結論ですが
長鎖脂肪酸の中には「飽和脂肪酸」「一価不飽和脂肪酸」「多価不飽和脂肪酸」などがあります。
この記事は「マラソンを趣味にしている」ヒトに向けて書いています。
食事・栄養に対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「長鎖脂肪酸の種類」についてわかります。
長鎖脂肪酸にはどのような種類がありますか?
このような疑問にお答えします。
三大栄養素である「タンパク質」「脂質」「炭水化物」のことを「PFC」といいます。
タンパク質(Protein)
脂質(Fat)
炭水化物(Carbohydrate)
スポーツ選手やアスリートの場合、厳しいトレーニングに耐えうる体作りなどのために、食事・栄養がとても重要になります。
そして、この「PFC」がエネルギー源となるため重要となります。
マラソンなどの持久系競技において、とくに「炭水化物・糖質」(C)や「脂質」(F)が大切です。
今回は、そのうち「脂質」(C)についてピックアップします。
脂肪酸は、脂質を構成する成分のひとつであり、数個から数十個の炭素が鎖のように繋がった構造をしています。
炭素の数が6個以下のものを「短鎖脂肪酸」
炭素の数が6個~12個のものを「中鎖脂肪酸」
炭素の数が12個以上のものを「長鎖脂肪酸」
といいます。
では、長鎖脂肪酸にはどのような種類がありますか?
ということで、今回は「長鎖脂肪酸の種類」について説明していきます。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/
まとめ

1.飽和脂肪酸
長鎖脂肪酸の中には「飽和脂肪酸」があります。
飽和脂肪酸は、炭素の二重結合のないタイプの脂肪酸です。
常温で固形になる性質があり、漢字で書くと「脂」と表現されます。
飽和脂肪酸は、エネルギーとして使われやすく、体内で合成することができる脂肪酸です。
主に、パルミチン酸・ステアリン酸・ミリスチン酸などの脂肪酸があります。
飽和脂肪酸は、一般的に過剰摂取されやすく、健康への悪影響が知られています。
飽和脂肪酸を摂りすぎると、血液中の「中性脂肪」や「LDLコレステロール」(悪玉コレステロール)を増加させ、「脂質代謝異常症」や「動脈硬化」につながります。
飽和脂肪酸は動物性の食品に多く含まれます。
「肉類」「バター」「ラード」「生クリーム」「乳製品」「チョコレート」「ケーキ」などに多く含まれます。
2.一価不飽和脂肪酸
脂肪酸の種類に「一価不飽和脂肪酸」があります。
一価不飽和脂肪酸は、炭素の二重結合が一つあるタイプの脂肪酸です。
「オメガ9系脂肪酸」とも呼ばれており、比較的エネルギーとして使われにくい脂肪酸です。
おもに、「オレイン酸」「ミリストレイン酸」「エイコセン酸」などがあります。
一価不飽和脂肪酸は、血液中の余分な「中性脂肪」や「LDLコレステロール」(悪玉コレステロール)を下げる作用があり、「脂質代謝異常症」などの予防につながります。
一価不飽和脂肪酸は、植物性の食品や魚類の油に多く含まれます。
「オリーブオイル」「なたね油」「アボカド」「タラ肝油」「イワシ油」などに多く含まれています。
3.多価不飽和脂肪酸
脂肪酸の種類に「多価不飽和脂肪酸」があります。
多価不飽和脂肪酸は、炭素の二重結合が二つ以上あるタイプの脂肪酸であり、「オメガ3系脂肪酸」や「オメガ6系脂肪酸」があります。
「オメガ3系脂肪酸」は、調理油などに含まれる「アルファリノール酸」の他、魚類に含まれる「ドコサヘキサエン酸」(DHA)、「エイコペンタエン酸」(EPA)などがあります。
「オメガ6系脂肪酸」は、ほとんどは「リノール酸」であり「アラキドン酸」もあります。リノール酸やアラキドン酸は、体内では合成されない必須脂肪酸です。
多価不飽和脂肪酸は、血液中の余分な「中性脂肪」や「総コレステロール」「LDLコレステロール」(悪玉コレステロール)を下げる作用があり、「脂質代謝異常症」や「動脈硬化」などの予防、心疾患のリスク低減などの効果があります。
ただし、オメガ6系脂肪酸を多くとりすぎると、炎症反応を引き起こし、動脈硬化や心疾患のリスクを高める可能性があります。
さらに、アレルギー症状を悪化させたり、免疫機能に影響を与える可能性があるため、過剰摂取には注意しましょう。
まとめ

今回は「長鎖脂肪酸の種類」について説明しました。
この記事によって「長鎖脂肪酸の種類」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。
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