風俗ではたらいていますが、なにか検査した方がいいですか?

結論ですが

無症状でも性感染の可能性があるため定期的な検査をすすめます。

この記事は「生活のために職業として性行為をする」女性に向けて書いています。
女性特有の症状の悩みが解決できればと思っています
この記事を読むことで「性行為にともなう危険性」についてわかります。

風俗など生活のために職業として性行為をする人がいますが、性行為にはさまざまな危険性があることを自覚しておく必要があります。

陰部になにかできものが出てきた場合、よくわからなくて放置してしまう人がいます。
また、性感染の可能性があるとわかっていても、こわくて受診しないで様子をみる人もいます。そして、生活に支障が出てきてやっと受診して病変が進行している場合も多々あります。
さらに、妊娠してしばらく経って、赤ちゃんがとても大きくなってから受診する人も意外と多いです。

性行為にともなう危険性を理解するとともに、自分の体と向き合って、守ってやることが大切です。

今回、「性行為にともなう危険性」である「望まない妊娠」や「性感染」というものを中心に説明します。

この記事のまとめ

  • 生活のために職業として性行為をする人は、とくに「望まない妊娠」と「性感染症」に注意が必要です。
  • 「望まない妊娠」をしないために避妊をしましょう。避妊に失敗したら緊急避妊法があります。それでも妊娠の可能性のある場合には早めに産婦人科を受診しましょう。
  • 「性感染症」にならないために予防をしましょう。また、症状があれば早めに産婦人科を受診しましょう。また、無症状でも性感染している場合があるため定期的に検査をしましょう。

性行為にともなう危険性

性行為は、男女の愛情を確認する行為であるとともに、こどもをつくる行為です。
生活のために職業として性行為をする人は、とくに「望まない妊娠」と「性感染症」に注意が必要です。職業上、不特定多数の人と性行為をおこなう場合、”望まないパートナー”と”望まないタイミング”で「望まない妊娠」をしてしまう危険性があります。
また、性行為によって感染してしまう「性感染症」に注意が必要です。とくに不特定多数の人と性行為をおこなう場合、その人のことを知らない状態で性行為することになります。また、そういった人は性活動性が高く性感染している場合が高いため注意が必要です。
他にも、こちらが望んでいない行為を強要されたり、性暴力を受けたり、金銭のトラブルなどにつながるケースなどさまざまな危険性があります。

「望まない妊娠」をしないために

普段から避妊をする

望まない妊娠をしないために、普段から避妊することが大切です。
避妊法はいくつかありますが、「避妊効果」の高い「不妊手術」「経口避妊薬」「子宮内避妊具」「男性用コンドーム」などがおすすめです。
避妊効果の他にも、「費用」や「利用のしやすさ」などで避妊法を選ぶことなります。

避妊に失敗したら緊急避妊を

基本的には普段から避妊することが大切です。しかし、コンドームがやぶれてしまったり、ピルを飲み忘れてしまったり避妊に失敗することがあります。
そんな不測の事態には緊急避妊法があります。緊急避妊法は「LNG単回投与法」「ヤッぺ法」「銅付加子宮内避妊具」などがあります。
いずれも産婦人科を受診することになります。「避妊効果」「安全性」「値段」などにおうじて緊急避妊法を選ぶことなるので、受診して相談するようにしましょう。

妊娠の可能性のある場合には

避妊をすることが大切ですが、100%の避妊効果のある方法は残念ながらありません。「生理がずれている」「妊娠のような症状がある」など妊娠の可能性のある場合は、早めに産婦人科を受診しましょう。そして妊娠しているかどうか確認してもらいましょう。
万が一、妊娠していた場合、中絶を選択することになるかもしれません。
中絶をおこなう場合はタイムリミットがあり、妊娠22週以降は中絶をおこなうことが出来ません。また、赤ちゃんが大きくなるにつれて、中絶手術にともなう危険性が高くなるのと、中絶費用も高額になります。
妊娠の可能性のある場合には、早めに産婦人科を受診するようにしましょう。

性感染症にならないために

予防をする

なによりも性感染しないために予防することが大切です。
性感染症は「粘液」や「血液」などを介して感染します。「粘液」「血液」を介する行為を極力避けるとともに、「コンドーム」を着用することが大切です。
また、「尖圭コンジローマ」や「子宮頸がん」は「HPVワクチン接種」(子宮頸がんの予防接種)によって予防することが可能です。

症状があれば早めに受診を

「陰部のできもの」「陰部のかゆみ」「おりもの異常」「下腹部痛」「発熱」などの症状があれば、性感染症の可能性があるため早めに産婦人科を受診しましょう。
とくに「陰部のできもの」は、自ら陰部を観察するようにしないと気が付きません。定期的に陰部を観察することを習慣にしましょう。また、おりもの臭いがきつくなった、色がいつもと違う、量が多いなどあれば受診しましょう。

無症状でも定期的に検査を

自覚症状がとくになくても性感染している場合があるため、定期的に検査をしましょう。
とくに無症状でも感染している場合がある「クラミジア」「淋菌」「梅毒」「HIV」の検査をすすめます。また、希望があれば「B型肝炎」「C型肝炎」「トリコモナス」「マイコプラズマ」の検査もおこないます。
とくに「クラミジア」「淋菌」は、「精子」や「卵」「受精卵」の通り道である「卵管」が閉塞してしまうことがあり、「不妊症」につながる危険性があります。

まとめ

生活のために職業として性行為をする人は、とくに「望まない妊娠」と「性感染症」に注意が必要です。

「望まない妊娠」をしないために避妊をしましょう。避妊に失敗したら緊急避妊法があります。それでも妊娠の可能性のある場合には早めに産婦人科を受診しましょう。

「性感染症」にならないために予防をしましょう。また、症状があれば早めに産婦人科を受診しましょう。また、無症状でも性感染している場合があるため定期的に検査をしましょう。

「性行為にともなう危険性」に対して正しい知識をつけて、対策をして備えることが大切です。とくに「望まない妊娠」や「性感染」というものを知って、備えることが大切です。

「望まない妊娠」によって、ライフプランが大きく変わってしまうことがあります。また、「性感染」によって不妊になってしまう可能性などあります。自分の身は最終的には自分で守るしかありません。

この記事によって、「性行為にともなう危険性」に対する理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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