結論ですが、
不妊症の検査には、「エコー検査」「おりもの検査」「子宮頸がん検診」「血液検査」「尿検査」「精液検査」「子宮卵管造影検査」などがあります。
この記事は「不妊治療」を受けたいヒトに向けて書いています。
産婦人科受診への疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「不妊治療の流れ」についてわかります。
子どもが欲しいですがどうすればいいですか?
このような悩みにお答えします。
自分は妊娠する体なのか心配…
年齢的に早めに妊活しなければ!!
全然、妊娠しなくて困っています
さまざまな不安や悩みがあるかと思います。
子どもは欲しいけれど、不妊治療を受けるのは勇気がいるかと思います。
そして不妊治療では何が行われるのか分からないという人は多いかと思います。
今回は、「不妊症の検査」にフォーカスして説明したいと思います。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/
この記事のまとめ
不妊症とは
不妊症とは、不妊期間が「1年以上」ある状態を「不妊症」とよばれます。
しかし、年齢を重ねるごとに妊娠率は低くなっていくこと、妊娠を希望するときの年齢などを考慮して、実際には、「1年以上」の不妊期間を待たずに不妊治療を受ける流れが多いです。
では、不妊症ではどのような検査がおこなわれるのか?
不妊症の検査について解説します。
不妊症の検査1:エコー
エコー検査で、子宮や卵巣が腫れていないかなどを評価します。
エコーでは、腟口からエコーを入れて検査します。エコー検査では、子宮や卵巣を観察して異常がないかなどを評価します。
性交渉経験がない人や、腟口が狭い人の場合には、肛門からエコーを入れたり、お腹の上からエコーを当てたりします。
不妊症の検査2:おりもの検査
おりもの検査では、不妊症の原因となる「クラミジア」「淋菌」などの感染がないか検査します。
「クラミジア」や「淋菌」は感染しても無症状なことが多いため、気づかないで感染している場合があります。そのため、無症状でも検査を受けるようにしましょう。
不妊症の検査3:子宮頸がん検診
子宮頸がん検診では、クスコという器械を使って、「子宮頸部」(子宮の入り口部分)から細胞を採取して、子宮頸がんの可能性がないか検査します。
20歳以上の女性で、子宮頸がん検診を受けていない人は皆さんにすすめています。
これは不妊症の検査というよりも、妊娠する前の健康状態の確認という意味合いが強いです。
不妊症の検査4:血液検査
血液検査では、月経周期に応じた「ホルモン値」、「甲状腺機能」「インスリン抵抗性」の検査などがおこなわれます。
また、希望があれば、「抗ミュラー管ホルモン」(AMH)という卵巣予備能を調べる検査や、梅毒・B型肝炎・C型肝炎・HIVなどの感染症や「風疹抗体価」の検査などがおこなわれます。
なお、「ホルモン値」は月経周期に応じておこなわれるので、かならず検査日程を確認するようにしましょう。
不妊症の検査5:尿検査
尿検査では「蛋白尿」「尿糖」「細菌尿」などを検査します。
腎臓や尿路感染などの異常がないか確認します。
不妊症の検査6:精液検査
精液検査では、精液を顕微鏡でのぞいて、「精子の数」「精子の運動率」「精子の形の異常」などないか確認します。
不妊症の原因は、男性が原因であることもあります。精液検査は、男性不妊の検査として必須の検査となります。
不妊症の検査7:子宮卵管造影検査
「子宮卵管造影検査」では、精子・卵・受精卵などの通り道である「子宮内腔」や「卵管」が狭くなっていないか、子宮の形の異常がないかなどを確認します。
子宮の入り口から、造影剤を流します。レントゲン撮影をして、子宮の中の形状異常がないか、卵管の通過性は問題ないかなど検査します。
まとめ
今回は「不妊症の検査」について説明しました。
今の時代、こどもはとても貴重です。
こどもがいないと、将来の日本が衰退してしまいます。
こどもが欲しいと思っている人をクリニックをあげて全力でサポートしたいと思います。
この記事によって、「不妊症の検査」についての理解が深まり、一人でも多くの人が子どもを授かり喜ぶことを願っています。
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