内診って何ですか?【婦人科診察】

結論ですが

内診は、「腹部」からと「腟口」から両手を使って挟み込むように診察します。

この記事は「婦人科を受診する」女性向けに書いています。
婦人科を受診することへの疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「内診」についてわかります。

婦人科を受診したときに、どのような診察がおこなわれますか?

このような疑問にお答えします。

婦人科ではどのような診察がされるのかわからない?
診察は恥ずかしいです!
痛くないか心配…

とくに初めて、産婦人科を受診する人にとって不安でいっぱいだと思います。

婦人科診察ではどのようなことが行われるのか説明します。
産婦人科の診察でよく行われるもので、「内診」というものがあります。

実際に、どのように「内診」をおこなうのか?
今回、「内診」はどのような診察なのか説明します。

この記事のまとめ

内診の方法

内診は、「腹部」からと「腟口」から両手を使って挟み込むように診察します。

内診では、両手を使います。一つは「腹部」からの腹診。もう一つは「腟口」からの内診指です。「腹部」と「腟」の両方から挟み込むようにして「子宮」や「卵巣」などを診察します。

内診の目的

内診は、「子宮」や「卵巣」が腫れていないか、またそれらの動きやすさなどを評価するために行われます。

内診で、「腹部」と「腟口」から挟み込むようにして診察します。「子宮」や「卵巣」の腫れがないか、「子宮」や「卵巣」の動きやすさ、腹痛があるときには痛い部分はどこかなどを評価します。

内診の手順

着替え

内診では、「腟」からの検査になるため着替えが必要になります。

下着まで脱いで、診察の準備をしましょう。恥ずかしいかと思うので、下半身をタオルで巻いて隠すようにしましょう。
なお、スカートを着ている方は、スカートを着たままで結構です。ただし、長いスカートの場合は診察のときに邪魔になるので、たくし上げるようにしましょう。
また、上着は脱ぐ必要はないです。 

内診台に座る

内診をしやすいように、内診台に座ってもらいます。

内診台は自動で動いて、検査がしやすい状態になります。
内診台が動いているときに、体を動かすと落ちる可能性があり危険です。
力を入れて動かないで、必ず静かに座っているようにしましょう。 

声かけ

女性のデリケートゾーンの診察は繊細です。
内診を行う時や、何か処置をおこなう場合などには、必ず声をかけてから行います。

内診

内診は、「腹部」からと「腟口」から両手を使って挟み込むように診察します。

まずは、「腟口」から指を挿入します。このときに息を吐くようにすると、余分な力が抜けて、痛みが軽減するのでオススメします。
そして、「腹部」からの手を当てて「腹部」と「腟」の両方から挟み込むようにして診察を行います。

内診の疑問1:内診はかならず行いますか?

結論をいうと、内診は必要な時に行いますが、必要のない時には行わないです。

「内診」は、婦人科では基本的な診察になります。
患者さんの体の状態を正しく把握するためにも、ほとんどの場合に必要になります。

とくに、腹痛・腰痛などの症状がある場合には「内診」が必要です。
反対に、症状が落ち着いていて、いつもの「薬」が処方される場合などでは、「内診」をしなくても良いかと思います。

内診の疑問2:内診は痛いですか?

結論をいうと、痛みの感じ方は人それぞれです。

内診のときに、緊張して力が入ってしまうと、痛みを強く感じてしまう方もいらっしゃいます。しかし、ほとんどの方はスムーズに「内診」が行われています。
内診が苦手な方や、性交渉の経験がない方は、診察に関して配慮致しますのでお伝えください。

内診の疑問3:月経中ですが内診はできますか?

結論をいうと、月経中でも内診することはできます。

基本的には、月経中でも「内診」をおこなうことは可能です。
ただし、内診の時に併せて検査を行う場合には、月経期間を避けた方が良い場合があります。とくに、検体を採取する時や、病変を観察するときには月経血が妨げてしまうことがあります。
月経中の場合は、念のため診察が大丈夫か確認することをオススメします。

内診の疑問4:内診の前にシャワーなどは必要ですか?

結論をいうと、内診の前にシャワーなどはなくても大丈夫です。

お仕事帰りに、そのまま受診される人も多いです。また、シャワーやビデなどで腟内を洗いすぎる方がいますが、正しい検査ができない可能性があります。
とくに帯下異常などの症状で困っている場合には、そのままの状態で受診していただき、診察するのが良いかと思います。

とくに気にせず、安心して受診なさってください。

まとめ

今回は「内診」について説明しました。

婦人科ではどのような診察がされるのかわからない?
診察は恥ずかしいです!
痛くないか心配…

このような人は多く、婦人科の受診をためらわれる人も少なくありません。

女性のデリケートな部位の診察になるので、受診のハードルは高いかと思います。
しかし、病状によっては、気がついたときには手遅れになってしまうこともあります。

勇気をもって婦人科を受診しましょう。
婦人科は困った人の味方です。

この記事によって「婦人科診察」である「内診」についての理解が深まり、受診に対する不安が解消し、一人でも多くの人に役立って頂ければ幸いです。

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