ピルの避妊効果はいつから?

結論ですが

ピルの避妊効果は、ピルを飲みはじめて「7日間」経ってから発揮します。

この記事は「ピル」について知りたい人に向けて書いています。
女性特有の問題に関して理解を深めるお手伝いができればと思っています。
この記事によって「ピルの避妊効果」について理解することができます。

ピルって、いつから避妊効果を発揮しますか?

このような疑問にお答えします。

ピルって即効性がありますか?
飲み始めたらすぐに避妊効果が出るのですか?

このような疑問を持つ人は多いです。
結論をいうと、ピルの避妊効果は、ピルを飲みはじめて「7日間」経ってから発揮します。

ということで、今回は「ピルの避妊効果」について説明していきます。

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この記事のまとめ

ピルとは

ピルは、おもに「エストロゲン」(卵胞ホルモン)と「プロゲステロン」(黄体ホルモン)というホルモンの成分を含むくすりのことをいいます。

もともとピルは、妊娠をしないための「OC」(経口避妊薬)として使われていました。

ピルを使っている人は「月経の痛みが軽くなる」「月経の量が少なくなる」などの効果があるということがわかり、それらの治療としても使用されるようになりました。
なお、月経症状の改善を目的としてピルを「LEP」(低用量エストロゲンプロゲステロン製剤)とよばれます。

ピルと避妊効果

ピルを定期的に内服することによって、排卵が抑制され、子宮内膜が薄くなり、「避妊効果」が発揮されます。

ピルを使うことで、排卵が抑制され、子宮内膜が薄くなり、「避妊効果」が発揮されます。
つまり、「排卵の抑制」によって受精を防ぐことができ、「子宮内膜が薄くなること」で万が一受精しても着床することを防ぐことができます。

ピルの避妊効果のタイミング

ピルの避妊効果は、ピルを飲みはじめて「7日間」経ってから発揮します。

多くのピルは、月経開始とともに飲み始めます。一般的に月経開始して1週間くらいの期間は妊娠することはない期間です。

つまり、月経開始とともにピルを飲み始める場合には、ピルを飲み始めてから避妊効果が発揮されるといっても良いでしょう。

ただし、月経開始以外のタイミングでピルを飲み始めた場合には、ピルを飲みはじめて「7日間」経ってから避妊効果を発揮します。

そして、ピルの飲み忘れがない限りは、避妊効果が持続します。

ピルと妊娠率

ピルの服用によって、妊娠のしやすさに影響を与えることはないです。

ピルを服用している時には、避妊効果を発揮します。
そして、ピルの服用をやめた後は、妊娠することができます。

ピルの服用をやめた後は、すぐに妊娠する人もいれば、きちんと排卵が起こり、正常な月経周期に戻ってからようやく妊娠できる人もいて個人差が出やすいです。

一般的には、ピルの服用をやめて2-3ヶ月ほどで正常な月経周期に戻ります。そして、排卵機能も戻ってきて妊娠可能な状態になります。
また、月経周期が戻る前に排卵している場合も多く、ピル服用をやめてから月経が来ない場合には妊娠している可能性も考えられます。

なお、ピルの服用によって、妊娠のしやすさに影響を与えることはないです。
ただし、長年ピルを服用していると、年齢を重ねており、加齢による妊娠率の低下の影響を受けることになります。
しっかりと家族計画をおこなって、ピルを活用するようにしましょう。

まとめ

今回は「ピルの避妊効果」について説明しました。

「ピル」をうまくつかうことで、月経症状をコントロールすることができて、より快適に生活をおくることができます。

さらに、「ピル」によって避妊効果も得られるため、家族計画もサポートしてくれます。

ピルをうまく活用することができると、女性の生活はよりよいものになります。

この記事によって「ピルの避妊効果」について理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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