結論ですが、
ヒートショック予防として「室内温度」「入浴」「脱水予防」の3つのポイントがあります。
この記事は「健康的に過ごしたい」ヒトに向けて書いています。
自身の健康への疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「ヒートショック予防」についてわかります。
「ヒートショック」を予防するために何ができますか?
このような疑問にお答えします。
冬は寒いですね。ここ最近は一段と寒くなっています。
寒い季節、室内における急激な温度変化による「ヒートショック」に注意が必要です。
ヒートショックによって、命を落としてしまうこともあります。
では、ヒートショックにならないためにどうすればいいですか?
ということで、今回は「ヒートショック予防」について説明していきます。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/
この記事のまとめ
ヒートショックとは
ヒートショックとは、「急激な温度差によってからだにダメージを受けること」をいいます。
ヒートショックでは、急激な温度変化によって、血圧が急激に上下して、心臓や血管の病気が引き起こされます。
とくに、冬場での浴槽でのヒートショックが代表的です。ヒートショックは、入浴中になくなる原因で最も多く、とくに65歳以上の高齢者は要注意です。
ヒートショックは何より予防が大切です。
ヒートショックにならないように予防するポイントについてみていきましょう。
ヒートショック予防1.室内温度
暖房器具を活用して、室内の温度差をなくすようにしましょう。
とくに「脱衣所」や「トイレ」などは寒くなりがちです。
寒くなりやすい場所に暖房器具を置いて、温めるようにして、室内の温度差をなくすようにしましょう。
また、浴室は寒いけど、浴槽は温かいお湯という温度差が発生しがちです。
上の方からシャワーを使ってお湯をためたり、浴槽のフタをあけて、浴室を温める工夫をするようにしましょう。
ヒートショック予防2.入浴
ぬるま湯
風呂の温度は「ぬるま湯」にしましょう。
熱いお湯だと温度差が大きくなります。お風呂のお湯は「38度から40度程度」のぬるま湯を心がけるようにしましょう。
入浴前に「かけ湯」
湯船につかる前には「かけ湯」をしましょう。
冷え切った体で、いきなり湯船につかると急激な温度差にさらされるため危険です。
湯船につかる前には「かけ湯」をして、徐々に体を温めるようにしましょう。
湯船から出るときはゆっくりと
お風呂の湯船から出るときはゆっくりと出るようにしましょう。
入浴していると血圧が下がった状態です。その状態で急に立ち上がると、めまいや立ちくらみが起こることがあります。湯船から出るときは、ゆっくりと出るよう心がけましょう。
長風呂を避ける
長風呂を避けましょう。
長風呂をしすぎると、血圧が下がってしまうだけでなく、汗をかいて脱水状態になり、ヒートショックが起こりやすくなります。
10分から15分程度の入浴にとどめ、長風呂を避けるようにしましょう。
ヒートショック予防3.脱水予防
水分補給をこころがけて、脱水予防をしましょう。
冬場は空気が乾燥しており、脱水になりがちです。
さらに入浴すると汗をかいて脱水状態になりやすいです。
脱水を予防するため、入浴する前に水分補給をして脱水予防を心がけましょう。
ヒートショックを起こしたら
安全確保
浴槽の中で気を失っていたりぐったりとしていた場合は、安全確保を優先にしましょう。
まずは、浴槽内の水は抜いて、溺水を防ぐようにします。
可能であれば浴槽から引き上げて、気道を確保しつつ安静にするようにしましょう。
救急車を呼ぶ
ヒートショックに気づいたら、すぐに救急車をよぶようにしましょう。
風呂場で具合悪くしていた場合、「心筋梗塞」や「脳梗塞」「脳出血」など命を落としうる病気が起こっている可能性があります。
救急車を呼んで、救急対応を受けるとともに、病院で必要な処置や検査を受けるようにしましょう。
救命処置
救急車が到着する前に、出来うる範囲で救急処置をおこなうようにしましょう。
確認しても意識がないようであれば、「胸骨圧迫」(心臓マッサージ)や「人工呼吸」などの蘇生処置を開始しましょう。
救急車が到着するまでの間、救急隊からの指示を受けながら、出来うる限りの救命処置をおこないましょう。
まとめ
今回は、「ヒートショック予防」について説明しました。
冬は寒いです。
そして急激な温度差による「ヒートショック」は重大な病気につながります。
ときには命を落としてしまうケースもあります。
とくに高齢者の人の入浴は本当に要注意です。
ただ単に寒いというだけなく、冬の健康管理として、室内の温度管理を見直してはいかがでしょう。
この記事によって「ヒートショック予防」についての理解が深まり、一人でも多くの人が、寒い冬でも快適に健康的に日々の生活を送ることが出来ることを願っています。
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