結論ですが
妊娠中こそ「新型コロナワクチン」を接種するようにしましょう。
この記事は「妊娠中の女性」に向けて書いています。
健康に関するさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「妊娠中の新型コロナワクチン接種」についてわかります。
妊娠中ですが、「新型コロナワクチン」を接種してもいいですか?
このような疑問にお答えします。
日本だけでなく世界的に流行している「新型コロナウイルス」
「新型コロナウイルス」のワクチンが開発されて、大規模な接種がすすめられています。
高齢者・妊婦・持病がある人などさまざまな人へ接種をすすめています。
実際、妊娠中に「新型コロナワクチン」を接種してもいいですか?
お腹の赤ちゃんへの影響が心配です！
妊娠中に特別な注意が必要ですか?
さまざまな疑問や不安があるかと思います。
ということで、今回は「妊娠中の新型コロナワクチン接種」について説明します。
この記事のまとめ
新型コロナワクチンの必要性
妊娠中こそ、「新型コロナワクチン」を接種するようにしましょう。
妊娠中に、新型コロナウイルス(COVID-19)感染症が起こると、重症化リスクが高く、早産率が高まることが知られています。
「新型コロナワクチン」の接種によって、新型コロナウイルスへの感染を予防するとともに、感染症を起こしたとしても重症化を防ぐことができます。
妊娠中こそ、「新型コロナワクチン」を接種するようにしましょう。
新型コロナワクチンの安全性
妊娠中の「新型コロナワクチン」の接種によって、明らかな胎児への影響は報告されていません。
今のところ、妊婦さんへの「新型コロナワクチン」の接種によって、「流産」「早産」「胎児先天奇形」「胎児発育不全」「新生児死亡」などが起こる可能性が上がるという報告はありません。
ただし、理論的には胎児の器官形成期にあたる「妊娠12週まで」は胎児の器官形成に影響を与える可能性があります。
心配な場合には「妊娠12週以降」にワクチン接種することをオススメします。
新型コロナワクチンの副反応
妊婦さんの調査では、ワクチンによる「発熱」「倦怠感」などの副反応の頻度は、妊娠していない人と同程度でした。ただし、妊娠中に副反応が起こった時の対応に注意が必要となります。
発熱
新型コロナワクチンを接種して「発熱」することがあります。
妊娠中のワクチン接種で「発熱」した場合には、「アセトアミノフェン」という解熱薬を使用することが出来ます。ただし、その他の解熱薬は妊娠中に使用を避けた方がいいものがあるので、担当医に相談するようにしましょう。
痛み
新型コロナワクチンを接種して、接種部位の「腫れ」や「痛み」が起こることがあります。
妊娠中では「腫れ」や「痛み」に対して、「冷却」したり、「アセトアミノフェン」の内服や「冷湿布」などで対応します。ただし、アセトアミノフェン以外の解熱薬や湿布の種類によっては妊娠中に使用を避けた方がいいものがあるので、担当医に相談するようにしましょう。
新型コロナワクチンを安全に接種するために
妊娠12週以降に
繰り返しですが、「妊娠12週以降」にワクチン接種することをオススメします。
今のところ、妊婦さんへの「新型コロナワクチン」の接種によって、胎児に奇形が起こる可能性が上がるという報告はありません。
ただし、理論的には胎児の器官形成期にあたる「妊娠12週まで」は胎児の器官形成に影響を与える可能性があります。
心配な場合には「妊娠12週以降」にワクチン接種することをオススメします。
持病・リスクがある人は要相談
持病やリスクがある人は、「新型コロナワクチン」を接種するか担当医と相談しましょう。
基本的には、持病がある場合などでは、新型コロナ感染症が起こると重症化しやすいため、接種することをオススメします。
ただし、持病の種類や、妊娠経過の異常、妊娠合併症(妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群など)の程度によって、ワクチンを安全に接種できるかどうか個別に判断することが必要です。
持病やリスクがある人は、「新型コロナワクチン」を接種するか担当医と相談するようにしましょう。
まとめ
今回は「妊娠中の新型コロナワクチン接種」について説明しました。
世界的にも大規模に新型コロナワクチンを接種しており、安全性に関するデータが集まってきております。
「新型コロナワクチンの接種」は全面的にすすめており、
人類が、このかつてない感染症による危機を乗り越える切り札となるかと思います。
この記事によって「妊娠中の新型コロナワクチン接種」の理解が深まり、一日でも早く感染が終息することを願っています。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/
コメントを残す