結論ですが、
ヒートショックとは、「急激な温度差によってからだにダメージを受けること」をいいます。
この記事は「健康的に過ごしたい」ヒトに向けて書いています。
自身の健康への疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「冬の寒さ対策」についてわかります。
「ヒートショック」ってなんですか?
このような疑問にお答えします。
冬は寒いですね。ここ最近は一段と寒くなっています。
寒さで体が冷えてしまうと、血流が悪くなってしまい、筋肉のコリなどにつながり、体調不良の原因となってしまいます。
また、厳しい寒さの中では、低体温症や凍傷などのおそれがあります。
さらに、室内における急激な温度変化による「ヒートショック」などにも注意が必要です。
では、ヒートショックってなんだろう?
ということで、今回は「ヒートショック」について説明していきます。
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この記事のまとめ
ヒートショックとは
ヒートショックとは、「急激な温度差によってからだにダメージを受けること」をいいます。
ヒートショックでは、急激な温度変化によって、血圧が急激に上下して、心臓や血管の病気が引き起こされます。
とくに、冬場での浴槽でのヒートショックが代表的です。ヒートショックは、入浴中になくなる原因で最も多く、とくに65歳以上の高齢者は要注意です。
ヒートショックの原因
ヒートショックは、「急激な温度差によって、血圧が急激に上下すること」によって引き起こされます。
われわれの体は、体温が一定になるように調整されています。
とくに、冬場で寒い環境になると、筋肉をふるわせて熱を産生して、血管を収縮させて熱を逃さないようにします。
血管が収縮すると、血圧が上昇します。その状態で、暖かい浴槽などにつかると、血管が一気に拡張して、血圧が急激に下がります。
つまり、急激な温度差によって、血圧が急激に上下することによってヒートショックが引き起こされるのです。
ヒートショックに注意が必要な人
65歳以上
65歳以上の高齢者になると、ヒートショックになるリスクが上がります。
家族に65歳以上の方がいる場合には、家族の方が温かく見守るようにしましょう。
生活習慣病
糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病をお持ちの方は、とくにヒートショックに注意しましょう。
糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病は、心臓や血管の病気を引き起こします。そして、ヒートショックのリスクも上がるので要注意です。
浴室・トイレに暖房なし
浴室やトイレなどに暖房器具がない人は、ヒートショックに要注意です。
浴室やトイレなど寒くなりがちな所に暖房器具がないと、室内での温度差が生まれてしまい、ヒートショックが起こりやすくなります。
熱い風呂・長風呂
熱い風呂や長風呂を好む人は、ヒートショックに要注意です。
熱い風呂に入ると、温度差が激しくなるため、ヒートショックが引き起こされやすいです。
また、長風呂をしすぎると、血圧が下がってしまうだけでなく、汗をかいて脱水状態になります。するとドロドロ血液から、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こしやすくなります。
飲酒習慣
飲酒習慣のある人は、ヒートショックに要注意です。
飲酒をすると血管が拡張して血圧が下がります。そして入浴すると体が温まって血圧が下がります。とくに、飲酒をしてから入浴をすると、ダブルで血圧が下がってしまうため、危険な状態と言えます。
ヒートショック対策
暖房器具
暖房器具を活用して、室内の温度差をなくすようにしましょう。
とくに浴室やトイレなど寒くなりがちな所に暖房器具を置いて、温めるようにしましょう。
ぬるま湯
風呂の温度は「ぬるま湯」にしましょう。
熱いお湯だと温度差が大きくなります。お風呂のお湯は「38度から40度程度」のぬるま湯を心がけるようにしましょう。
湯船から出るときはゆっくりと
お風呂の湯船から出るときはゆっくりと出るようにしましょう。
入浴していると血圧が下がった状態です。その状態で急に立ち上がると、めまいや立ちくらみが起こることがあります。湯船から出るときは、ゆっくりと出るよう心がけましょう。
長風呂を避ける
長風呂を避けましょう。
長風呂をしすぎると、血圧が下がってしまうだけでなく、汗をかいて脱水状態になり、ヒートショックが起こりやすくなります。
10分から15分程度の入浴にとどめ、長風呂を避けるようにしましょう。
水分補給
入浴する前に水分補給をしましょう。
入浴をすると、汗をかいて脱水状態となります。脱水を予防するため、入浴する前に水分補給をして脱水予防を心がけましょう。
まとめ
今回は、「ヒートショック」について説明しました。
冬は寒いです。
そして急激な温度差による「ヒートショック」から重大な病気につながります。
ときには命を落としてしまうケースもあります。
とくに高齢者の人の入浴は本当に要注意です。
ただ単に寒いというだけなく、冬の健康管理として、室内の温度管理を見直してはいかがでしょう。
この記事によって「ヒートショック」についての理解が深まり、一人でも多くの人が、寒い冬でも快適に健康的に日々の生活を送ることが出来ることを願っています。
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