結論ですが
子宮内避妊具は、子宮の中に留置して用いられる避妊器具のことです。
この記事は「子宮内避妊具」について知りたい女性に向けて書いています。
「避妊法」に関する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「子宮内避妊具」についてわかります。
すべての女性には「リプロダクティブ・ヘルスおよびライツ」というものがあります。
簡単にいうと、「子供を産みたい時に産み」、「子供を産みたくない時に産まない」ということを自ら決定することができる権利です。
「子供を産みたくない時に産まない」
つまり「望まない妊娠」を防ぐために「避妊」に関する知識がとても重要となります。
避妊法は様々ありますが、「子宮内避妊具」(IUD)についてピックアップします。
では、今回は「子宮内避妊具」(IUD)について説明していきます。
この記事のまとめ
子宮内避妊具とは?
「子宮内避妊具」(IUD)は、子宮の中に留置して用いられる避妊器具のことです。
子宮の中に小さな器具を入れることで、受精卵が子宮内に着床するのを防げ、妊娠を防いでいます。
詳しくいうと、子宮の中に「IUD」という異物があることで、免疫反応が起こり、精子や受精卵の活動をおさえて着床するのを防いでいます。
「子宮内避妊具」(IUD)には、いくつか種類があります。通常の「IUD」に加えて、「銅付加IUD」「黄体ホルモン付加IUD」など主に3種類あります。
では順にみていきましょう。
子宮内避妊具1:IUD
繰り返しですが、「子宮内避妊具」(IUD)は、子宮の中に留置して用いられる避妊器具です。
避妊効果は「約95%」と言われています。
通常のIUDにはプラスチック製の「FD-1」などの製品があります。
子宮内避妊具2:銅付加IUD
「銅付加IUD」は、銅が付加されたIUDです。
銅の存在によって精子の活動を抑えたり、受精卵が着床を妨げます。避妊効果は「約99.4%」と言われています。
通常の避妊以外にも、性交渉から120時間以内であれば「緊急避妊」にも用いることができます。
銅付加IUDには「ノバ-T」などの製品があります。
子宮内避妊具3:黄体ホルモン付加IUD
「黄体ホルモン付加IUD」は、黄体ホルモンが添加されているIUDです。
黄体ホルモンの存在によって子宮内膜は薄くなり、妊娠を防ぎます。避妊効果だけでなく、さらに、月経量が減り、月経痛が和らぐ効果もあり、「月経困難症」や「過多月経」の治療にも用いられるます。
避妊効果は「約99.9%」と言われています。
黄体ホルモン付加IUDには「ミレーナ」などの製品があります。
まとめ
今回は「子宮内避妊具」について説明しました。
避妊法には、他にも「経口避妊薬」「不妊手術」「男性用コンドーム」などがあります。
今回紹介した「子宮内避妊具」は長期間の避妊をする場合にオススメの方法です。
また、持病をお持ちの方や喫煙によって「経口避妊薬」が使えない場合に「子宮内避妊具」という選択肢があります。
「子宮内避妊具」を挿入するために、産婦人科を受診して、診察や処置が必要になります。
身近に「避妊」に関して相談できるような産婦人科のかかりつけを見つけておくと安心ですね。
この記事によって「子宮内避妊具」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/
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