」がとても大切です。

「食」は健康のためだけでなく、充実した日々を送ること、家族や友人などと有意義な時間を過ごすことなどにもつながるものです。

今回紹介した、炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルの「5大栄養素」をとくに意識して、栄養バランスの良い、規則正しい食生活をこころがけて、心身ともに健康に過ごして頂ければ幸いです。

この記事によって「5大栄養素」についての理解が深まり、一人でも多くの人が健康的に日々の生活を送ることを願っています。

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