現代人は生理回数が多い!【月経の今と昔】

すべての女性のヘルスケア 月経の悩み

結論ですが

むかしと比べて現代の女性は生理回数がおおいです。

この記事は「月経について考えたい」女性向けに書いています。
この記事を読むことで「現代女性が月経が多い理由」と「月経の多い現代女性がよりよく過ごすため」についてわかります。

毎回生理がくるたびに悩まされているひとが多いかとおもいます。
じつは、むかしと比べて現代女性が生理を経験する回数は圧倒的に多くなっています。

戦前までは、一生涯の月経回数は「50回程度」と言われていますが、
現代では一生涯の月経回数は「400回程度」といわれています。

なぜ、現代女性が月経が多いのか?
月経の多い現代女性がよりよく過ごすためにどうすればいいのか?
について説明していきます。

この記事のまとめ

  • 「多産から少子化の時代の流れ」「初潮の低年齢化」などによって、現代の女性は月経回数が多くなっています。
  • 月経が多い現代だからこそ「月経とうまくつきあうこと」が重要です。
  • 月経とうまくつきあうために、ピルをうまく活用することをすすめます。

現代の女性は生理が多い

「多産から少子化の時代の流れ」「初潮の低年齢化」などによって、現代の女性は月経回数が多くなっています。

むかし、子だくさんの時代から比較すると、圧倒的に現代の日本人は子供を産む回数が減っています。
また、むかしと比べて栄養環境が改善され発育が良くなり、「初潮」(初めて来る月経のこと)が低年齢化していることもあって、月経回数が多くなっています。

戦前までは、一生涯の月経回数は「50回程度」と言われていますが、現代では一生涯の月経回数は「400回程度」といわれています。

妊娠・出産を1回経験すると生理回数はかなり減る

妊娠・出産を1回を経験すると生理の回数はかなり減ります。

単純計算で、まず妊娠期間中の約10ヶ月間は生理がきません。
授乳の有無や個人差によってだいぶ変わりますが、産後も約2-6ヶ月くらいは生理がきません。なお、産後月経はなくても排卵している場合があるため、妊娠する可能性はあるので、産後すぐに妊娠を望まない場合は避妊が必要です。
つまり、月1回の定期的に生理がくる女性の場合、単純計算で「妊娠・出産を1回」経験すると「生理の回数は12-16回少なくなる」ことになります。

初潮の低年齢化で生理回数は増える

昔とくらべて現代では栄養状態が改善しています。
現代の日本では、ほとんど餓死という言葉は聞かないかと思います。

栄養状態が良いと、初めて生理が来る年齢、つまり「初潮」年齢は早くなります。
ただし、生理が来なくなる「閉経」年齢は変わらないです。

つまり、初潮年齢がはやくなり、閉経年齢はかわらないので、生理が起こっている時期は長くなることになります。

生理とうまく付き合う

生理回数が多い現代だからこそ生理とうまく付き合うことが重要になります。

  • ①生理の症状をコントロールする
  • ②生理によって悪化する疾患をケアする
  • ③生理回数を減らす

という順でみていきます。

生理の症状をコントロールする

生理に関する症状、たとえば

  • 過多月経:生理の量が多い
  • 過長月経:生理の期間が長い
  • 月経困難症:生理痛など生理にともなう症状
  • 月経前症候群:生理の前の症状
  • 無月経:生理がこなくなる

などがあります。
これらの生理にともなう症状によって、生活の質が下がってしまうことにつながります。
これらの症状をうまくコントロールすることが重要です。

生理によって悪化する疾患をケアする

生理によって悪化する疾患の代表として「子宮内膜症」というものがあります。
これは、子宮内膜の成分が、腹膜や卵巣など子宮内以外の部分にみとめる疾患です。

生理がくるたびに、子宮内膜は増殖するため、子宮内膜症は悪化していきます。
ちなみに「子宮内膜症」は月経困難症や不妊の原因となったり、子宮内膜症病変からがんが発生してくることもあります。

生理によって悪化する疾患である「子宮内膜症」をうまくケアすること重要です。

生理回数を減らす

避妊を目的に使用されていた「ピル」(エストロゲンとプロゲステロンの合剤)というくすりがあります。
避妊効果以外にも実は「月経に伴う痛みを抑える効果」や「月経量を少なくする効果」など副効用も知られていました。なので、「月経困難症」や「子宮内膜症」に対して保険適応されるようになった流れがあります。

ちなみに、同じ成分(エストロゲンとプロゲステロンの合剤)ですが、避妊目的で使用されるものを「OC」(Oral Contraceptive:経口避妊薬)。
月経症状の改善や子宮内膜症など疾患の治療目的で使用されるものを「LEP」(Low dose Estrogen/Progestin)と言われています。

最近では、低用量ピルの連続投与によって生理の来る頻度を最大で120日間(約4ヶ月)に1回に減らすこともできます。
体質によっては、120日間より前に月経が来てしまうこともありますが、上手に利用すると月経をコントロールすることが可能です。どうしても月経が来て欲しくない日に月経が来ないようにずらすことも可能です。

「ピル」をつかうことで、先ほどみてきた「月経症状のコントロール」「子宮内膜症の改善」「月経回数を減らす」というニーズを満たすことが可能です。
月経の多い現代女性には「ピル」をうまく活用することをすすめます。

まとめ

「多産から少子化の時代の流れ」「初潮の低年齢化」などによって、現代の女性は月経回数が多くなっています。

月経が多い現代だからこそ「月経とうまくつきあうこと」が重要です。とくに月経症状をコントロールすること、月経によって悪化する疾患である子宮内膜症をケアすることが重要です。

ピルには、「月経症状」や「子宮内膜症」の改善効果があり、「月経回数を減らす」ことも可能です。月経とうまくつきあうために、ピルをうまく活用することをすすめます。

むかしと比べて生理回数は増えています。
それにともなって生理によって悩む女性が増えてきています。

産婦人科を受診すれば、「ピル」の処方ふくめ、さまざまな相談できたり、サポートを受けられます。

自分にあった「かかりつけの産婦人科」をもっておくことが、この生理回数が多い時代をよりよく過ごすために重要です。