コレステロールとは【食と健康】

結論ですが

コレステロールは、細胞膜の材料となる、身体の働きを微調整するホルモンの材料になる、胆汁酸を形成するなどの働きのある物質です。

この記事は「食事・栄養に関心のある」ヒトに向けて書いています。
自身の健康への疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「コレステロール」についてわかります。

コレステロールって何ですか?

このような疑問にお答えします。

おそらく皆さんは、健康のために「栄養バランスの良い食事」「適度な運動」「十分な睡眠」「規則正しい生活」が健康に良いということは、何回も耳にしていることと思います。

この中でも、日々の生活の中で「食事」に関して気にされる人は多いかと思います。

ついつい食べ過ぎてしまう…
忙しくて規則的な食事ができない!
どのような食事が健康にいいですか?

このような悩みや疑問があるかと思います。

忙しい現代人は、食生活が乱れてしまう人が多いです。

とくに仕事が忙しすぎて、食事を抜いてしまったり、簡単なインスタント食品・コンビニ弁当で済ませるなんてことも…。

食事は人の口から体に入ってくる大切なものです。
食事によって摂取された栄養によって、われわれの体は出来上がります。
「医食同源」という言葉があるように、「食」というものはとても重要です。

食事の内容によって健康にも不健康にもなります。
健康診断などで血液検査でコレステロール値が高いと分かった場合、自分でなんとかしたいと考える方が多いかと思います。
とくに、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が高い場合には注意が必要です。
コレステロールの値は、ふだんの食生活と密接な関係があり、食事を見直すことが大切です。

では、コレステロールって何ですか?

ということで、今回は「コレステロール」について説明していきます。

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まとめ

1.コレステロールとは

コレステロールは、細胞膜の材料となる、身体の働きを微調整するホルモンの材料になる、胆汁酸を形成するなどの働きのある物質です。 

コレステロールは「健康にとって悪いもの」と思われがちですが、人間の体になくてはならない重要な役割を担っています。 

たとえば、

コレステロールは体をつくっている細胞膜の材料となります。
ヒトの体は約37兆個もの細胞でできています。
その細胞は細胞膜によって外部の環境から守られています。 細胞膜はリン脂質、たんぱく質、コレステロールからできており、コレステロールは細胞膜の材料となっているのです。

また、コレステロールは、エストロゲン、テストステロン、コルチゾールなどのホルモンの材料となります。ちなみに、体内で「ビタミンD」を作るときにもコレステロールは必要です。

さらに、肝臓に運ばれたコレステロールの一部は、胆汁酸となって小腸に排泄され、脂肪の消化・吸収を手助けします。

コレステロールは、細胞膜の材料となる、身体の働きを微調整するホルモンの材料になる、胆汁酸を形成するなどの働きのある物質です。 

2.コレステロールの種類

コレステロールの種類として、主に「LDLコレステロール」「HDLコレステロール」があります。

「LDL(Low Density Lipoprotein)コレステロール」は、肝臓に蓄積したコレステロールを全身に運ぶ働きをします。
通称「悪玉コレステロール」と言われており、増えすぎると血管壁にたまり、動脈硬化の原因となります。

一方「HDL(High Density Lipoprotein)コレステロール」は、血管内に存在する余分なコレステロールを肝臓に運ぶ働きがあります。
通称「善玉コレステロール」とも呼ばれ、血管の壁に溜まっている余分なコレステロールを回収し、動脈硬化をおさえてくれるのです。

なお、コレステロールではないですが、血中脂質において「中性脂肪」があります。
よく健康診断などの血液検査で脂質代謝を評価するために測定されます。

「中性脂肪」は、血液中に存在する脂質の一種で、「1つのグリセロール」と「3つの脂肪酸」が結合した構造をしています。
中性脂肪が増え過ぎると、コレステロールのバランスは乱れて、動脈硬化などの原因となります。

コレステロールの種類として、主に「LDLコレステロール」「HDLコレステロール」があります。

3.コレステロールを含む食品

コレステロールを含む食品として、鶏卵・魚卵・レバー・あん肝・うなぎ・生クリームなどがあります。

健康診断などの血液検査で、コレステロールが高い。
とくに、悪玉コレステロールである「LDLコレステロール」が高値である場合には、食生活を見直す必要があるでしょう。

コレステロールを多く含む食品は控えるように心がけましょう。

食事由来のコレステロールがそのまま血液中のコレステロール値に反映されるわけではありません。
しかし、食事由来のコレステロールを摂取すると、一度消化吸収されて分解された形で体内に入ってくるため、コレステロールの材料が多くなることは事実です。

実際に、コレステロールを多く含む食材を控えることによって、コレステロールの数値の改善はしやすい傾向にあります。

コレステロールを多く含む、鶏卵・魚卵・レバー・あん肝・うなぎ・生クリームなどの食品は控えるようにしましょう。

ただし、食事由来のコレステロールが「LDLコレステロール」(悪玉コレステロール)の値にどれだけ反映されるかは、個人差がありますし、まだ解明されていない部分でもあるため、上限の設定が難しいとされています。

以前は、コレステロールが豊富な卵の摂取量に1日1個までと上限が設定されていましたが、今では撤廃されていたりしています。

コレステロールと健康リスクに関して、まだ分かっていないことも多いため、最新の報告を待ちたいと思います。

コレステロールを含む食品として、鶏卵・魚卵・レバー・あん肝・うなぎ・生クリームなどがあります。

まとめ

今回は「コレステロール」について説明しました。

健康的に過ごすために「日々の食生活」がとても大切です。

「食」は健康のためだけでなく、充実した日々を送ること、家族や友人などと有意義な時間を過ごすことなどにもつながるものです。

この記事によって「コレステロール」についての理解が深まり、一人でも多くの人が健康的に日々の生活を送ることを願っています。

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