ミネラルとは【5大栄養素】

結論ですが

ミネラルとは、5大栄養素の一つであり、主に体の機能の維持や調整をする役割をします。

この記事は「健康に関心のある」ヒトに向けて書いています。
自身の健康への疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「ミネラル」についてわかります。

ミネラルってなんですか?

このような疑問にお答えします。

おそらく皆さんは、健康のために「栄養バランスの良い食事」「適度な運動」「十分な睡眠」「規則正しい生活」が健康に良いということは、何回も耳にしていることと思います。

この中でも、日々の生活の中で「食事」に関して気にされる人は多いかと思います。

ついつい食べ過ぎてしまう…
忙しくて規則的な食事ができない!
どのような食事が健康にいいですか?

このような悩みや疑問があるかと思います。

忙しい現代人は、食生活が乱れてしまう人が多いです。

とくに仕事が忙しすぎて、食事を抜いてしまったり、簡単なインスタント食品・コンビニ弁当で済ませるなんてことも…。

食事は人の口から体に入ってくる大切なものです。
食事によって摂取された栄養によって、われわれの体が出来上がるのです。
「医食同源」という言葉があるように、「食」というものはとても重要です。

今回は、5大栄養素の一つである「ミネラル」について説明していきます。

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まとめ

1.ミネラルとは

ミネラルとは、5大栄養素の一つであり、主に体の機能の維持や調整をする役割をします。

ミネラルは、体を構成する「酸素・炭素・水素・窒素」の主要4元素以外のものをいいます。
およそ100種類ある元素のうち、人の体に不可欠なものを「必須ミネラル」といい、現在16種類(カルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、ナトリウム、硫黄、塩素、鉄、銅、ヨウ素、マンガン、セレン、亜鉛、クロム、コバルト、モリブデン)が知られています。

「必須ミネラル」は、「主要ミネラル」(カルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、ナトリウム、硫黄、塩素)と「微量ミネラル」(鉄、銅、ヨウ素、マンガン、セレン、亜鉛、クロム、コバルト、モリブデン)に分けられます。

2.主要ミネラル

主要ミネラル1:カルシウム

カルシウムというと、骨をつくることで有名かと思います。

じつはそれ以外にも、血液を固める働き・筋肉の収縮・神経の伝達・血圧コントロールにもカルシウムは関係しています。

カルシウムが不足すると、骨粗しょう症につながったり、イライラ・動悸・息切れなどの症状、重度になると「けいれん」を起こす場合もあります。

主要ミネラル2:マグネシウム

マグネシウムは、骨の構成成分になったり、タンパク質の合成・筋肉の収縮・神経の伝達などに関係しています。

マグネシウムが不足すると、イライラ・手足のふるえ・不整脈・歯の形成不全などの症状、重度になると「けいれん」を起こす場合もあります。

主要ミネラル3:ナトリウム

ナトリウムは、体液のバランスの維持・神経の伝達・食欲の増進などに関係しています。

ナトリウムが不足すると、吐き気・頭痛・めまい・疲労感などの症状、血圧低下などを起こします。反対にナトリウムを過剰に摂取すると、高血圧につながり、循環器疾患のリスクが高まります。

主要ミネラル4:カリウム

カリウムは、体液のバランスの維持・筋肉の収縮・神経の伝達などに関係しています。

カリウムが不足すると、頭痛・めまい・疲労感・しびれなどの症状、不整脈・高血圧などを起こします。

主要ミネラル5:硫黄

硫黄は、毛髪・皮膚・ツメ・軟骨・骨・腱などを作るのに必要な成分です。

硫黄が不足すると、髪の抜け毛・皮膚炎・シミなどの原因となり、ツメがもろくなったりします。

主要ミネラル6:リン

体の中にあるリンのうち約80%は「リン酸カルシウム」として、骨や歯を作るのに使われています。それ以外は、腎臓や心臓の働き、脳や神経の伝達の働きなどに関係しています。

リンが不足すると、骨粗しょう症や関節炎につながったり、疲労感・食欲低下・筋力や集中力の低下・体重減少などの症状を起こす場合があります。

主要ミネラル7:塩素

塩素は、胃酸の成分になったり、肝臓の働きを助けて体の中の老廃物を除去する働きがあります。

普段の生活では足りている成分ですが、下痢や大量の発汗によって塩素が不足する場合があります。

塩素が不足すると、塩酸の酸性度が低下し、消化不良や食欲低下を起こす場合があります

3.微量ミネラル

微量ミネラル1:鉄

微量ミネラルとして「鉄」(Fe)があります。

鉄は、血液の中にある赤血球のヘモグロビンの材料になり、全身に酸素を送り届ける役割をします。

鉄が不足すると、脳に十分な酸素がいきわたらず、思考力・学習能力・記憶力が低下します。また、鉄欠乏性貧血につながり、立ちくらみ・倦怠感・食欲低下・運動量の減少といった症状を起こします。

微量ミネラル2:銅

微量ミネラルとして「銅」(Fe)があります。

銅は、血液の中にある赤血球のヘモグロビンを作るときに助ける役割や、骨や血管を強くする役割をします。

銅が不足すると、貧血・骨異常・毛髪異常・白血球低下・好中球低下、心血管系や神経系の異常、成長障害などが起こります。

微量ミネラル3:ヨウ素

微量ミネラルとして「ヨウ素」(I)があります。

ヨウ素のほとんどは、甲状腺に存在します。甲状腺のヨウ素は、甲状腺ホルモンをつくるのに必要となります。

ヨウ素が不足すると、甲状腺ホルモンが不足するため、甲状腺機能低下症につながります。
浮腫・声がれ・精神機能障害・皮膚の乾燥・体重増加などが起こります。

微量ミネラル4:マンガン

微量ミネラルとして「マンガン」(Mn)があります。

マンガンは、酵素を活性化したり、骨の形成・血液の生成に関係したり、生殖機能を維持する働きをします。
マンガンが不足すると、血糖値が上がりやすくなる、骨の形成不全、キズの治りが遅い、性機能の低下、運動障害などがおこります。

微量ミネラル5:セレン

微量ミネラルとして「セレン」(Se)があります。

セレンは、抗酸化作用があり、肌や血管の老化を防ぐ効果があります。
セレンが不足すると、爪の変色・変形、筋肉痛、不整脈・頻脈などを引き起こす信金障害などがおこります。

微量ミネラル6:亜鉛

微量ミネラルとして「亜鉛」(Zn)があります。

亜鉛は、味覚を正常に保ったり、免疫力を高める効果があります。
亜鉛が不足すると、皮膚炎、口内炎、脱毛症、食欲低下、性腺機能不全、味覚障害、貧血などがおこります。

微量ミネラル7:クロム

微量ミネラルとして「クロム」(Cr)があります。

クロムは、糖質や脂質の代謝を助ける働きがあり、インスリンの働きを活性化させます。
クロムが不足すると、インスリン感受性の低下による糖尿病につながったり、体重減少、末梢神経障害、角膜障害などがおこります。

微量ミネラル8:コバルト

微量ミネラルとして「コバルト」(Co)があります。

コバルトは、骨髄で血液をつくるときに必要不可欠な成分であり、神経の働きを正常に保つ働きがあります。
コバルトが不足すると、貧血、食欲低下、消化不良、手足のしびれ、神経過敏、集中力の低下、記憶力の低下などがおこります。

微量ミネラル9:モリブデン

微量ミネラルとして「モリブデン」(Mo)があります。

モリブデンは、鉄を利用するのを助ける効果があり貧血を予防する効果があります。
モリブデンは通常の食事で不足することはありませんが、不足すると、貧血、頻脈、多呼吸、夜盲症などがおこります。

まとめ

今回は、「ミネラル」についてみてきました。

健康的に過ごすために「日々の食生活」がとても大切です。

「食」は健康のためだけでなく、充実した日々を送ること、家族や友人などと有意義な時間を過ごすことなどにもつながるものです。

とくに今回紹介したミネラルは、重要な栄養素の一つであり、不足するとさまざま体調不良につながります。

日々の生活の中で、ミネラルが足りているか目をむけてみることをオススメします。この記事によって「ミネラル」についての理解が深まり、一人でも多くの人が健康的に日々の生活を送ることを願っています。

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