月経前症候群にピルをすすめる【5つの理由】

結論ですが

月経前の症状がひどくて困っている場合は、まずはピルによる治療をすすめます。

この記事は「月経前の症状がひどくて困っている」女性向けに書いています。
女性特有の疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「月経前症候群にピルをすすめる理由」についてわかります。

月経前の症状で困っていませんか?

月経の前はイライラする…
眠たくて何もしたくない!
むくみがひどい!?

など、さまざまな症状が起こります。
とくに、月経前のさまざまな症状で日常生活に困っていて、月経が開始すると落ち着くと「月経前症候群」(PMS)と診断されます。

月経前症候群の症状を改善するのに、まず「ピル」による治療をすすめます。
今回、「月経前症候群にピルをすすめる理由」について説明していきます。

この記事のまとめ

〈月経前症候群にピルをすすめる理由〉

  1. 排卵をおさえるから
  2. 月経中の症状もおさえるから
  3. 避妊効果があるから
  4. 子宮内膜症に効果があるから
  5. さまざまな副効用があるから

月経前症候群とは?

「月経前症候群」(PMS)は、月経の前「3日から10日」の間にさまざまな症状をみとめ、月経が来ると症状が改善して消失するものをいいます。
「腹痛」「頭痛」「むくみ」などの身体的症状、「情緒不安定」「イライラ」「抑うつ」など精神神経症状など様々な症状が起こります。

「月経前症候群」の症状で悩んでいる時に、まずはピルをすすめます。今回はその理由について説明してきたいと思います。

月経前症候群にピルを: 理由1 排卵をおさえるから

「ピル」によって排卵をおさえる効果があり、月経前症候群の症状が改善します。

月経前症候群の明らかな原因はわかっていませんが、女性ホルモンの変化が関係しています。とくに「卵胞」は排卵した後に「黄体」に変わりますが、その「黄体」から分泌される「黄体ホルモン」(プロゲステロン)が原因のひとつと考えられています。
実際に、月経前症候群は「排卵」を抑えることで症状を改善する効果があります。排卵をおさえる目的で「低用量ピル」や「超低用量ピル」「GnRH製剤」などが使われます。

月経前症候群にピルを:理由2 月経中の症状もおさえるから

「ピル」によって月経前の症状だけでなく、月経中の症状をおさえる効果があります。

とくに「月経痛」「過多月経」「月経不順」などの症状がやわらぎます。
つまり、ピルを使うことで、月経の痛みは改善し、月経量は少なくなり、月経の周期が整う効果が期待できます。

月経前症候群にピルを:理由3 避妊効果があるから

「ピル」は「排卵をおさえること」によって避妊効果を発揮します。

ピルを毎日定期的に服用することで、ほぼ確実な避妊効果を発揮します。「ピル」は、女性が主体的に出来る避妊法です。また、ピルを長い期間使っていた場合でも、ピルを中止すれば妊娠することは可能であり、将来の妊娠のしやすさに影響を与えません。
なお、日本では「コンドーム」による避妊法がメインですが、海外では「低用量ピル」が最もメジャーな避妊法です。

月経前症候群にピルを:理由4 子宮内膜症に効果があるから

「ピル」には「子宮内膜症」の病変をおさえる効果があります。

「子宮内膜症」は月経が来るたびに、病変が悪化していきます。「ピル」によって、月経による症状をおさえるとともに、子宮内膜症の悪化をおさえる効果があります。ちなみに、子宮内膜症に対する手術をおこなった場合、手術後の子宮内膜症の再発を予防するために「ピル」がよく使われます。

月経前症候群にピルを:理由5 副効用があるから

「ピル」にはさまざまな副効用があります。

たとえば、肌のコンディションが整いやすくなり、「にきびの改善」効果があります。さらに、がんのリスクを下げる効果があります。ピルによって「卵巣がん」「子宮体がん」「大腸がん」などのリスクを低下することが知られています。

月経前症候群にピルを:注意点1 保険適応外

月経前症候群では基本的にピルは「保険適応外」です。

日本国内においてピルが保険適応になるのは、「月経困難症」「子宮内膜症」の治療のために処方する場合のみです。つまり、「月経前症候群」の診断だけでは基本的には保険の適応になりません。低用量ピルは保険適応外だと「月2000-3000円程度」かかります。
「月経前症候群」以外に「月経困難症」や「子宮内膜症」の診断がついて、ピルが保険適応になるかどうか担当医に確認してみると良いでしょう。

月経前症候群にピルを:注意点2 副作用

ピルには、吐き気・頭痛・・乳房のハリ・むくみなどの副作用があります。

とくに「吐き気」は頻度が多いですが、ピルを使っていくにつれて改善していきます。おおよそ1-2ヶ月で症状はなくなることが多いです。
また、重篤な副作用として「血栓症」がありますが、年間10000人に対して3-9人程度とかなり少ないです。副作用に留意することで、ピルを安全に使うことができます。

月経前症候群にピルを:注意点3 毎日の服用が必要

ピルは毎日定期的に服用することで効果が発揮します。

月経開始の1日目から5日目にピルを飲み始めて、毎日定期的に服用します。(休薬期間があるタイプではしっかりと休薬しましょう)ピルを飲み忘れてしまうと、十分な効果が発揮されません。とくに避妊効果が低下するので注意が必要です。
ふだん薬を飲むという習慣がない人は、とくに薬の飲み忘れがないようにしましょう。

まとめ

〈月経前症候群にピルをすすめる理由〉

  1. 排卵をおさえるから
  2. 月経中の症状もおさえるから
  3. 避妊効果があるから
  4. 子宮内膜症に効果があるから
  5. さまざまな副効用があるから

月経前の症状を経験する人は、日本女性の「70-80%」と言われています。
ほとんどの女性は月経前に多少なりとも症状があるのです。
そして、生活に支障が出るくらい症状が強い「月経前症候群」である女性の割合は「約5%」と言われています。

実は多くの人が月経前の症状で悩んでいるのです。

月経前の症状がひどくて困っている場合、無理せずに産婦人科を受診しましょう。
産婦人科は困っている人の味方です。勇気をもって受診して、うまく産婦人科を活用してましょう。
月経前症候群の症状をおさえるために「ピル」を使うかどうか相談することをオススメします。「月経前症候群」に悩まされず、充実した毎日がおくれることを願っています。

この記事によって「月経前症候群にピルをすすめる理由」について理解ができて、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です