女性アスリートは貧血になりがち【3つの原因】

結論ですが

女性アスリートの貧血の原因として、「鉄分の摂取不足」「鉄分の喪失」「鉄分の必要量の増加」などがあります。

この記事は「女性アスリート」に向けて書いています。
女性アスリートの健康に関するさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「女性アスリートの貧血の原因」についてわかります。

なぜ、女性アスリートは貧血になりやすいのですか?

このような疑問にお答えします。

いつもの練習についていけなくなった!
立ちくらみがする!!
少し動いただけで息切れする!?

このような症状があるときは「貧血」が疑われます。

アスリートの場合、「貧血」によって競技パフォーマンスが低下してしまいます。

とくに、陸上の中長距離や水泳などの持久力が必要な競技において顕著です。

「競技パフォーマンス」や「からだの健康」のためにも「貧血」を適切に治療していくことが大切です。
また、「貧血」を放置して重度になった場合、日常生活にも支障をきたすことがあります。

では、女性アスリートは、なぜ貧血になりやすいのですか?

ということで、今回は「女性アスリートの貧血の原因」について説明していきます。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

この記事のまとめ

女性アスリート貧血原因1:鉄分の摂取不足

女性アスリートの貧血の原因として、「鉄分の摂取不足」があります。

アスリートの場合、高い競技パフォーマンスが求められることから、厳しい体重管理がされる場合が多いです。
基本的には運動と食事によって体重が管理されますが、厳しい食事制限が課されることも多々あります。
また、競技力を上げたいと、うまく食事を摂取することが出来なくなる場合もあります。

女性アスリートの場合、「食事制限」や「食欲低下」によって鉄の摂取量が不足してしまい、「鉄欠乏性貧血」につながるのです。

女性アスリート貧血原因2:鉄分の喪失

女性アスリートの貧血の原因として「鉄分の喪失」があります。

女性の場合、月経による出血から鉄分が失われてしまいます。
とくに月経の量が多い「過多月経」の場合は貧血になりやすいです。

また、運動による「発汗」によって鉄分が失われます。
さらに、ランニングや剣道などのスポーツでは足の裏の衝撃によって赤血球が壊れる「溶血」によって貧血につながります。

女性アスリートの場合、「月経」や「発汗」「足の裏の衝撃」などによって鉄分の喪失から「鉄欠乏性貧血」につながるのです。

女性アスリート貧血原因3:鉄分の必要量の増加

女性アスリートの貧血の原因として「鉄分の必要量の増加」があります。

アスリートの場合、運動をおこなうと、筋肉量が増えたり、体の中の血液量が多くなり、必要な鉄分も多くなります。
すると、一般人よりも鉄分の必要量が増えるため、摂取量も増やす必要があります。
つまり、相対的に鉄分が不足してしまいがちで、摂取量を増やさないと鉄欠乏性貧血につながります。

女性アスリートの場合、鉄分の必要量が増えるため、「鉄欠乏性貧血」になりやすいのです。

まとめ

今回は「女性アスリートの貧血の原因」について説明しました。

女性アスリートの場合、競技パフォーマンスの向上のために「厳しいトレーニング」や「食事管理」などが行われます。

女性アスリートが、月経が来ないのは当たり前だ!
体重が増えては競技成績が落ちる!!
疲労骨折するくらい練習しなければ!?

など間違った考えをもつ指導者もいるという現実があります。

女性アスリートの健康があってこその競技です。

若い世代のアスリートが、長く健康的にスポーツを楽しめるように、スポーツを取り巻く環境がより良いものになることを願います。

この記事によって「女性アスリートの貧血の原因」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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