結論ですが、
発酵食品にはさまざまな微生物の働きが大切です。
この記事は「健康のために食事を考えたい」ヒトに向けて書いています。
自身の健康への疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「発酵食品を支える微生物」についてわかります。
どのような食事が健康にいいですか?
このような疑問にお答えします。
忙しい現代人は、食生活が乱れてしまう人が多いです。
仕事が忙しすぎて、食事を抜いてしまう…
ストレスで食べ過ぎてしまう…
インスタント食品・コンビニ弁当で済ませてしまう…
食事は人の口から体に入ってくる大切なものです。
食事によって摂取された栄養によって、われわれの体が出来上がるのです。
「医食同源」という言葉がある通り、「食」というものはとても重要です。
ちまたでは「菌活」という言葉があるように、発酵食品が健康的な食事として注目されています。
そして、健康的に過ごすために、発酵食品をオススメします。
発酵食品は、さまざまな微生物の働きの上で成り立っています。
今回は、「発酵食品を支える微生物」をピックアップして説明していきます。
この記事のまとめ
発酵食品とは?
発酵食品とは
発酵食品とは、大豆・米・麦・魚・肉などの食物を発酵してできた食品のことを言います。
原料となる「食物」と「微生物」のかけ合わせによってさまざまな発酵食品が存在します。
たとえば、「しょうゆ」「酢」「納豆」「つけもの」「日本酒」「チーズ」「ヨーグルト」などの食品があります。
発酵と腐敗のちがい
微生物が作用して出来た物質が、人間にとって良いものになれば「発酵」、害になるものになれば「腐敗」とよばれます。
発酵食品がオススメ
発酵によって、「うまみが上がる」「保存性を高める」「栄養価が上がる」「消化が良くなる」「腸内環境を整える」効果があるため、発酵食品をオススメします。
発酵に関わる微生物
発酵には、おもに「カビ」「酵母」「細菌」の3種類の微生物が関わっています。
健康食品である「発酵食品」ですが、それを支えている微生物について順にみていきましょう。
発酵食品を支える微生物1:カビ
カビとは
カビは、菌類の一部の姿を指し、真菌の仲間です。
3つの微生物の中で一番大きく「4-8ミクロン」程度の大きさです。
「胞子」を飛ばして拡散し、「菌糸」とよばれる糸状の細胞を伸ばして広がります。
カビの種類
カビには、「麹カビ属」「青カビ属」「毛カビ属」「クモノスカビ属」「モナスクス属」などの種類があります。発酵によく使われるのは「麹カビ属」です。
代表的な発酵食品
- 「麹菌」による「みそ」「しょうゆ」「日本酒」
- 「青カビ」「白カビ」による「チーズ」
- 「カツオブシカビ」による「かつおぶし」
発酵食品を支える微生物2:酵母
酵母とは
酵母は、カビのように「胞子」「胴体」「菌糸」と分かれていません。酵母は、単細胞であり「球形」や「楕円形」「円筒形」などさまざまな形をしており、出芽によって増殖します。
酵母の種類
酵母には、「サッカロミセス属」「キャンディダ属」などがあり、お酒の種類によって「ビール酵母」「ワイン酵母」「清酒酵母」などがあります。
代表的な発酵食品
- 「ビール酵母」による「ビール」
- 「ワイン酵母」による「ワイン」
- 「酵母(イースト)」「天然酵母」による「パン」
発酵食品を支える微生物3:細菌
細菌とは
細菌は、酵母と同じように単細胞であり、形によって「球菌」「桿菌」「らせん状菌」などがあります。細菌は「細胞分裂」によって増殖します。
3つの微生物の中で一番小さく「0.4-0.8ミクロン」程度の大きさです。
細菌の種類
細菌には、「乳酸菌」「酢酸菌」「納豆菌」「プロピオン酸菌」などがあります。
その他、抗生物質を作るときに使われる「放線菌」、水の浄化に使われる「バチルス属」などがあります。
代表的な発酵食品
- 「乳酸菌」による「ヨーグルト」「チーズ」「つけもの」
- 「酢酸菌」による「酢」(純米酢・黒酢・果実酢など)
- 「納豆菌」による「納豆」
まとめ
今回は、「発酵食品を支える微生物」について説明しました。
みなさんにとって「健康」というものがとても大切だと思います。
そして、「健康」のためには「食」というものがとても大切です。
「発酵食品」にはさまざまな健康効果があります。
是非とも普段の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
そして、発酵食品を支えている微生物に感謝することを忘れずに。
この記事をきっかけに、みなさんの普段の食事を見直して頂ければ幸いです。
この記事によって、「発酵食品を支える微生物」についての理解が深まり、一人でも多くの人が健康的に日々の生活を送れることを願っています。
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