結論ですが、
リーキーガット症候群とは、腸のバリア機能が破綻し、体に有害な物質が入り込むことによって様々な症状が起こることを言います。
この記事は「食と健康に関心のある」ヒトに向けて書いています。
自身の健康への疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「リーキーガット症候群」についてわかります。
リーキーガット症候群って何ですか?
このような疑問にお答えします。
おそらく皆さんは、健康のために「栄養バランスの良い食事」「適度な運動」「十分な睡眠」「規則正しい生活」が健康に良いということは、何回も耳にしていることと思います。
この中でも、日々の生活の中で食事に関して気にされる人は多いかと思います。
ついつい食べ過ぎてしまう…
忙しくて規則的な食事ができない!
どのような食事が健康にいいですか?
このような悩みや疑問にお答えします。
忙しい現代人は、食生活が乱れてしまう人が多いです。
とくに仕事が忙しすぎて、食事を抜いてしまったり、簡単なインスタント食品・コンビニ弁当で済ませるなんてことも…。
食事は人の口から体に入ってくる大切なものです。
食事によって摂取された栄養によって、われわれの体が出来上がるのです。
「医食同源」という言葉があるように、「食」というものはとても重要です。
実は食べ物によって、知らず知らずのうちに体調不良を起こしている可能性があります。
その一つとして、リーキーガット症候群というものがあります。
では、リーキーガット症候群って何ですか?
ということで、今回は「リーキーガット症候群」について説明していきます。
この記事のまとめ
1.リーキーガット症候群とは
リーキーガット症候群とは、腸のバリア機能が破綻し体に有害な物質が入り込むことによって様々な症状が起こることを言います。
「リーキーガット症候群」は、「リーキー(leaky:漏れる)」と「ガット(gut:腸)」が組み合わさった言葉で、「腸管漏出症候群」と訳されます。
腸は、食事によって外から摂りこまれた食物を消化・吸収する働きを持っています。
そのときに、体に必要なものは取り込み、反対に体に毒となるような異物の侵入を防ぐバリア機能が働いています。
しかし、何らかの原因で腸のバリア機能が破綻すると、細菌や毒素・タンパク質などが、腸から漏れ出し、血液中に入り込むようになります。
この状態が「リーキーガット(腸漏れ)」であり、そこから様々な症状が起こると「リーキーガット症候群(腸管漏出症候群)」と呼ばれます。
リーキーガット症候群に関して、腹痛、下痢、便秘、お腹のはり、消化不良、原因不明の熱、筋肉痛、関節痛、胸やけ、息切れ、吐き気、抜け毛、不眠症、記憶力低下、集中力低下、不安感、疲労感、口臭、神経過敏、食欲不振、ニキビ、じんましん、喘息、アトピー性皮膚炎、クローン病、過敏性腸症候群などの症状や疾患があります。
リーキーガット症候群とは、腸のバリア機能が破綻し体に有害な物質が入り込むことによって様々な症状が起こることを言います。
2.リーキーガット症候群の原因
リーキーガット症候群の原因として、「グルテン」「カゼイン」「食品添加物」「医薬品」「糖質の過剰摂取」「アルコール」「睡眠不足」「ストレス」などがあります。
小麦に含まれる「グルテン」や、牛乳に含まれる「カゼイン」というタンパク質があります。
「グルテン」や「カゼイン」は消化されにくいタンパク質であり、未消化のまま腸に送り込まれると、異物とみなされてしまい、腸において慢性炎症が引き起こされます。腸粘膜に損傷を受けて、腸のバリア機能が破綻してしまい「リーキーガット症候群」につながります。
また、「食品添加物」や「医薬品」も同様に、消化されにくい成分が含まれていると異物とみなされてしまい、腸の慢性炎症からリーキーガット症候群につながります。
糖質は、腸の中にいる常在菌であるカンジダ菌などのエサとなります。
糖質の過剰摂取によってカンジダ菌が繁殖し、腸の炎症の原因となります。
アルコールは、肝臓でアセトアルデヒドという物質に代謝されます。
アセトアルデヒドは有害物質であり、腸にダメージを与えて、炎症を引き起こします。
睡眠不足やストレスなどによって、自律神経や体を整う機能が乱れてしまい、腸内環境が悪化してしまいます。
リーキーガット症候群の原因として、「グルテン」「カゼイン」「食品添加物」「医薬品」「糖質の過剰摂取」「アルコール」「睡眠不足」「ストレス」などがあります。
3.リーキーガット症候群の治療
リーキーガット症候群の治療として「腸内環境を悪化させる食品を控える」「善玉菌を増やす食品を摂取する」「よく噛んで食べる」「規則正しい生活」などがあります。
腸内環境を悪化させる食品を控えるようにしましょう。
グルテンやカゼイン、食品添加物を含む食品、糖質の多い食品、不要な医薬品の摂取などを控えましょう。
善玉菌を増やす食品を摂取しましょう。
腸内環境を整えるのに有効な「プロバイオティクス」や「プレバイオティクス」を多く含む食品を積極的に摂取します。
プロバイオティクスは、乳酸菌などのサプリメントだけでなく、ヨーグルト・納豆などの発酵食品に多く含まれています。
また、プレバイオティクスは善玉期のエサとなる物質であり、野菜や果物などに含まれるオリゴ糖や食物繊維などを摂取しましょう。
また、食物をよく嚙んで食べることによって、消化が良好になり、腸内環境は良好になります。
適度な運動、十分な睡眠、栄養バランスの良い食事など規則正しい生活を心がけて、ストレスをためない生活を心がけるようにすることが、腸内環境の悪化を予防することができます。
リーキーガット症候群の治療として「腸内環境を悪化させる食品を控える」「善玉菌を増やす食品を摂取する」「よく噛んで食べる」「規則正しい生活」などがあります。
まとめ
今回は「リーキーガット症候群」について説明しました。
健康に過ごすために「日々の食生活」がとても大切です。
我々が口にするものによって、実は体の不調につながっているケースがあります。
とくに、慢性的なアレルギーだったり、消化不良をおこしやすい人は、リーキーガット症候群の可能性があります。
原因と考えられる食品を辞めることで体調が回復するケースもあります。
我々の体は、食べたものから出来上がっています。
一度、ご自身の食生活を見直してみてはいかがでしょう。
この記事によって「リーキーガット症候群」についての理解が深まり、一人でも多くの人が健康的な生活を送ることを願っています。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/
コメントを残す