結論ですが
クラミジア感染症になった場合は、パートナーも受診するようにすすめましょう。
この記事は「クラミジア」に悩まされているヒトに向けて書いています。
病気に関して理解を深めるお手伝いができればと思っています。
この記事を読むことで「クラミジアのパートナーの受診」についてわかります。
クラミジアにかかりましたが、パートナーも受診させた方がいいですか?
このような疑問にお答えします。
お腹が痛い…
おりものの量が増えた!
発熱がある…
このような症状で受診したら、クラミジア感染症だと判明しました。
たしか、クラミジアって性感染症だよな…
けれど、パートナーはとくに症状がなかったような…
パートナーは受診した方がいいのでしょうか?
ということで、今回は「クラミジアのパートナーの受診」について説明します。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
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この記事のまとめ
1.クラミジアとは
クラミジア感染症は、「クラミジア・トラコマティス」という病原体による感染症であり、主に性行為によって感染をおこします。
クラミジア感染症は、「クラミジア・トラコマティス」という病原体による感染症です。
感染する部位によって「性器クラミジア感染症」「咽頭クラミジア感染症」「クラミジア性結膜炎」などがあります。
クラミジアは、主に「性行為による粘膜どうしの接触」によって感染します。
反対に、粘膜どうしの接触を伴わない「コンドームを適切に使用した性行為」では感染することはほとんどなく、「お風呂場」「空気感染」などの間接的な感染はほとんどありません。
クラミジアは、性行為をした後「1週間~3週間程度」で発症し、「発熱」「帯下異常」「腹痛」「咽頭痛」「眼球結膜炎」などの症状がおこったり、「不妊症」「異所性妊娠」などの病気にもつながります。
2.クラミジアの自然治癒
クラミジア感染症は、基本的には自然治癒することはないです。
ただし、クラミジアに感染しても軽症であり症状に気づかない場合があります。
たとえば、「軽度の帯下異常」「軽度の腹痛」で症状に気づかず、不妊症の検査を受けてはじめてクラミジアの感染していると判明する場合があります。
また、風邪や他の病気で抗生剤による治療が行われて、一緒にクラミジアが治療されてしまい、自然治癒したようにみえる場合もあります。
このような場合、クラミジアを治療の目標としていないため、不完全な治療になることもあるため注意が必要です。
クラミジアは放置していても自然に治るものではなく、無自覚のうちに深刻化していく場合があります。少しでも疑いがある場合には、勇気をもって受診して検査を受けるようにしましょう。
3.クラミジアのパートナーの受診
クラミジア感染症になった場合は、パートナーも受診するようにすすめましょう。
くりかえしですが、クラミジアは主に性行為によって感染します。
なので、パートナーからうつされた可能性がありますし、反対にパートナーにうつしてしまった可能性もありますので、パートナーの受診をすすめましょう。
なお、パートナーが無症状の場合も、クラミジアの潜伏期間中で発症していないだけである可能性や、症状が軽度で気づいていないだけである可能性もあります。
クラミジアなど性感染症では、パートナーと一緒に検査を受けて、一緒に治療することが重要です。
片方が治療して治ったとしても、もう一方が感染していたら、またうつされてしまう「ピンポン感染」となる可能性があります。
クラミジア感染症になった場合は、パートナーも受診するようにすすめましょう。
まとめ
「クラミジアのパートナーの受診」について説明しました。
クラミジア感染症と診断された場合、必ずパートナーの受診もすすめましょう。
こちらが治療が完了しても、パートナーから再度うつされてしまう可能性があります。
パートナー自身のことが心配になりますし、後からご自身の再度うつされてしまうため、お二人のためにも必ずパートナーの受診もすすめましょう。
さらに、クラミジアは、基本的には自然治癒しないですし、気づかないうちに子宮内や卵管に感染が広がり、不妊症の原因となってしまうリスクもあります。
性感染症ということで、受診するのをためらうかもしれませんが、勇気をもって受診するようにしましょう。
この記事によって「クラミジアのパートナーの受診」について知って、一人でも多くの人に役立つことを願っています。
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