パーキンソンの法則【２つ】

結論ですが

パーキンソンの法則には「仕事の量は与えられた時間を満たすまで膨張する」「支出額は収入額に達するまで膨張する」があります。

この記事は「パーキンソンの法則」について知りたいヒトに向けて書いています。
日常生活において理解を深めるお手伝いができればと思っています。
この記事を読むことで「パーキンソンの法則」についてわかります。

パーキンソンの法則とは、イギリスの歴史学者・政治学者である「シリル・ノースコート・パーキンソン」が当時の行政組織を研究するなかで、組織・運営と人間の心理作用に関する非合理的な行動の分析を説いた法則を指す。

パーキンソンの法則は以下の2つの法則から成り立ちます。

• 第一法則：「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」
• 第二法則：「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」

では、パーキンソンの法則は実際にはどのようなものですか？

ということで、今回は「パーキンソンの法則」について説明します。

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この記事のまとめ

1.仕事の量は与えられた時間を満たすまで膨張する

パーキンソンの法則の第一法則として「仕事の量は与えられた時間を満たすまで膨張する」というものがあります。

第一法則は、仕事の量と、時間の関係を示す法則です。

たとえば、仕事の期限を「１か月」と設けられたら、仕事を完了するまで「１か月」かかるというものです。
たとえ、仕事の内容が実際には「１週間程度」で終わる内容だったとしても、

もっといいアイデアはないか
もっと良い方法はないか
もっと工夫はできないか

など、時間ギリギリまで仕事を行ってしまうものです。

また、期限直前になって、急な方向転換をしたり、全く違う方針になったり、ゼロから作りなおすなんてことも起こりえます。

何事にも言えますが、80%程度の完成度であれば、比較的簡単に到達することができます。
しかし、そこから100%の完成度を目指そうとなると、難易度は上がります。

ビジネスの現場では、スピードが命です。
期限が「１ヵ月」と決められた場合には、まずは、自分自身で「１週間後」に「80%」の完成度のものを準備して提出しようとすることが大切です。

自分の中での期限を決めることで、その時間を有効に活用して作業が組めます。
そして、80%の完成度であれば比較的簡単に到達できます。

一度、出来上がったものを提出して、上層部に確認してもらいましょう。

万が一、上層部との認識のズレがあっても、残り３週間あるので、修正する余裕は十分あります。

パーキンソンの法則の第一法則を逆に利用して、ビジネスにおける仕事の効率を上げることができます。

パーキンソンの法則の第一法則として「仕事の量は与えられた時間を満たすまで膨張する」というものがあります。

2.支出額は収入額に達するまで膨張する

パーキンソンの法則の第二法則として「支出額は収入額に達するまで膨張する」というものがあります。

第二法則は、支出と収入の関係を示す法則です。

収入が多くなるにつれて、支出も多くなるというものです。
これは皆さんの経験からわかるかと思います。

人間の性であり、収入が多くなると、ご褒美についつい高価な買い物をしたり、少し高いお店で贅沢をしてしまったりするものです。
また、ある程度まとまった額がたまったら、車をいいものに買い替えたり、より良い物件に引っ越しをするものです。

反対に幼少期を思い出すと、100円程度のお小遣いで、自分の好きな駄菓子を買うだけで嬉しかったものです。
収入が低い状態で、使えるお金の額が小さいと、支出額が小さい買い物をしても満足度は高いものです。

第二法則は、貯金をしたい時に活用できます。

具体的にいうと、「先取り貯金」をするのです。

給料日には、「先取り貯金」であらかじめ一定額を貯金にまわします。
貯金した金額は、生活するものとは全く別に扱います。

そして、残ったお金で実際の家計をやりくりするのです。
そうすると、「給料日にもらった額」ではなく、「給料から先取り貯金を引いた余った額」で生活するようになるため、無理なく貯金ができます。

第二法則における「支出額」は、「給料日にもらった額」ではなく、「給料から先取り貯金を引いた余った額」になるため、自然に支出額が抑えられるようになるからです。

パーキンソンの法則の第二法則として「支出額は収入額に達するまで膨張する」というものがあります。

まとめ

今回は「パーキンソンの法則」について説明しました。

この記事によって「パーキンソンの法則」についてわかり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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