食事記録の落とし穴【6つ】

結論ですが、

食事記録の落とし穴として「数字を追ってしまう」「偏食につながる」「摂食障害につながる」ことがあります。

この記事は「健康的に過ごしたい方」に向けて書いています。
健康に関する情報を発信しております。
この記事を読むことで「食事記録の落とし穴」についてわかります。

食事記録で気を付けた方がことってなんですか?

このような疑問にお答えします。

健康のためには、食事・睡眠・運動など日々の生活習慣が重要です。

人の体は、食べる食事によって出来上がります。
医食同源という言葉があるように食事は健康に過ごすためにとても重要です。

スポーツを行っている人は、食事から得られるエネルギー源によって競技パフォーマンスは変わってきますし、体作りを行うときに食事というのは大切です。

また、ダイエットを行っている人は、食事によって摂取するカロリーなどが重要となります。

そこで毎日食べる食事の内容を記録する「食事記録」という方法が登場します。
しかし、食事記録にも、はまりすぎると思わぬ落とし穴にはまってしまうこともあります。

では、食事記録の落とし穴にはどのようなものがありますか?

ということで、今回は「食事記録の落とし穴」について説明します。

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まとめ

4.数字を追ってしまう

食事記録の落とし穴として「数字を追ってしまうこと」があります。

一日のうちに食べることができるカロリー、タンパク質、脂質、炭水化物の量は数字で具体的に設定することができます。

すると、毎日の食事が、カロリーや栄養素の数字を満たすためのゲームみたいな感じに変わってしまいます。
食事自体の味わいを楽しむ、体に必要な栄養を摂取するなどとは別次元の世界が開いてきます。

目標カロリーや、目標とする栄養バランスに沿って食事をしようとすると、どうしても栄養の目標達成に力を入れてしまうことを優先してしまいます。

今日はなんとなく食べたくない気分だな
お腹がすいていて、もっと食べ物を食べたい
満腹で、もう食べられない

などの体の声を無視して、数字で決められた目標を達成することを第一優先にしてしまうのです。
数字で定められているので、それが達成できたかどうか、見ればわかってしまうため、それに縛られてしまうのです。

そもそも、設定された目標が間違っているケースもありますし、記録された栄養素の値には多少なりとも誤差があります。
数字のみを追ってしまうことになると、体が発しているサインを無視することになり、体にとって本当に必要な栄養素の過不足が生じてしまうことにつながります。

食事記録の落とし穴として「数字を追ってしまうこと」があります。

5.偏食につながる

食事記録の落とし穴として「偏食につながること」があります。

毎日のカロリーや栄養素の目標を達成させようとすると、食べる食事の内容が偏ってしまいます。
極端な例でいうと、毎日同じ内容の食事を摂取することが、目標を達成しやすいからです。

違う食事の内容で、目標を達成しようとすると、栄養成分を計算したり、ターゲットとする栄養成分の食材を見つけたり、苦労します。

食品群として、タンパク質が多めの食材、脂質が多めの食材、炭水化物の多めの食材などは把握しているかと思います。
その食品群で代わりの食材を探すことになるかと思いますが、結局その食品群も似たようなラインナップになってしまいます。

再度計算することが面倒くさくなるため、普段たべないような食事や、頂きもの、お土産などは自然と食べないようになってしまいます。

とくに手作りの料理は、栄養成分のバランスがどうなっているかわからないので、手を出しにくくなってしまいます。

食事を記録することによって、たべる食事の内容に偏りが生じてしまい、偏食につながるのです。

食事記録の落とし穴として「偏食につながること」があります。

6.摂食障害につながる

食事記録の落とし穴として「摂食障害につながること」があります。

食事記録は、ダイエットやスポーツ選手が食事を管理してパフォーマンスを上げるなどの目的で行われる場合があります。
また、医学的にアレルゲンを特定したり、不調の原因をみつけるために行われる場合もあります。

とくに、ダイエットを行う場合、食事記録をおこなうことによって、摂食障害につながるケースがあります。

カロリーや栄養素の数字を達成するために、絶対に数字をあわせないとという強い強迫観念から、強いストレスがかかります。
脂質などの一部の栄養素が極端に減らしてしまい、体重は減るけれど、体重を不必要に落としすぎしてしまい健康を害してしまうおそれがあります。

食事管理のストレスの反動で、過食・嘔吐を繰り返してしまうなんていうケースもあります。

また、見た目が重視されるバレエ、ボディビルなどの審美系スポーツ、体重が軽い方が有利なマラソン・長距離選手などのスポーツにおいて摂食障害になりやすいです。

反対に摂食障害を治療する目的に、食事記録を利用する場合もあります。
食生活を記録することによって、客観的に把握して、自分自身の食事の内容を振り返ることができます。
ただし、食事記録によって、かえって摂食障害が悪化するケースもあるため、必ず専門家の監修の元、行うようにしましょう。

食事記録の落とし穴として「摂食障害につながること」があります。

まとめ

今回は「食事記録の落とし穴」について説明しました。

この記事によって「食事記録の落とし穴」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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