結論ですが
暑熱順化とは、暑さに体が慣れることをいいます。
この記事は「夏の健康管理」について知りたいヒトに向けて書いています。
病気・健康・くすりに関して理解を深めるお手伝いができればと思っています。
この記事を読むことで「暑熱順化」についてわかります。
暑熱順化って何ですか?
このような疑問にお答えします。
最近は暑い日が続きますね。
ここ札幌でも暑い日が続いて、かなりしんどい人が多いかと思います。
北海道の人は、とくに暑さに弱いです。
結論ですが、暑熱順化とは、暑さに体が慣れることをいいます。
暑熱順化することによって、暑さに対して楽に過ごせるようになり、夏バテや体のだるさを防ぐことにつながります。
ということで、今回は「暑熱順化」について説明します。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/
この記事のまとめ

1.暑熱順化とは
暑熱順化とは、暑さに体が慣れることをいいます。
暑熱順化すると、低い体温でも汗をかきやすくなり、汗の量は増えます。
さらに皮膚への血流も増えるため、体の外に熱が逃げやすくなり、体温の上昇を防ぎます。
その結果、暑さに対して楽に過ごせるようになり、夏バテや体のだるさを防ぐことにつながります。
暑熱順化によって、暑さに体が慣れ、暑い夏の日も健康的に快適に過ごすことが出来るのです。
では、「暑熱順化」の効果や方法について詳しくみていきましょう。
2.暑熱順化の効果
発汗量が増える
暑熱順化をすると発汗量が増えます。
暑い環境にいると、発汗が促されて、気化熱によって体温の上昇をおさえます。
暑熱順化をおこなうと、汗腺(汗を分泌する部分)の機能が向上し、汗をかきやすくなります。
つまり、暑熱順化によって発汗量が増えるため、体温の上昇を防ぎ、暑さに対して強くなります。
塩分喪失が減る
暑熱順化をすると塩分喪失が減ります。
くりかえしですが、暑熱順化によって発汗量は増えます。
汗と一緒に、塩分も失われてしまいますが、暑熱順化によって、汗の塩分を体内に再吸収する機能が向上します。
すると、発汗にともなう塩分喪失が減るようになり、脱水になりにくくなります。
つまり、暑熱順化によって発汗量は増えますが、塩分喪失は減るようになるため、脱水を起こしにくくなります。
暑さに慣れる
暑熱順化をすると暑さに慣れます。
暑さに体が慣れることを「暑熱順化」と言うため、当たり前ではありますが…。
暑熱順化によって、夏の暑さにともなう「倦怠感」「だるさ」「意欲低下」などのいわゆる夏バテの症状がおさえられます。
暑熱順化によって、暑さに強い体となり、暑い夏の日にも快適に過ごせるようになるでしょう。
3.暑熱順化の方法
運動
暑熱順化のために「運動」をしましょう。
「やや暑い環境」で「ややキツイと感じる」程度の有酸素運動を行いましょう。
ジョギング・早歩き・自転車などがオススメです。
1日30分くらいを目安に行うと良いでしょう。
入浴
暑熱順化のために「入浴」をしましょう。
40度前後のお湯に肩までつかり、10分-15分程度を目安に入浴をして、じっくりと汗を出すようにしましょう。
ふだん忙しいからとシャワーのみで済ましている人は、是非とも湯船につかる習慣をつけましょう。
サウナ
暑熱順化のために「サウナ」をしましょう。
しっかりと汗をかくことが、暑熱順化するのに重要です。
室内で座っているだけで汗をかくことができるため、運動が苦手な方にはとくにオススメです。
エアコンの設定温度を上げる
暑熱順化のために「エアコンの設定温度を上げる」ようにしましょう。
冷房の効いた部屋で、普段から生活を送っていると、体が冷えた状態に慣れてしまうため、暑い環境にさらされた時に体温調整がうまくできなくなります。
「エアコンの設定温度を上げる」ことによって、普段から暑さに慣れておくようにしましょう。
まとめ

今回は「暑熱順化」について説明しました。
連日の暑さでやられている人は多いです。
温暖化の影響なのか、今年の夏はとくに暑いです。
暑い日にもしっかりと健康管理をして、健康的に楽しく乗り越えましょう。
この記事によって「暑熱順化」についてわかり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。
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