高齢妊娠のリスク【3つ】妊娠に関する悩み

結論ですが、

高齢妊娠のリスクとして「流産率の増加」「染色体異常」「妊娠高血圧症候群」などがあります。

この記事は「妊娠・出産に関してについて疑問に思うヒト」に向けて書いています。
妊娠・出産に関する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「高齢妊娠のリスク」についてわかります。

高齢妊娠には、どのようなリスクがありますか?

このような疑問にお答えします。

高齢妊娠とは、一般的に35歳以上の女性が初めて妊娠することを指します。
女性の社会進出、晩婚化などの現代、高齢妊娠をされる方は増えています。

仕事も一段落して、そろそろ妊娠・出産かな…
高齢妊娠になる前に妊娠したいです!
実際に高齢妊娠になったら、どうなるの?

様々な思いがあるでしょう。

では、高齢妊娠には、どのようなリスクがありますか?

ということで、今回は「高齢妊娠のリスク」について説明したいと思います。

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https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

この記事のまとめ

1.流産率の増加

高齢妊娠のリスクとして「流産率の増加」があります。

流産とは、妊娠が成立したものの、妊娠22週未満で妊娠が終了してしまう状態のことです。つまり、赤ちゃんが母親の外で生きられない時期に妊娠が途切れてしまうことを言います。

ちなみに、妊娠22週以降、妊娠37週未満に出産することを「早産」と言います。

流産率は年齢とともに上昇し、特に35歳を超えると顕著に高くなります。
ちなみに、20代では約10%程度ですが、30代前半では15-20%程度、35歳を超えると20%以上、40代では40%以上になります。

高齢妊娠のリスクとして「流産率の増加」があります。

2.染色体異常

高齢妊娠のリスクとして「染色体異常」があります。

胎児の染色体異常には、21番染色体が3つ存在する「21トリソミー」(ダウン症)が有名ですが、それ以外にも「18トリソミー」「13トリソミー」などがあります。

母親の年齢が高くなると、胎児の染色体異常の発生率が高くなります。
とくに、ダウン症では、20代では1500分の1程度ですが、35歳では350分の1、40歳では100分の1、45歳では30分の1まで増加します。

これは、年齢とともに卵子の染色体異常が増加するためです。

高齢妊娠のリスクとして「染色体異常」があります。

3.妊娠高血圧症候群

高齢妊娠のリスクとして「妊娠高血圧症候群」があります。

妊娠高血圧症候群とは、妊娠中に高血圧が発症すること、または妊娠前より高血圧があり、妊娠中に悪化した場合のことを言います。

高血圧や妊娠高血圧症候群はそれ自体では、とくに自覚症状がないのです。しかし、その合併症は非常におそろしいです。

通常の高血圧であれば、血圧が高くなると、血管が詰まったり破けることにつながり、「脳梗塞」や「脳出血」などの脳卒中、「動脈硬化」「動脈瘤の破裂」「心筋梗塞」などのリスクになります。

妊娠高血圧症候群では、「常位胎盤早期剥離」「DIC」「子癇」(しかん)などの恐ろしい周産期合併症が起こります。
ときに重症化し、最悪な場合は母児ともに命を落としてしまうケースもあります。

母親の年齢が高くなると、妊娠高血圧症候群の発生率が高くなります。

他にも、初産、肥満、高血圧や糖尿病などの持病、高血圧や糖尿病などの家族歴、ふたごなどの多胎妊娠などが、妊娠高血圧症候群のリスク因子となります。

高齢妊娠のリスクとして「妊娠高血圧症候群」があります。

まとめ

今回は「高齢妊娠のリスク」について説明しました。

この記事によって「高齢妊娠のリスク」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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