結論ですが、
中絶手術後の避妊法として「低用量ピル」「子宮内避妊具」がおすすめです。
この記事は「健康に関心のある」ヒトに向けて書いています。
自身の健康への疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「中絶手術後の避妊法」についてわかります。
望まない妊娠を繰り返したくないです…
このような意見にお答えします。
望まない妊娠をして中絶手術を受けることになった場合…
手術にともない、お金への負担、体への負担、そして何よりも心への負担がかかります。
授かった命をおろすという判断は、想像もつかないくらい負担がかかります。
中絶手術を受けたが、二度と望まない妊娠を繰り返さないために、「中絶手術後の避妊法」を考えることは重要です。
ということで、今回は「中絶手術後の避妊法」について説明していきます。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/
この記事のまとめ
中絶手術後の体の変化
中絶手術後の月経
中絶手術後1-2か月程度で月経は来ます。
中絶手術後、順調にいけば、1か月程度で月経がくる場合が多いですが、妊娠にともなうホルモン変化の影響を受けて、月経が来るまで術後2か月程度かかる場合もあります。
術後2か月以上月経が来ない場合には、術後の月経不順・子宮内に妊娠成分が遺残している・妊娠を繰り返しているなどの可能性があります。
受診して相談するようにしましょう。
中絶手術後の性行為
望まない妊娠を繰り返さないためにも、しっかりと避妊した上で性行為を行いましょう。
中絶手術後、おおよそ2週間程度で出血が落ち着いてきます。
出血が落ち着いていれば性交渉は可能な状態といえます。しかし、ちょうど排卵する時期でもあり、しっかりと避妊をしないと、次の月経が来る前に妊娠してしまう場合があります。
ですので、中絶手術後は、月経が来るまで性行為を控えるよう指導する場合が多いです。
連続して妊娠してしまう方や、望まない妊娠を繰り返して何回も中絶手術を受ける方もいます。
望まない妊娠を繰り返さないために避妊を行いましょう。
では、中絶手術後の避妊法についてみていきましょう。
避妊法1:低用量ピル
低用量ピル(経口避妊薬)は、エストロゲン・プロゲステロンというホルモンを含んだ薬を飲む方法です。
排卵を抑制する効果と子宮内膜を薄くして着床を防ぐ効果があります。
女性主体の避妊が可能であり、避妊以外の副効用(月経痛が軽くなる、月経の量が少なくなる、にきびが改善するなど)もあります。
中絶手術後であれば、術後月経が開始してから飲み始めるようにしましょう。
避妊法2:子宮内避妊具
子宮内避妊具(IUD)は、子宮の中に避妊具(避妊リング)を留置する方法です。
「レボノルゲストレル放出子宮内システム」「銅付加IUD」などあります。
子宮の入り口から子宮内避妊具を挿入するので、外来で挿入することができます。
避妊効果が高く、使用期限の5年間持つため、長期間の避妊に向いています。
ただし、子宮内避妊具を挿入するときに「出血」「痛み」が起こることがあったり、子宮内避妊具の位置がずれて自然脱落する可能性があったり、子宮筋腫などで子宮の形が変形している人には挿入できない場合などがあります。
中絶手術後であれば、術後月経が開始してから子宮内避妊具を挿入します。
月経7日目以内に挿入することになっています。
避妊法3:禁欲法
禁欲法で、性行為を行なわければ、妊娠することもありません。
中絶手術後の時期は、より確実な避妊法を使うことができません。
コンドームを着用して性行為を行う場合も、コンドームが破けたり、着用に失敗して、望まない妊娠を繰り返してしまう方もいらっしゃいます。
中絶手術後に低用量ピルや子宮内避妊具(IUD)などのより確実な避妊をおこなうまでは、「禁欲法」で確実な避妊をするようにしましょう。
中絶手術後は体への負担もかかっているので、しっかりと休ませてあげましょう。
まとめ
今回は「中絶手術後の避妊法」について説明しました。
望まない妊娠を繰り返したくないです…
二度と望まない妊娠を繰り返さないために「中絶手術後の避妊法」をしっかりと考えましょう。
中絶手術後は、何よりもご自身の体をいたわりましょう。
そして、望まない妊娠を繰り返さないように、自分の身は自分で守るようにしましょう。
この記事によって、「中絶手術後の避妊法」に対する理解が深まり、性行為によってツライ思いをする人が一人でも減って、多くの人に役立つことを願っています。
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