結論ですが
妊娠経過はどうなるかわからないので、赤ちゃんがいつ産まれるかはわかりません
この記事は妊婦さん向けに書いています。
妊娠中のさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればとおもっています。
この記事を読むことで「赤ちゃんがいつ産まれるか」についてわかります。
妊娠をすると、いつ赤ちゃんが産まれてくるか待ち遠しくなるかと思います。
産まれてくる日がその子の誕生日になるので、その日がいつになるのかとても気になりますね。
- 早生まれにならないか?
- 自分の誕生日と同じになるのか?
- 特別な日と一緒にならないか?
とてもワクワクするかと思います。
そして、赤ちゃんが産まれてくる日に備えて、洋服・ベビーグッズなどいろいろと準備をすることになります。
今回は「赤ちゃんがいつ産まれるか」について説明していきます。
この記事のまとめ
- 妊娠経過はどうなるかわからないので、赤ちゃんがいつ産まれるかはわかりません
- じつは「分娩予定日」にちょうど産まれることは少ないです
- 分娩が近づいているサインはあります。
赤ちゃんがいつ産まれるかはわかりません
妊娠経過はどうなるかわからないので、赤ちゃんがいつ産まれるかはわかりません。
妊娠中は、いつなにが起こってもおかしくないです。妊娠週数が浅いうちに、出血・破水・腹痛が起こって、そこから赤ちゃんが出てきてしまうこともあります。
残念ながら、赤ちゃんが具合悪く出てくることもあれば、赤ちゃんがお腹の中で亡くなってしまうこともあります。
じつは「流産」は多い
とくに妊娠初期では、残念ながら流産となってしまうこともあります。じつは流産はみなさんが思っているよりも頻度は多いです。自然流産率は「約15%」と言われており、6回から7回妊娠したら1回は経験する計算になります。
妊娠22週未満では「流産」となる
妊娠22週未満では、赤ちゃんが分娩されてしまった場合には「流産」という扱いになります。この妊娠22週未満という週数では、赤ちゃんは未熟すぎて外の環境では一人で生きることが出来ないとされております。
妊娠37週から41週までが「正期産」です
妊娠37週から41週までのお産を「正期産」と呼ばれこの時期に赤ちゃんが産まれてくることが多いです。この週数であれば、ほとんどの場合赤ちゃんは十分に成熟しており外の環境でも問題なく生活できます。
ちなみに妊娠22週から37週までのお産を「早産」、妊娠42週以降のお産を「過期産」とよばれます。
以上のように、妊娠経過はどうなるかわからないので、赤ちゃんがいつ産まれるかはわかりません。
残念ながら、赤ちゃんが具合悪く出てくることもあれば、赤ちゃんがお腹の中で亡くなってしまうこともあります。さまざまなお産に立ち会わせて頂いていますが、本当にお産は命がけでおそろしいものだと感じます。
では、分娩予定日はなんですか?
妊娠経過はどうなるかわからないので、赤ちゃんがいつ産まれるかはわかりません。しかし、赤ちゃんの経過をみていくために「基準」を設ける必要があります。それが「分娩予定日」です。
分娩予定日を決める目的
分娩予定日を決めることで以下のようなことがわかります。
- 今現在「妊娠何週なのか」「妊娠何ヶ月なのか」把握することができる。
- おなかの赤ちゃんの発育が順調かどうか評価することができる。
- 妊娠週数によって重要な時期がありますが、それがいつなのか把握することができる。
分娩予定日の決め方
分娩予定日は、今現在の妊娠週数を計算して、「妊娠40週0日」に当たる日を「分娩予定日」として決定します。
具体的にいうと…
- 最終月経開始日から”仮”で妊娠週数を決めて、
- 赤ちゃんの大きさなどのズレがあれば、妊娠週数や分娩予定日を修正する
という流れでおこないます。
分娩予定日は一度決めたら変えません
基本的には分娩予定日は一度きめたら変えないです。
予定日が何回もころころ変わってしまう場合は、基準がぶれてしまうため、
- 赤ちゃんの発育が正しく評価できなくなる
- 妊娠週数による重要な時期が、ころころ変わってしまう
などの問題がおこります。
じつは分娩予定日に産まれることは少ないです
分娩予定日になったら、かならず赤ちゃんは産まれてくると思っている人がいます。
今まで説明してきたように「分娩予定日」というものはあくまで基準にすぎないです。妊娠経過はどうなるかわからないので、赤ちゃんがいつ産まれるかはわかりません。
「分娩予定日」という名前でだまされてしまうと思いますが、じつは分娩予定日にちょうど産まれることは少ないのです。
分娩が近いサインは?
妊娠経過はどうなるかわからないので、赤ちゃんがいつ産まれるかはわかりません。しかし、赤ちゃんがそろそろ産まれてきそうな時に、分娩が近いというサインはあります。
「産徴」(おしるし)は分娩が近いサイン
予定日が近づくと、子宮の入り口は徐々に開いていって、柔らかくなっていきます。そして、子宮の入り口が開いてきたときに「産徴」(おしるし)と呼ばれる性器出血をみとめますが、分娩が近いサインになります。
分娩のはじまりは「陣痛発来」
赤ちゃん大きくなるとお腹がだいぶ大きくなります。とくに動いたときなどにお腹のハリを自覚しやすくなります。
そのお腹の「ハリ」が「痛み」に変わり、それが規則的になっていきます。
おおよそ10分に1回以上の頻度で規則的な痛みになると、「陣痛発来」と判断します。「陣痛発来」した後は、徐々に陣痛は強く、頻度が増えてきて、分娩が進んでいきます。順調に進むと、赤ちゃんが産まれてきます。
「破水」
基本的には「陣痛発来」した後に「破水」します。そして、さらに陣痛が強くなっていきます。
また、陣痛が来る前に「破水」してしまうことがあります。陣痛が来る前に破水することを「前期破水」とよばれます。破水したら、24時間以内に自然に陣痛が来ることが多いです。破水したら分娩が近いサインになります。
陣痛はより強く、陣痛頻度が増加して産まれてきます
分娩の進行とともに、陣痛は強くなっていきます。また、陣痛の間隔も短くなり、陣痛頻度は増加していきます。そして、赤ちゃんが産道という狭い通り道を回旋しながら通ってきて産まれてきます。
まとめ
妊娠経過はどうなるかわからないので、赤ちゃんがいつ産まれるかはわかりません
じつは「分娩予定日」にちょうど産まれることは少ないです
分娩が近づいているサインはあります。
分娩予定日が決まり、母子手帳を受けると、お腹の中に赤ちゃんがいるのだと母親としての自覚を持つようになるかと思います。
お産は遠い先だと思っていたら、徐々にお腹も大きくなってきて、胎動を感じはじめたり、さらにお腹が大きくなってきてと、あれよあれよという合間に妊娠生活が過ぎていきます。そして気が付くと分娩予定日が近づいてきて、いよいよお産という流れになります。
分娩予定日はあくまで基準であって、その日ちょうどに赤ちゃんが産まれることは実は少ないですが、自分の子供と対面できる基準となるのでとても大切なものです。
この記事によって「いつ赤ちゃんが産まれるのか」の理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。
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