結論ですが
ミレーナは、エコー検査などで子宮の状態を確認してから、月経7日目までに子宮の中に挿入して使用します。
この記事は「ミレーナ」について知りたいヒトに向けて書いています。
女性特有の悩み・不安・疑問などが解決できるお手伝いができればと思っています。
この記事を読むことで「ミレーナの挿入方法」についてわかります。
ミレーナってどのように挿入されますか?
このような疑問にお答えします。
月経の量が多かったり、月経の痛みがひどい場合に、婦人科を受診するかと思います。
色々とくすりを飲んだけど、なかなか効果がないということもあります。
そんなときに「ミレーナ」が登場します。
ミレーナは、黄体ホルモンが長期にわたって放出される器具であり、子宮の中に留置して使われます。
「月経の量が少なくなる」「月経の痛みを改善する」「避妊効果」などあります。
では、「ミレーナ」はどのように挿入されるのでしょうか?
ということで、今回は「ミレーナの挿入方法」について説明していきます。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/
この記事のまとめ
1.ミレーナの挿入時期
ミレーナは「月経1日目から月経7日目まで」に挿入します。
妊娠初期の挿入をふせぐため、「月経7日目まで」に挿入するようにされています。
また、「月経8日目」以降にミレーナが挿入されると、すでに子宮内膜が厚くなっており、月経量を減らす効果は下がりますし、不正出血などの副作用が起こる原因となるため、「月経1日目から月経7日目まで」でミレーナを挿入するようにします。
ただし、月経の量が多いときにミレーナを挿入すると、月経とともにミレーナが出てきてしまう場合もあります。
なので、個人的には月経量が少なくなる「月経4日目から月経7日目まで」の時期を目安にミレーナを挿入するようにしています。
なお、ミレーナの入れ替えをする場合には、月経のどのタイミングでも可能とされています。しかし、月経期間以外に除去した場合、除去前1週間以内に性交渉があれば妊娠する可能性があるため、できれば「月経4日目から月経7日目まで」のタイミングでミレーナの交換をするようにしています。
2.ミレーナの挿入前の検査
ミレーナを挿入する前に、「エコー検査」や、必要に応じて「感染症」「妊娠反応」などの検査をおこないます。
エコー検査で、子宮に病変がないか、子宮の形に異常がないか、子宮の内腔は問題ないかなど確認して、ミレーナがスムーズに挿入できるか判断します。
また、腟の中や子宮の入り口に感染症がある場合、ミレーナによって感染を広げてしまう可能性があります。感染症が疑わしい場合、事前におりもの検査をおこないます。
さらに、すでに妊娠している可能性がある場合には、妊娠検査を必ず行います。
3.ミレーナの挿入方法
エコーで子宮の状態を確認してから、クスコ(腟鏡)をかけて子宮の入り口を確認して、ミレーナを子宮の中に挿入します。
まずは、エコーで子宮に病変などないか改めて確認します。
次に、子宮の傾き具合や子宮の長さなどを確認して、ミレーナの挿入していく方向を見定めます。
そして、クスコ(腟鏡)をかけて子宮の入り口を確認し、ゾンデという細長い棒のようなもので子宮の方向を確認し、ミレーナを子宮の中に挿入します。
ミレーナを挿入したら、エコーでミレーナの位置が問題ないか確認します。
まとめ
今回は「ミレーナの挿入方法」について説明しました。
月経の量が多い…
月経の痛みがひどい…
などの月経の症状で悩んでいる場合、「ミレーナ」という選択肢があります。
では実際に「ミレーナ」を挿入するってなった時に、どのように挿入されるのか不安になるかと思います。
「ミレーナ」の挿入に関して疑問などあれば、気軽に担当の医師に相談するようにしましょう。
月経の症状を改善し、日々の生活がより快適になるようお手伝い出来れば幸いです。
この記事によって「ミレーナの挿入方法」について理解が深まり、一人でも多くの人の役に立つことを願っています。
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