結論ですが
月経異常にはさまざまな種類があり、それらに該当しない場合は正常な生理といえます。
この記事は「健康に関心のある」女性に向けて書いています。
女性特有の悩みが解決できればと思っています
この記事を読むことで「月経異常の種類」についてわかります。
多くの女性は月に1回、「生理」(月経)を経験していると思います。
人によっては生理の周期がバラバラで不規則であったり、生理が2ヶ月1回しか来ない場合もあります。
- 生理痛で悩まされる、、
- 生理前の症状がつらい、、
- 生理の量が多い、、
など生理にまつわる症状はさまざまあります。
今回、生理に関する異常「月経異常」について説明していきます。
月経異常がわかると、逆に自分の生理が正常なのかどうか判断つきます。
この記事のまとめ
生理のはじまり
はじめての生理のことを「初潮」(しょちょう)または「初経」(しょけい)といいます。
おおよそ小学校4年生から中学生にかけて初潮がおこることが多いです。初潮の正常範囲は「10歳から14歳まで」とされています。
10歳未満で初潮が来た場合は「早発月経」、15歳以上で初潮が来た場合「遅発月経」といわれます。
なお、18歳になっても初潮が来ない場合を「原発性無月経」といわれます。
生理の量
生理の正常量の目安は「20mlから140ml」程度とされていますが、個人差があります。生理の量が多いと生理にともなう出血から「鉄欠乏性貧血」となってしまいます。
目安ですがナプキンが1時間もたない場合は生理の量は多いです。生理の量が多い場合は「過多月経」とよばれます。
生活で困ることはあまりないですが、生理の量が少ない場合は「過少月経」といわれます。
生理の持続期間
生理が持続する期間の正常範囲は「3日間から7日間」程度とされています。
月経の日数が2日以内の場合は「過短月経」、月経の日数が8日以上の場合は「過長月経」といわれます。
生理の周期
「生理の始まる日」と「次の生理の始まる日」の間の日数のことを「月経(生理)周期」とよばれます。月経周期の正常の目安は「25日から38日」とされています。
24日以内に生理が来る場合は「頻発月経」、39日以上あいて生理が来る場合は「希発月経」とよばれます。なお、3ヶ月以上あいても生理が来ない場合を「無月経」とよばれます。
今まで生理が来ていたが、来なくなった場合を「続発性無月経」と言います。
生理にともなう症状
生理の開始とともに「下腹部痛」「腰痛」「頭痛」「吐き気」などの症状が強くあらわれ日常生活に支障をきたすものを「月経困難症」とよばれます。
また、生理の開始3日から10日前に「イライラ」「抑うつ」「頭痛」「むくみ」などの症状が現れる「月経前症候群」(PMS)があります。なお、生理が来ると、PMSの症状は改善していきます。
生理のおわり
生理がおわることを「閉経」(へいけい)とよばれます。閉経に近づくと、生理の周期は不規則になり、徐々に生理の間があくようになっていき、1年以上生理が来ないと「閉経」と判断します。
閉経の正常範囲は「43歳から54歳まで」とされています。
43歳未満に閉経した場合「早発閉経」、55歳以上で閉経した場合「遅発閉経」といわれます。
まとめ
生理に関する悩みは人それぞれ違います。
そして、生理の悩みはデリケートであり、なかなか人に気軽に相談できないかと思います。
一人で抱え込むケースが多く、自分の生理は大丈夫なのか心配になる人は実は多いです。
今回説明した「月経異常」に該当する場合は、勇気をもって婦人科に相談するようにしましょう。婦人科は症状で困っている人の味方です。
この記事によって「月経異常」の理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。
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