更年期の「不眠」を何とかしたいです【更年期障害】

結論ですが、
更年期の「不眠」には、「漢方薬」「ホルモン補充療法」「生活環境を整える」などの治療があります。

この記事は「更年期」について知りたい女性に向けて書いています。
「更年期の症状」に関する悩み・不安・疑問などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「更年期の不眠の治療」についてわかります。

最近、眠れないです…
途中で起きてしまいます…
これって更年期ですか!?

このような不安や悩みにお答えします。

閉経の前後5年間を「更年期」とよばれます。
「更年期」にさしかかると、心身ともに体調を崩しやすくなります。

最近、不眠が気になるようになった!
という場合、更年期障害が原因である場合があります。

では、「更年期の不眠」にはどのように対応すればいいのか?
今回は「更年期の不眠の治療」について説明します。

この記事のまとめ

更年期障害とは

更年期障害とは、「更年期」に現れる様々な症状によって、日常生活に支障を来たす状態のことをいいます。

日本人の「閉経」の年齢は、平均で50歳であり、「閉経」の前後約5年間を「更年期」とよばれています。つまり、更年期の年齢は、おおよそ45歳から55歳までを指します。
更年期には、女性ホルモンである「エストロゲン」が低下することで、ほてり・多汗・イライラ・不眠など様々な症状が起こります。

その中でも今回は「不眠」について説明します。
では、「更年期の不眠の治療」について順にみていきましょう。

更年期の不眠の治療1:原因の治療

不眠を来す原因がある場合、その治療を優先して行います。

とくに多いのが、「不規則な生活環境」が挙げられます。生活リズムが乱れていたり、ストレスが多かったり、運動不足、日中の外出不足などが原因としてあります。
他にも「くすりの副作用」が原因のことがあったり、「睡眠時無呼吸症候群」「喘息」などの病気が原因のことがあります。

不眠を来す原因がある場合は、その治療を優先して行います。

更年期の不眠の治療2:ホルモン補充療法

ホルモン補充療法は、女性ホルモンを補充する治療です。

更年期に低下する女性ホルモンを補うという考え方の治療です。とくに、「ほてり」「のぼせ」といった自律神経症状に対して有効です。不眠というより更年期の体の変化に対して効果があります。

更年期の不眠の治療3:漢方薬

更年期の症状を抑えるために漢方薬が使われます。

女性の3大漢方と呼ばれている「加味逍遥散」「当帰芍薬散」「桂枝茯苓丸」といった漢方薬がありますが、更年期障害ではおもに「加味逍遥散」が使われます。
また、不眠に対して「加味帰脾湯」や、精神的な興奮状態をおさえる効果がある「柴胡加竜骨牡蛎湯」「抑肝散」などが使われます。

更年期の不眠の治療4:生活環境

良い睡眠のために生活環境を整えることが重要です。

とくに「生活リズム」「寝室環境」「睡眠時間」「適度な運動」などが挙げられます。
夜更かしを避けること、温度・湿度・明るさ・音の遮断などで寝やすい環境を、十分な睡眠時間を確保すること、日中明るい時間に適度な運動を行うことなどが大切です。

更年期の不眠の治療5:その他

更年期障害の治療として、「サプリメント」や「カウンセリング」などが行われます。

「サプリメント」では、「大豆イソフラボン」やその代謝産物である「エクオール」などが使われます。
また、「カウンセリング」では、更年期障害の原因となっている心理状態・生活習慣・社会背景などの原因を明らかにして、受容・共感・サポートなど行われます。

また、不眠に対する治療目標は「睡眠薬」なしで睡眠状態を改善することです。
しかし、症状で生活に支障を来している場合には、「睡眠薬」を使って対応します。ただし、睡眠薬の使用は一時的になるように、根本的な不眠の原因を並行して治療するようにします。

まとめ

今回は「更年期の不眠」について説明しました。

更年期にさしかかり、不眠が気になるようになった時、
どこの科を受診してもいいのか迷ってしまう場合があるかと思います。

そんな時は、婦人科を受診して相談するようにしましょう。

婦人科で対応可能なことは行います。
また、必要があれば他科の医療機関に紹介することも可能です。

婦人科は悩んでいる人の味方です。
勇気をもって受診するようにしましょう。

この記事によって、「更年期の不眠」についての理解が深まり、いつまでも健康的に笑顔で過ごせる人が一人でも多くなることを願っています。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

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