結論ですが
妊娠中でも基本的に運動しても大丈夫です。
この記事は「妊娠している」女性向けに書いています。
この記事を読むことで「妊娠中の運動」についてわかります。
妊娠していない時から何かしら運動をやっている人の場合、妊娠しても続けていいものなのか悩む人は多いです。
結論をいうと妊娠中も基本的に運動をしても大丈夫です。
適度な運動やスポーツは、身体機能の向上・維持につながります。
ただし、妊娠中には好ましくない危険な運動もあります。
また、妊娠中の運動するときに注意が必要なこと、運動してはいけない状況などあります。
今回は「妊娠中の運動」について説明していきたいと思います。
この記事のまとめ
- 妊娠中も基本的には運動は可能であり、おすすめの運動は「有酸素運動」です。
- 「激しい運動」「接触や外傷、転倒のリスクの高い運動」は避け、「脱水」に注意しましょう。
- 医師から安静指示をうけている場合、症状がある場合には運動を控えましょう。
妊娠中におすすめの運動
妊娠中おすすめの運動はズバリ「有酸素運動」です。
表に示したような有酸素運動をすることによって、身体機能の向上・維持につながります。
また、運動によってカロリーが消費されるため「体重管理」することに利用できます。
さらに、お産のときの体力をつけておくという意味でも有益です。
とくに妊娠37週をこえて予定日が近づいたら、積極的に運動するよう指導することが多いです。運動をするとお腹のハリにつながり、陣痛のきっかけとなることもあります。
また、赤ちゃんを産むのは体力が必要です。本格的に分娩がはじまる前にしっかりと運動をして体力をつけておきましょう。
妊娠中は好ましくない運動
妊娠中の体の変化は、残念ながらスポーツには不向きです。
そのため、「競技性の高いスポーツ」や「激しい運動」は控えるのが良いでしょう。
また、「接触や外傷の危険が高いスポーツ」や「転びやすいスポーツ」は避けましょう。
「接触」「外傷」「転倒」などによって、お腹へのダメージが加わると、胎盤がはがれてしまう「外傷性胎盤剥離」がおこり、お腹の赤ちゃんの具合が悪くなってしまうことがあります。最悪、赤ちゃんが死亡してしまうことがあります。
妊娠中の運動をするときの注意点
激しい運動は避けましょう
くりかえしですが、妊娠中の体の変化は、残念ながらスポーツには不向きです。
激しい運動をすると体への負担がとてもかかります。最悪、「流産」や「早産」につながる可能性もあります。
とくに有酸素運動を行う場合は、適切な心拍数の範囲を守るようにしましょう。
適切な心拍数とは以下の通りです。
「接触」「外傷」「転倒」の危険のある行為は避けましょう
くりかえしですが、「接触」「外傷」「転倒」などによって、お腹へのダメージが加わると、胎盤がはがれてしまう「外傷性胎盤剥離」がおこり、お腹の赤ちゃんの具合が悪くなってしまうことがあります。最悪、赤ちゃんが死亡してしまうことがあります。
また、お腹が圧迫される姿勢となるスポーツや同じ姿勢をずっと続けるような運動も避けましょう。
脱水に注意しましょう
お産のときの出血にそなえて妊娠中は血液がかたまりやすい状態であり、血液のかたまりである血栓というものが出来やすい状態になっています。
妊娠中に脱水になってしまうと、さらに血栓が出来やすい状態となります。
運動するときには、適切な水分補給をして、脱水予防をしましょう。
妊娠中に運動をしてはいけない場合
医師から安静にするように指示を受けている場合は運動をしないようにしましょう。
たとえば、「切迫流産」「切迫早産」などの診断されている場合、運動によって悪化してしまう可能性があります。
妊娠する前から、運動制限が必要な「重篤な心臓の疾患」や「呼吸器疾患」などの持病を持っている場合は、妊娠中の運動に関して担当医と相談しましょう。
また、「おなかのハリ」「腹痛」「性器出血」「破水感」などの症状がある場合は、運動はひかましょう。そして、かかりつけに連絡して受診が必要かどうか相談しましょう。
まとめ
妊娠中も基本的には運動は可能であり、おすすめの運動は「有酸素運動」です。
「激しい運動」「接触や外傷、転倒のリスクの高い運動」は避け、血栓のリスクがあがるため「脱水」に注意しましょう。
「医師から安静指示をうけている場合」や「症状がある場合」には運動を控えましょう。
妊娠中も安全に運動を楽しめるような人が少しでもふえることを願っています。
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