ラエンネックとメルスモン【プラセンタ注射】

ラエンネックとメルスモンは、ヒトの胎盤成分(プラセンタ)を使った注射でありますが、いくつか違う点もあります。

この記事は「プラセンタ注射」を受けたいヒトに向けて書いています。
自身の健康への疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「ラエンネックとメルスモン」についてわかります。

ラエンネックとメルスモンって何が違いますか?

このような疑問にお答えします。

更年期の症状がつらい…
若々しく保ちたい!!
肌の調子がいまいちです…

このような悩みがあるかと思います。

プラセンタ注射によって、さまざまな更年期症状の改善だけでなく、美肌・美髪効果などアンチエイジング効果も期待できます。

プラセンタ注射には、ラエンネックとメルスモンの2種類の薬があります。
ただし、メルスモンは2023年2月24日に製造中止となってしまうため、国内ではラエンネックしか手に入らない状態になります。

では、ラエンネックとメルスモンってどのような違いがありますか?

今回は、「ラエンネックとメルスモン」について説明したいと思います。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

この記事のまとめ

1.プラセンタ注射とは

プラセンタ注射とは、ヒトの胎盤成分(プラセンタ)を使った注射の薬のことであり、国内ではラエンネックとメルスモンの2種類があります。

ラエンネックやメルスモンなどの「プラセンタ注射」は、ヒトの胎盤エキスを用いた注射です。

胎盤由来のたくさんの種類のアミノ酸が成分に含まれており、その有効成分を体内に注入して効果が発揮されるのです。
よく勘違いされますが、プラセンタ注射はホルモン製剤ではないです。たしかにホルモン的な作用もありますが、ホルモン製剤とは違います。

2.ラエンネックの効果

ラエンネックの効果として、「肝機能障害の改善」の他、「更年期障害の改善」「美肌効果」「美髪効果」などアンチエイジング効果も期待できます。

ラエンネックには、「慢性肝疾患における肝機能の改善」する効果があり、その目的で使用される場合は保険適応となります。

「肝機能の改善」以外にも、「更年期障害の改善」「美肌効果」「美髪効果」などアンチエイジング効果も期待できます。
ただし、「慢性肝疾患における肝機能の改善」以外の目的で使用する場合には、保険適応されないため、自費での診療となります。

3.メルスモンの効果

メルスモンの効果として、「更年期障害」の改善、「乳汁分泌不全」の治療がおもな効果です。他にも、「美肌効果」「美髪効果」などアンチエイジング効果、「疲労回復効果」「肝機能障害の改善」なども期待できます。

メルスモンは、「更年期障害」や「乳汁分泌不全」を改善する目的で使用される場合は保険適応となります。
「更年期障害」や「乳汁分泌不全」以外にも、「美肌効果」「美髪効果」などアンチエイジング効果、「疲労回復効果」なども期待できます。
ただし、「更年期障害」や「乳汁分泌不全」以外の目的で使用する場合には、保険適応されないため、自費での診療となります。

4.プラセンタ注射の使用方法

プラセンタ注射は、「皮下注射」または「筋肉注射」で投与されます。

成人において、1日1回2ml、「皮下」または「筋肉内」に注射します。
症状に応じて、1日2-3回注射することができます。

当院では、主に「腹部」に「皮下注」で投与します。
皮下脂肪の厚みがあり、皮膚の柔らかく、神経などが離れている安全な部位(腹部・大腿部・臀部)で行います。

注射の頻度は、「週1-2回程度」をオススメしております。
ただし更年期障害の症状が重い場合、毎日でも構いませんが、現実的には「週2-3回程度」となることが多いです。

5.プラセンタ注射の注意点

副反応

プラセンタ注射の副反応として、注射部位の痛み・硬結、発疹・発熱・掻痒などの過敏症、頭痛、肝機能障害などの副反応が起こる場合があります。
ごくまれに、アナフィラキシーショックが起こる可能性があります。

感染症

ラエンネックやメルスモンは「特定生物由来製品」に該当し、理論的には感染症リスクがあります。

ただし、ラエンネックもメルスモンもウイルス(B型肝炎・C型肝炎・HIVなど)や細菌が混入しないように汚染防止対策を講じており、販売されてから感染症が伝播したという報告は現在のところありません。

ラエンネックやメルスモンなどのプラセンタ製剤は感染症に対する高い安全性が確認されております。
しかし、特定生物由来製品であるため、将来的に未知のウイルス感染が判明する可能性はゼロではありません。

献血や臓器提供が出来ない

ラエンネックやメルスモンは、感染症に対する高い安全性が確認されております。

しかし、理論的には感染症を伝播する可能性はゼロではありません。なので、「献血」は出来ないのと、「臓器提供」は原則的に控えて頂くようお願いします。

保管義務

ラエンネックやメルスモンは「特定生物由来製品」に該当し、使用情報を保管する義務があります。

「特定生物由来製品」は、全てのあらゆる感染症を完全にゼロとすることは困難であり、将来的に未知のウイルス感染が判明する可能性などがあります。

ラエンネックやメルスモンなどの特定生物由来製品を使用した場合は、その使用情報を「20年間」保管する義務があります。

まとめ

今回は「ラエンネックとメルスモン」について説明しました。

更年期障害を何とかして欲しい!
そして、いつまでも若々しく過ごしたいです!!

多くの女性の願いだと思います。

「美」に関することは、女性にとって永遠のテーマであります。

更年期の症状を何とかしたい人
いつまでも若々しく過ごしたい
「美」を追求したい人

そのような人を「プラセンタ注射」によってサポート出来れば幸いです。

この記事によって「ラエンネックとメルスモン」についての理解が深まり、受診に対する不安が解消し、一人でも多くの人に役立てて頂ければ幸いです。

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https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

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