アルコールの健康への影響【３つ】

結論ですが

アルコールの健康への影響として「アルコールの急性症状」「急性膵炎」「肝障害」などがあります。

この記事は「食事・栄養に関心のある」ヒトに向けて書いています。
自身の健康への疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「アルコールの健康への影響」についてわかります。

アルコールは、どのような健康への影響がありますか?

このような疑問にお答えします。

おそらく皆さんは、健康のために「栄養バランスの良い食事」「適度な運動」「十分な睡眠」「規則正しい生活」が健康に良いということは、何回も耳にしていることと思います。

この中でも、日々の生活の中で「食事」に関して気にされる人は多いかと思います。

嗜好品である、お酒・アルコールとの付き合い方は重要になります。

以前は少量のアルコールであれば健康につながるとされていました。
しかし、最近の研究では、少量のアルコールでも健康への影響があると知られており、飲まないに越したことがないとされています。

では、アルコールの健康への影響には、どのようなものがありますか？

ということで、今回は「アルコールの健康への影響」について説明していきます。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

まとめ

1.アルコールの急性症状

アルコールの健康への影響として「アルコールの急性症状」があります。

アルコールを摂取すると、すぐに身体に影響を与えます。

アルコールは、胃など消化管から体内に吸収されます。アルコールが血液中に含まれると、血流にのって脳などに作用します。

飲み過ぎて酔っ払ってしまった事がある人はわかるかと思いますが、アルコールの多量摂取により「はき気」「おうと」「酩酊(めいてい)状態」「傾眠」などの症状が起こります。

また、重症になると「吐物などによる窒息」「意識障害」「呼吸抑制」「呼吸困難」などの症状がおこり、場合によっては死に至ることもあります。

たまに大学生の新入生歓迎会などで飲酒によって死亡したというニュースを聞きます。「急性アルコール中毒」は死に至る可能性があるのです。

アルコールの健康への影響として「アルコールの急性症状」があります。

2.急性膵炎

アルコールの健康への影響として「急性膵炎」があります。

アルコールを摂取すると、消化に必要な膵臓から膵液の分泌が促されます。
とくに、アルコールを多飲すると、膵液が多量に分泌されて膵臓に負荷がかかり、膵臓に炎症を引き起こします。すると、「急性膵炎」につながります。

なお、日常的にアルコールを摂取する習慣があると、慢性的に膵臓に炎症がおこる「慢性膵炎」につながります。
とくに「慢性膵炎」はアルコール依存症でお酒がやめられない人に多くみられます。

アルコールの健康への影響として「急性膵炎」があります。

3.肝障害

アルコールの健康への影響として「肝障害」があります。

アルコールは、体内に吸収されると肝臓で処理されて解毒されます。
つまり、アルコールを摂取すると肝臓に負荷がかかります。
アルコールを長期にわたって多量に摂取すると「アルコール性肝障害」が引き起こされます。
正確に言うと、アルコールの代謝産物であるアセトアルデヒドによる毒性によって肝臓の細胞にダメージが加わり、肝臓の細胞が変性・壊死し線維化が起こり、肝臓の機能は低下していきます。
また、脂肪分解がおさえられるため、肝臓に中性脂肪の蓄積が促されて、「アルコール性脂肪肝」につながります。
さらに、栄養バランスの偏り・腸内細菌など有害物質が吸収されて肝臓に入り込むことによって、肝臓の障害は加速します。

そして「アルコール性肝障害」が慢性化すると「肝硬変」や「肝がん」へと進展することもあります。

アルコールの健康への影響として「肝障害」があります。