【解説】健康寿命延伸のための提言「心理社会的要因」6/10

結論ですが、
ストレスを回避し、社会関係を保ち、適切な睡眠を心がけましょう。

この記事は「健康について関心のある」ヒトに向けて書いています。
自身の健康への疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「健康寿命を伸ばすための具体的な行動」がわかります。

突然ですが「健康」とはなんでしょうか?

普段当たり前に使っている「健康」という言葉ですが、
改めて「健康ってなにか」と考えると、その意味は意外と難しいです。

健康は良いこと
年を重ねてもいつまでも健康でいたい
病気にならないで健康でいたい
毎日が健康でいきいきとしていたい
あの人は健康的でいいね

など「健康」にはポジティブな印象があるかとおもいます。

これからは人生100年時代です。
長い人生をよりよく過ごすために「健康」について知ることが大切です。
そして「健康寿命」を伸ばすことがポイントになってきます。

2021年2月19日に、国立高度専門医療研究センター6機関の連携による「健康寿命延伸のための提言」が公開されました。
そこには、エビデンスに基づく「健康に過ごすための具体的な予防行動」が10項目に分けて提言されています。
みなさんが健康に過ごすために役立つ内容であり、順に説明していきたいと思います。
今回は「心理社会的要因」について説明していきます。

この記事のまとめ

(健康のための具体的行動)
1.心理社会的ストレスを回避しましょう。
2社会関係を保ちましょう。
3.睡眠時間を確保し睡眠の質を向上しましょう。

健康寿命延伸の提言とは

健康寿命延伸の提言とは

2021年2月19日に、国立高度専門医療研究センター6機関(※)の連携によって「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)」が公開されました。
これは、日本人の健康寿命を伸ばすために必要な「予防行動」について提言されています。
健康寿命を伸ばすためには、「小児」「妊婦」「成人」「高齢者」など年齢や状態に応じて、さまざまな疾患を横断的に予防することが必要です。
しかし、予防について疾患横断的にまとめられたガイドラインや指針は今までなかったため、このような提言がされるに至りました。

健康寿命とは

「健康寿命」とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことです。

出産して産まれてきてから、死亡するまでの期間を「寿命」と言います。
それに対して、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことを「健康寿命」と言います。
単に「寿命」を伸ばすだけでなく、「健康寿命」を伸ばすことが、人生をよりよく過ごすために重要になります。

健康寿命延伸のための10項目

健康寿命を伸ばすための具体的な予防行動などが10項目について提言されています。

いずれも国内外の様々な疫学研究やエビデンスに基づいたものになっております。
疾患横断的に健康を左右する「生活習慣」「生理学的要因」「社会的・物理的環境」について以下の10項目について提言されています。
いずれも、みなさんが日常生活の中で取り組める内容であり、健康に過ごすために是非とも実践して欲しいです。
今回は「心理社会的要因」について説明していきたいと思います。

健康のための行動1.心理社会的ストレスを回避しましょう。

ストレスを回避するようにしましょう

心理社会的ストレスを回避するようにしましょう。
ストレスによって「虚血性心疾患」や「メタボリックシンドローム」のリスクが増加します。さらに、ストレス要因となるライフイベントによって「うつ病」のリスクが増加します。
また、幼少期の「逆境体験」により、成人後のさまざまな疾病や不健康な生活習慣のリスクが増加します。
健康のために、心理社会的ストレスを回避するようにしましょう。

ストレスの健康への影響

ストレスは体と心にさまざまな影響を与え、病気の発症や症状に影響を与えます。

ストレスによって体に現れる代表的な症状に「頭痛」があります。「片頭痛」「緊張性頭痛」のいずれもストレスが影響しております。
また、「喘息」「アトピー性皮膚炎」「高血圧」「胃・十二指腸潰瘍」「心疾患」などの病気はストレスと関係しています。さらに、「めまい」「胃痛」「下痢」「便秘」「腰痛」などの症状もストレスと関係しています。
また、ストレスは体だけでなく心にも影響を与え、「うつ病」や「不安障害」「適応障害」などの病気につながります。
つまり、ストレスは体と心にさまざまな影響を与え、病気の発症や症状に影響を与えるのです。

健康のための行動2.社会関係を保ちましょう。

社会関係を保つようにしましょう

社会関係を保つようにしましょう。

社会関係を保つことによって、「総死亡リスク」は低下し、「循環器疾患」や「糖尿病」リスクが低下、「要介護を受けるリスク」や「認知機能が低下するリスク」が低下します。

健康のために、社会関係を保つようにしましょう。

孤独・孤立と健康

「孤独」や「孤立」によって、さまざまな健康への影響があります。

「孤独」や「孤立」に関する研究結果が蓄積されてきており、「孤独」や「孤立」の寿命や健康への影響が知られるようになってきました。
「社会的なつながり」がキーポイントであり、「社会的孤立」や「孤立感」があると健康へ悪影響がもたらされます。
たとえば、「孤独」によって「総死亡リスク」は増加し、「循環器疾患」や「脳卒中」「糖尿病」リスクが増加、さらに「要介護を受けるリスク」や「認知機能が低下するリスク」が増加します。

「孤独」や「孤立」によって、さまざまな健康への影響があるのです。

健康のための行動3.睡眠時間を確保し睡眠の質を向上しましょう。

適度な睡眠をとるようにしましょう。

健康のために、適度な睡眠をとるようにしましょう。

適度な睡眠にはさまざまな健康効果があります。具体的に言うと、「一日のリズムの形成」「疲労回復」「記憶の定着」「ストレス軽減」「メンタルの安定」「生活習慣病の予防」「免疫力アップ」などあります。

では、適度な睡眠とは、なんなのか?
睡眠において、「睡眠時間」と「睡眠の質」のいずれも重要です。
「睡眠時間」と「睡眠の質」に分けて順にみていきましょう。

適度な睡眠時間は?

適度な睡眠時間とはどのくらいなのか?

ということですが、適度な睡眠時間は一般的には「7時間から9時間程度」と言われていま。しかし、適度な睡眠時間とは、個人差があります。短い時間の睡眠でも十分な人もいれば、長い時間の睡眠が必要な人もいます。
自分に合った睡眠時間を把握することが大切です。

睡眠の質とは?

では「睡眠の質」は?

睡眠の質とは、「眠りの深さ」のことです。
深い睡眠で、しっかりと熟睡できていると、質の高い睡眠であると言えます。質の高い睡眠をとると、翌朝起きた後にスッキリと目覚めも良いものです。
睡眠の質を上げるために「朝日光を浴びる」「規則正しい就寝起床時間を」「夕食は就寝3時間前までに」「就寝2時間前の入浴」「就寝前のブルーライトを避ける」「就寝前のアルコール・カフェインは避ける」などがオススメです。

まとめ

(健康のための具体的行動)
1.心理社会的ストレスを回避しましょう。
2社会関係を保ちましょう。
3.睡眠時間を確保し睡眠の質を向上しましょう。

みなさんにとって「健康」というものがとても大切です。

しかし、普段の忙しい日常の中で、「自分のからだ」や「健康」について意識する機会はそう多くはないかと思います。

病気をしたときに、はじめて今まで「健康」で過ごせたことがありがたいを感じるようになる人が多いです。そして、病気をしたときには手遅れになっていることもあります。

「健康」である今、健康について考えておくことが必要なのです。

「健康」であることが、「仕事」「家事」「育児」「介護」「遊び」などすべての活動をおこなう上で前提となります。
「健康」であることが、何よりも大切なのです。

人生100年時代です!

長い人生をよりよく生きるために、「健康」について改めて考えてみてはいかがでしょう。

この記事によって、「睡眠の健康への影響」についての理解が深まり、一人でも多くの人が健康的に日々の生活を送ることを願っています。

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