結論ですが、
中絶手術後の症状として、「性器出血」「腹痛」「精神状態の不安定」などがあります。
この記事は「中絶手術を受ける」女性に向けて書いています。
医療・健康に関する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「中絶手術後の症状」についてわかります。
中絶手術後にはどのような症状がおこりますか?
このような疑問にお答えします。
望まない妊娠をして中絶手術を受けました。
術後、お腹が痛いですが大丈夫ですか?
出血していますが、いつ頃止まりますか?
手術のストレスでメンタルがやられています!
中絶手術の後は心身ともにさまざまな症状が起こりえます。
今回は、「中絶手術後の症状」について説明したいと思います。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/
この記事のまとめ
中絶手術後の症状1:性器出血
中絶手術後の症状として、「性器出血」があります。
中絶手術後は基本的に出血があります。
術後に子宮の中にたまった血液やはがれた子宮内膜などが出てくるため、子宮の収縮の痛みとともに出血があります。
1週間から2週間程度出血が持続することが多いですが、1か月程度出血が持続して次の月経をむかえる人や、反対に出血をほとんどみとめず少量出る程度の人、ときおり出血が塊で出てくる人などさまざまです。
そして、中絶手術後に「1-2か月程度」で月経が来ます。
その後は術後の性器出血は落ち着いていきます。
ただし、月経2・3日目くらいの多め出血が3日以上続く場合は、出血の量が多いため貧血に注意が必要です。
また、強い腹痛をともなう場合は、手術による合併症(子宮損傷・子宮穿孔・子宮収縮不全・血管損傷など)の可能性もあるため、受診して診察を受けるようにしましょう。
中絶手術後の症状2:腹痛
中絶手術後の症状として、「腹痛」があります。
中絶手術後は、妊娠で大きくなった子宮がもとの大きさに戻るために「腹痛」が生じます。
中絶手術によって、子宮の内容物が除去されると、子宮は元の大きさに戻っていきます。
そのときに、子宮が収縮するため月経のような痛みを伴いますが、これは自然なもので特に問題ないです。
ただし、強い腹痛が持続する場合や、多量の性器出血・発熱などをともなう場合には、手術による合併症(子宮損傷・子宮穿孔・子宮内感染症など)の可能性もあるため、受診して診察を受けるようにしましょう。
中絶手術後の症状3:精神状態の不安定
中絶手術後の症状として、「精神状態の不安定」があります。
中絶手術後に精神状態が不安定となり、「過剰反応」「侵害行為」「抑圧」「不信感」「無感情」などがみられる場合があります。
中絶手術は、肉体的だけでなく、精神的にもダメージが与えられます。
中絶手術には、さまざまな苦悩や葛藤がともないます。
・望まない妊娠をしてしまったという罪悪感
・中絶手術によって周りからあれこれ言われること
・信じていたパートナーとの関係性
・手術自体によるダメージ
・自分の子供の命を選別するという判断
手術そのものだけでなく、中絶手術に至った経緯、パートナーや家族など周りとの関係性、自分の子供に対する思いなど、さまざまないきさつが精神的に影響を及ぼします。
中絶手術によってかなりストレスがかかりますので、しっかりと静養するようにしましょう。
また、とてもストレスフルな状態となりますので、家族や信頼できる友人などに悩み・自分の思い・感情など吐露するようにしましょう。
また、精神状態が不安定となった場合は、担当医に相談し、心療内科などの受診も検討しましょう。
まとめ
今回は「中絶手術後の症状」について説明しました。
中絶手術は、体だけでなく心にもかなりの負担がかかります。
望まない妊娠を繰り返さないためにも中絶手術後は「避妊」が重要となります。
中絶手術後の性行為によって、妊娠を繰り返してしまう人もいるため、注意しましょう。
また、中絶手術を受けた後、性器出血や腹痛がある場合とても不安になるかと思います。
ほとんどの場合、子宮内にたまっている出血が出てきているもの、妊娠で大きくなった子宮がもとの大きさに戻るために起こるものであり、問題です。
しかし、あまりにも腹痛が強い場合、出血や発熱など他の症状をともなう場合は受診して相談するようにしましょう。
この記事によって、「中絶手術後の症状」について知ることができ、一人でも多くの人の役に立つことを願っています。
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