出産後の行事はどのようなものがありますか?【お祝い事】

結論ですが

産まれた赤ちゃんをお祝いするため、産まれてからさまざまな行事があります。

この記事は「産後の女性」に向けて書いています。
産後のさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「産後の行事」についてわかります。

赤ちゃんが産まれてから1年間のうちにさまざまな行事があります。
新たな命がうまれてくる喜びと、こどもの健やかな成長を祝うことは、今も昔も変わりありません。
今回は、出産後から1年の間にどのような「産後の行事」があるのかについて説明していきます。

この記事のまとめ

産まれた赤ちゃんをお祝いするため、産後の行事はさまざまあります。

産後の行事にはどのようなものがありますか?

産まれた赤ちゃんをお祝いするため、産後の行事はさまざまあります。
代表的なものについて説明していきます。
なお、日数は赤ちゃんが産まれた日の翌日を「1日目」として計算します。お祝いの日や風習は地域によって異なることがあります。

お七夜(おしちや):生後7日目

赤ちゃんが産まれて7日目の祝いです。これは赤ちゃんが産まれて、無事であることをお祝いする日です。親戚を招いて祝宴を開いたりします。
また、この日に赤ちゃんの名前を決めてお披露目する「命名式」も行われることが多いです。なお、出生届に名前を書いて提出するのは「生後14日以内」となっているので忘れずに提出しましょう。
ただし、お産が帝王切開や難産となってしまって退院日が遅くなってしまった場合は「お七夜」の日に間に合わないこともあります。そのときは、退院した日に退院したお祝いとともに開かれることもあります。

お宮参り(おみやまいり):生後30日目

赤ちゃんの健やかな成長を願って、赤ちゃんの産まれた土地の神様にあたる神社へお参りをします。「初お宮参り」「産土参り」ともいわれます。
赤ちゃんにはお祝い用の衣装である「産着」(祝着)を着せます。正式には男の子は「羽二重地の紋付で、”のし目模様”」、女の子は「花柄をあしらった”友禅模様の紋付”」が用いられます。
この時期は、産後の体力が回復している時期であります。日取りにはあまりこだわらず、母子ともに産後の一カ月健診で診察を受けてから、お宮参りをする人もいます。
まだ体の小さな赤ちゃんには長時間の外出は負担がかかるので、くれぐれも無理をしないようにしましょう。

お食い初め(おくいぞめ):生後100日目

赤ちゃんが一生食べるものに困らないようにという願いをこめてお祝いをします。「百日祝い」(ももかいわい)ともいわれます。
祝膳を用意し料理を食べさせるまねをする儀式をします。祝膳の内容や食べさせ方は地域によてさまざまですが、「おかしら付きの鯛」「赤飯」「煮物」「紅白のもち」「お吸い物」「香の物」や「歯固めの石」などが添えられます。
この時期あたりから、赤ちゃんは母乳やミルクの栄養から「離乳食」もはじめていきます。

初節句(男の子:5月5日、女の子:3月3日)

赤ちゃんが産まれて初めての節句を「初節句」といいます。初節句は、こどもの成長を祝福し将来の幸せを祈るお祝いです。
男の子は5月5日の「端午(たんご)の節句」に、女の子は3月3日の「桃の節句(ひな)」に行われます。
「端午の節句」は、「5月人形」や「鯉のぼり」を飾ります。
「桃の節句」は、「ひな人形」を飾ってお祝いします。

ハーフバースデー(生後6ヶ月目)

最近は産まれてから半年を記念するハーフバースデーをお祝いする家庭が増えています。
とくに決まった行事ではありませんが、お誕生日と同じように友人や親戚を招いてパーティーを開いたり、記念撮影をしたりすることが多いです。

初誕生(生後1年目)

赤ちゃんが初めての誕生日をむかえ、1歳になることをお祝いする日です。
一生分の食べ物になぞらえた「一升餅」(いっしょうもち)を用意して、赤ちゃんに一升餅を背負わせる、踏ませるなどさまざまな祝い方をします。
赤ちゃんの適性や将来を占う「選び取り」も行われます。これは、「そろばん」(商いに長じる)・「筆」(研究や文筆・絵画に長じる)・「さいふ」(お金に困らない)などの意味を託した小物を赤ちゃんのまわりに置いて、最初に興味を示したり一番長い間触っていたりしたものに向いているということになります。

まとめ

産まれた赤ちゃんをお祝いするため、産後の行事はさまざまあります。

新たな命がこの世に産まれてくることは、時代や地域によって変わらず喜ばしいことです。
「お産が無事に終わり、わが子が誕生すること」はとてもおめでたいことで最高の幸せです。産後の行事には、わが子のことを喜び、祝い、そして健やかな成長を願いましょう。
なお、お祝い事のやりかたには、地域や各家庭によって違いますので、ご確認を。

この記事によって「産後の行事」について理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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