ピルとニキビ

結論ですが

ピルによってニキビを改善する効果が期待できます。

この記事は「ピルとニキビ」に関して知りたい女性向けに書いています。
健康に関するさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「ピルとニキビ」についてわかります。

ニキビに悩まされていますが、ピルで改善しますか?

このような疑問にお答えします。

ピルには、実にさまざまな効果があります。

避妊する効果はもちろんのこと、月経の痛みをやわらげたり、月経の量を減らしたり、月経前の不調を改善する効果などあります。

ピルを使うと、ニキビが改善し、肌の調子が整うという副効用もあります。

ということで、今回は「ピルとニキビ」について説明していきたいとおもいます。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

この記事のまとめ

ピルとは

ピルは、おもに「エストロゲン」と「プロゲステロン」というホルモンの成分を含むくすりのことをいいます。

もともとピルは、避妊を目的とする、妊娠をしないための「OC」(経口避妊薬)として使われていました。

ところが、ピルを使っている人は「月経の痛みが軽くなる」「月経の量が少なくなる」などのさまざまな効果があるということがわかってきました。

さらに、ニキビを改善し、肌の調子が整うという「副効用」もあるのです。

今回はそんな「ピル」と「ニキビ」の関係について説明したいと思います。

ニキビとは

ニキビとは、ニキビ菌(アクネ菌)によって皮膚の皮脂腺に炎症がおこっている状態のことをいいます。

毛穴の出口がつまったり、皮脂が多量に分泌されたりして、ニキビ菌(アクネ菌)が増殖すると、皮脂腺に炎症がおこり「ニキビ」が出来ます。
白いポツポツした「白ニキビ」、そこから毛穴が開いた状態の「黒ニキビ」、炎症をおこして赤くなった「赤ニキビ」などみられます。
おもに、「おでこ」「ほほ」「口まわり」「下あご」などにできやすいです。

月経とニキビ

月経周期によって、ニキビができやすく悪化しやすいです。

とくに、排卵後から月経前にかけて「黄体ホルモン」(プロゲステロン)が増加します。
黄体ホルモンには、皮脂の分泌が増加する作用があるため、皮脂腺の炎症が起こりやすくなり、ニキビが発生しやすくなります。
さらに、月経期に入ると、月経の症状によるストレスから、肌の調子は悪くなっていきます。

加齢とニキビ

加齢によって、「男性ホルモン」の分泌が増えて、「ニキビ」ができやすくなります。

年齢を重ねるごとに、ホルモンバランスは乱れやすく、「男性ホルモン」の分泌が増えてきます。「男性ホルモン」は皮脂の分泌を促す作用があります。
さらに、月経前の「黄体ホルモン」の影響も受けて、いわゆる「大人ニキビ」ができやすい状態となります。

ピルとニキビ

ピルによって、排卵がおさえられ、黄体ホルモンの分泌をおさえられて、ニキビを改善する効果が期待できます。

卵巣の中で育った「卵胞」は排卵すると「黄体」に変わります。
「黄体」から分泌される「黄体ホルモン」による影響で、皮脂の分泌が増加して、皮脂腺の炎症がおこり、ニキビにつながります。
ピルを使うと、「排卵」がおさえられるため、避妊効果が発揮します。そのときに、「卵胞」が「黄体」になるのも防ぐため、「黄体ホルモン」の分泌がおさえられます。
さらに、「男性ホルモン」の過剰な分泌もおさえられるため、ピルの服用によってニキビが改善する効果が期待できます。

まとめ

今回は「ピルとニキビ」について説明しました。

ニキビは思春期に多く、悩まされている人は多いかと思います。
大人になってからも、月経周期の影響で「大人ニキビ」で悩まされている人も実は多いです。

女性にとって、肌の悩みはとても深刻なものです。

ニキビなど肌トラブルでお困りの場合には、一度婦人科も受診して「ピル」の相談をしてみてはいかがでしょうか?

この記事によって「ピルとニキビ」の関係の理解が深まり、一人でも多くの人が健康的に笑顔な日常を過ごすことが出来れば頂ければ幸いです。

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