緊急避妊薬って安全ですか?

結論ですが

緊急避妊薬は、避妊に失敗する可能性やくすりによる副作用の可能性がありますが、正しく使用することによって「約98%」の避妊効果、「約84%」の妊娠阻止率が期待できます。

この記事は「緊急避妊薬」について知りたい人に向けて書いています。
健康に関するさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「緊急避妊薬の安全性」についてわかります。

避妊に失敗してしまい、緊急避妊薬を使いたいのですが、大丈夫ですか?

このような疑問にお答えします。

望まない妊娠を防ぐために「避妊法」が重要です。

望んでいないときに子供ができてしまった場合、自分のライフプランが大きく変わってしまうだけでなく、パートナー・家族含め周囲にも重大な影響を与えることになります。

とくに未成年である中学生・高校生が望まない妊娠をすると、学校に行けなくなってしまったり、子供が生まれた後の養育環境などふくめ大変なことになってしまうケースが多いです。

また中絶を選択した場合も、体への負担だけでなく、こころにもダメージを負います。

基本的には「普段の避妊法」が大事ですが、避妊に失敗してしまったときに「緊急避妊法」が必要になるケースもあります。

では、緊急避妊薬って使っても大丈夫でしょうか?

ということで、今回は「緊急避妊薬の安全性」について説明していきます。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

この記事のまとめ

緊急避妊法とは

緊急避妊法は、避妊に失敗したときに行う避妊法であり、飲み薬による方法と子宮内避妊具を挿入する方法があります。

飲み薬は、性交後72時間以内にレボノルゲストレルという薬を1回飲む「LNG単回投与法」。
性交後72時間以内に中等量ピルを2錠飲み、さらに12時間後に2錠飲む「ヤッぺ法」という方法があります。

飲み薬以外の方法として性交後120時間以内に「銅付加子宮内避妊具」を使用する方法があります。

当院では、避妊効果の高さ、副作用の頻度が少ない点から「レボノルゲストレル(LNG)単回投与法」が主に使われます。

今回、緊急避妊法のうち「レボノルゲストレル(LNG)単回投与法」の安全性にしぼって説明したいと思います。 

緊急避妊薬の副作用

緊急避妊薬を内服した場合、副作用に注意します。

くすり全般的に言えることですが、副作用が全くゼロのものはありません。

レボノルゲストレルの副作用には「吐き気」があります。
頻度は約3%程度であり従来法に比べて多くはないです。しかし、薬を飲んですぐに吐き出してしまった場合には、どのように対応するか担当医と相談しましょう。

他にも、「頭痛」「めまい」「眠気」「不正出血」「腹痛」などの副作用があります。

稀ですが、くすりの重度なアレルギー反応で、呼吸が苦しくなったり、全身に発疹ができたり、血圧が下がり、意識を失ってしまうことのある「アナフィラキシーショック」が起こる場合があります。
緊急の対応が必要なので、すぐに受診するようにしましょう。

緊急避妊薬の失敗する可能性

緊急避妊薬は、まれに避妊に失敗する可能性があります。

レボノルゲストレルは、性交渉から72時間以内に正しく内服すると、「約98%」の避妊効果、「約84%」の妊娠阻止率が期待できます。
なお、妊娠阻止率は、性交渉から24時間で「95%」、48時間で「85%」、72時間で「58%」であり、早く内服した方が効果が高いです。

ただし、レボノルゲストレルの避妊効果は100%ではないので、まれに緊急避妊に失敗して妊娠するケースがあります。

緊急避妊薬を飲んでから「3週間以内」に月経のような出血が認められます。この出血を確認できたら、避妊が成功したサインとなります。

反対に、緊急避妊薬を飲んでから「3週間以上」経っても出血がない場合には、避妊に失敗して妊娠している可能性があります。
そのような場合には、かならず産婦人科を受診して、診察を受けるようにしましょう。

まとめ

今回は「緊急避妊薬の安全性」について説明しました。

何か新しいくすりを使う場合、安全かどうか不安になるかと思います。
とくに、緊急避妊薬では、妊娠を阻止するため、自分の体にとって大丈夫なものか心配になるでしょう。

避妊に失敗したとき、何もしないで望まない妊娠してしまうこと、緊急避妊をおこなって望まない妊娠を防ぐことを天秤にかけることになります。

このような選択で悩まないためにも、基本的には普段の避妊法をしっかりと行って、避妊に失敗しないようにして、ご自身の体を守りましょう。

避妊に関する知識をしっかりとつけて、「望まない妊娠」を防ぐようにしましょう。

この記事によって「緊急避妊薬の安全性」の理解が深まり、一人でも多くの人に役に立って頂ければ幸いです。

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