結論ですが、
ワクチンは、「生ワクチン」「経口生ワクチン」「不活化ワクチン」「mRNAワクチン」などあり、それぞれの種類によって接種間隔は異なります。
この記事は「ワクチン」について知りたいヒトに向けて書いています。
くすりの疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています
この記事を読むことで「ワクチンの接種間隔」についてわかります。
ワクチンを接種しますが、どのくらい接種間隔を空ければいいですか?
このような疑問にお答えします。
新型コロナウイルスの影響もあって、非常に注目を浴びている「ワクチン」です。
これからの季節では、「インフルエンザワクチン」だったり、
婦人科では、「HPVワクチン」など実にさまざまなワクチンを接種するか悩むでしょう。
では、ワクチンの接種間隔はどのようにすればいいのだろう?
ということで、今回は「ワクチンの接種間隔」について説明します。
この記事のまとめ
1.ワクチンの接種間隔(異なるワクチン)
ワクチンは、「生ワクチン」「経口生ワクチン」「不活化ワクチン」「mRNAワクチン」などあり、それぞれの種類によって接種間隔は異なります。
注射生ワクチン
はじめに「注射生ワクチン」を接種した場合には、次に「他の種類の生ワクチン」を接種する場合には、「27日以上」の間隔をおかなければなりません。
ただし、次に「経口生ワクチン」「不活化ワクチン」を接種する場合には接種間隔に制限はありません。
経口生ワクチン・不活化ワクチン
はじめに「経口生ワクチン」や「不活化ワクチン」を接種した場合には、次のワクチン接種する場合、とくに接種間隔に制限はありません。(他の種類の「注射生ワクチン」「経口生ワクチン」「不活化ワクチン」において)
「mRNAワクチン」
mRNAワクチンの代表である「新型コロナウイルスワクチン」では、他のワクチンを使用する場合には、前後13日以上の間隔をあける必要があります。
2.ワクチンの接種間隔(同じワクチン)
同じワクチンの接種を複数回受ける場合には、ワクチンごとに決められた間隔を守る必要があります。定期接種における代表的なワクチンについてみていきましょう。
HPVワクチン(4価)
2回目の接種は、1回目の接種から「1ヶ月以上」(標準では2ヶ月)あけて接種します。
3回目の接種は、2回目の接種から「3ヶ月以上」(標準では1回目の接種から6ヶ月以上)あけて接種します。
※小学6年から高校1年生
インフルエンザ(季節性)
2回目の接種は、1回目の接種から「2-4週間」(4週が望ましい)あけて接種します。
※生後6ヶ月以上13歳未満
麻疹風疹(MR)
1回目の接種は、「1歳以上2歳未満」に接種します。
2回目の接種は、「5歳以上7歳未満」に接種します。
3.ワクチンの種類
注射生ワクチン
- 麻疹風疹(MR)
- 水痘
- BCG
- おたふくかぜ
経口生ワクチン
- ロタウイルス
不活化ワクチン
- インフルエンザ(季節性)
- HPVワクチン
- B型肝炎
- ヒブワクチン
mRNAワクチン
- 新型コロナウイルス
まとめ
今回は「ワクチンの接種間隔」について説明しました。
さまざまなワクチンを接種する場合、接種する間隔をしっかりと意識する必要があります。
また同じ種類のワクチンを何回か接種するときにも、接種間隔を守る必要があります。
ワクチンの接種間隔を守って、より安全にワクチンを受けるようにしましょう。
ワクチンの接種間隔についてわからない時は、この記事を参考にしていただければ幸いです。
この記事によって「ワクチンの接種間隔」の理解が深まり、一人でも多くの人に役立って頂ければ幸いです。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/
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