紫外線の影響は? 夏の日差しに要注意!

結論ですが

紫外線の浴びすぎには「皮膚障害」「目の障害」「アレルギー反応」「免疫力低下」「活性酸素」などの健康リスクがあります。

この記事は「健康について関心のある」人に向けて書いています。
健康に関するさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「紫外線の危険性」についてわかります。

紫外線対策ってした方がいいですか?

このような悩みにお答えします。

今年の夏は暑い日が続きます!
ここ札幌では、連日の暑い日が続いて、かなりしんどい人が多いかと思います。

そんなときは、海水浴やプールなどに行きたいですね。

強い日差しが心配です!

そんな心配にお答えします。

適度な日光浴は健康効果が期待できます。
しかし、日光を浴びすぎてしまうと「紫外線の危険性」も心配になります。

ということで、今回は「紫外線の影響」を説明します。

この記事のまとめ

紫外線の危険性1:皮膚障害

急性障害

紫外線によって皮膚に炎症が起こり、「日焼け」(サンバーン)が起こります。

皮膚が赤くヒリヒリ痛むようになりますが、ひどくなると「水ぶくれ」となって皮が剥けていきます。
なお、「日焼け」によって皮膚の炎症が起こり赤くなっていることを「サンバーン」、その後にメラニンが増加し黒色に変化することを「サンタン」と呼ばれます。

慢性障害

長年、日光を浴び続けていると、皮膚の「しみ」「しわ」などにつながります。時には、皮膚に良性または悪性の腫瘍が出来ることもあります。

紫外線によって、「日光角化症」や「悪性黒子」などの前がん病変や、「基底細胞がん」「有棘細胞がん」などの皮膚がんにつながります。

紫外線の危険性2:目の障害

紫外線角膜炎

紫外線角膜炎は、強い紫外線にさらされた時にみられる角膜の炎症です。

眼球結膜(目の白い部分)の充血・異物感・流涙・目の痛みなどの症状が起こります。雪面など紫外線の反射が強い場所で起こる「雪目」(ゆきめ)が有名です。

翼状片

翼状片は、眼球結膜(目の白い部分)が翼状に角膜(目の黒い部分)に侵入する病気です。

線維性の増殖組織によって、瞳孔近く前まで進展すると視力障害を来たします。治療は外科的な切除術が行われます。

白内障

白内障は、目の中のレンズ機能を担っている「水晶体」が濁ってしまう病気です。

水晶体が濁ると、網膜まで光が届かないため、モノの見えにくくなってしまいます。徐々に見えにくくなり、視力は低下し、進行すると「失明」に至ります。
治療は、濁った水晶体を「眼内レンズ」に置き換える手術が行われます。

紫外線の危険性3:アレルギー

日光の浴びすぎによって「光線過敏症」の原因となります。

これは、光にあたると出てくる「日光蕁麻疹」(じんましん)や、「多形日光診」「薬剤性光線過敏症」などがあります。
皮膚の炎症によって「かゆみ」「むくみ」「熱感」などの症状が現れます。

紫外線の危険性4:免疫力低下

紫外線のうち「UV-B」は、DNAに影響を及ぼすため、浴びすぎてしまうと「免疫力低下」につながります。

免疫力が低下すると、感染しやすい状態となります。たとえば、口内炎などの口の中のトラブルが増えたり、ヘルペスになりやすくなったり、にきびが出来やすくなったり、キズが治りにくくなったりします。

紫外線の危険性5:活性酸素

紫外線は、さまざまな細胞器官に影響し「活性酸素」が発生します。

我々の生命活動するにあたって、酸素の利用は必要不可欠です。呼吸で取り込まれた酸素の一部は、通常よりも活性された「活性酸素」という形になります。
この活性酸素が過剰になると、酸化ストレスによる「老化」「がん」「生活習慣病」などにつながります。

まとめ


今回は「紫外線の影響」について説明しました。

とくに夏は日差しが強く紫外線が心配です。
海水浴やプールなどに行ったときには紫外線対策をしっかりしておきたいです。

「日焼け」などすぐに起こる症状もあれば、「白内障」や「がん」など後から起こるものもあり注意が必要です。

夏の紫外線から体を守って、いつまでも健康的に過ごせて頂ければ幸いです。

この記事によって「紫外線の影響」の理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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